ミモザ！ミモザ！ミモザ！

ミモザのことが頭を離れない連作です。

黄、鮮やかに頭を染めているものでミモザの花を買おうか迷う

晦日過ぎ商店街を急ぐ足だけども心離れぬミモザ

どんな色が好き？はいつもピンクいろ、緑になった黄色になった

そんなにも好きなら買っちゃいなさい、と空想の母言い訳の儘

ポスターが3月8日はミモザの日などと言うので仕方がないね

わが部屋にミモザを招く想像す美しかれど、はてと、匂いは？

ミモザを食すことを想像す。
小さく丸くふわふわと見える。
でもきっとクリスピーだろ、絶対。
ダンキンドーナツのあれ、あれみたいに。

鳥居志歩