2024年、10の目標

ごきげんよう、鳥居です。

一月二十七日が誕生日なもんで、一月のわたしはいつだってうかれポンチのバースデーガールなわけですが、今年も今年を乗り切るにあたっての目標を立てたいと思います。
昨年までは20の目標にしてたのですが、「さすがに多い……」となっていたところ、お誂え向きに『#今年やりたい10のこと』なんてタグをおすすめしてくれたもので、これに便乗することにしました。

さて、本題です。
今年も10の目標を記事で共有して、みなさまに鳥居の動向を見守っていただきたく存じます。

せまいコミュニティがいいので、今年も有料記事にします。
お年玉、お誕生日プレゼント、投げ銭、これからもがんばれよの気持ちなどでぽちっとしていただけるとうれしいです。
達成率チェックの記事は無料にしますので、気になるけど有料はなあ、という方は一年我慢してくださいね。

それでは、スタート。

①腹筋をきたえる。

腹筋をきたえる！割りたい！
昨年通ったワークショップについての記事でも書いたのですが、これまで柔軟性を中心に自分の身体を近くしてきましたが、じつは自分の身体はもうじゅうぶんなやわらかさを獲得しており、必要なのは筋力なのでは？と気づきました。
整体に行ったとき、「やわらかいばかりでは筋はゆるんでいくばかり、加齢とともに支える筋力が必要になる」と言われたことも大きいです。

「痩せる」ということにはそこまで重きを置いていないのですが、なんにせよ筋肉は必要。人前で話す機会が多いのだから、なおさら。

というわけで、鍛えて、かっちょいい身体を目指してみようと思います。

②お金をためる。

貯金、しなきゃね～。
ありがたいことに、演劇にまつわること、芸能にまつわることでお金をいただける額は少しだけ増えました。
事務所にも所属しているので、完全にフリーランスではないけど、「鳥居だから」任せていただけることも増えました。本当にありがたい限りです。
とはいえ、これ一本でやっていけるわけでもなし。
生活は、自分一人ならまあまあ好きなことして好きなもの食べられるから、よし！
とはいえ、もう30代、そして今年は前厄。

備えあれば憂いなし、とまではいかなくとも、なにかあったときに自分をお助けできるようにしたいです。

③資格を取る。

昨年は「ハラスメントアドバイザー」という資格を取得しました。
演劇界や芸能界にかぎらないことですが、ハラスメント問題と言うのは本当にホットなトピックになっていますね。

資格を取ることで、お仕事に役立てばそれが一番ですが、わたしは勉強することそのものが楽しく、価値のあることだと思っている人間です。
役立てることが目的じゃなく、資格勉強はもはや趣味。

今勉強してみたいなあ、と思っている資格が３つあります。

ひとつは、「保育士」。
もともと教育というジャンルに大学では教員免許を取得しましたし、中学校、民間学童保育での勤務経験があります。
演劇を教える、ということにも興味がありますが、自信をもってそれをするにはまだまだ自分自身の修行も実績も足りていないと感じます。

最近、じぶんのなかで気になっているのが、演劇をみる/やるにあたり、子どもがいる人はそれによってみるにもやるにも制限がかかること。
小劇場で託児サービスがある公演は、まだまだ少ないと思うし、女性俳優が妊娠、出産、子育てをするにあたって俳優業を休止せざるを得なかったり、実質上の引退になってしまうこともある。
ポジティブな例を取れば、最近は稽古場に子どもを連れてきてもよい、としている団体を目にする。

もしかして、演劇と保育に精通した人間が演劇のまわりにいたらめっちゃ助かるひとがいるんじゃないの～？と思った次第。
ハラスメントアドバイザーを取得した動機も、発端はここである。
よりよい演劇界をつくりたい。

ふたつめは、「調理師」。
これは料理が好きだから！せっかく飲食店でも働いているので、せっかくなら「料理を作る」ことに信頼を置いてもらえるひとになりたい。

みっつめは、「社会保険労務士」。
これは難関資格なので、今年いきなり取得できるとは全然思っていない。
ハラスメントアドバイザーの勉強をしてみて、わたしたちの生活が思った以上に法律によって定義され、守られており、また知らないことがたくさんあることを知ることができた。
これをもう少し深めてみたいと思っている。

④スーツを作る。

ふだんわたしはぜーんぜん服装にお金をかけません。
5桁のお洋服は購入対象にならない。

だからこれは「ほんとに？ほんとにやるのか？」という目標なのですが……。

今わたしはスーツを毎日着る生活をしていない、ほぼ衣装で着るのみ。
とはいえ、いや、だからこそいつまでも大学時代や卒業したてのころに購入したスーツじゃ見栄えが悪いなあ……と思うのです。
さきほども言ったように、服装にお金をかけないわたしは、自分に何が似合うのか、何が着たいのかもよくわかっていない。

だからこそ、ちゃんとお店で、スーツを作ってみたい。
やるのか？ほんとうにやるのか……！？

どうぞ今年の鳥居の動向を、お楽しみにしてください。

⑤健康をたもつ。

昨年も、ちゃんと病院に通うことを目標の一つとしたので、それに近いものを。
病院に通うことは続けつつ、日々の生活の中でもほどよくいい加減に生活しつつ、体にいい選択肢を選べたら。

⑥ゆーぐれなゆーりんちーのジャボタイとヘッドドレスを買う。

「ゆーぐれなゆーりんちー」とは、2022年にサイコシス『G線上のアリア』で共演して以来なかよしになった嬉野ゆうさん（旧・乃々雅ゆうさん）と千草ちゆさんによるユニットです。
アクセサリーを作ったり、写真や動画を作ったり、漫才をしたりお茶を点てたりするゆかいな人たちです。

おふたりには3月に出演します『衣裳箪笥のアリス』でもおおいにお世話になりますし、嬉野さんとは7月のサイコシス群論序説『ALICE IN WONDERLAND-不思議の國のアリス-』でも共演しますね。

おふたりの作るハンドメイド服飾作品、とってもかわいいんですよ～。
『衣裳箪笥のアリス』出演にあたり、おふたりの作品やロリィタに触れるにつれ、ふりふりのきらきらの品物を、わたしも生活に取り入れたくなってしまい……

好きだと感じたコンテンツには（とくにこうした手作りのものについては）課金したい、オタクマインド。

⑦月に一冊は本を読む。

本を読む！それに尽きる！

世の中に生きる人の平均よりは本を読んでるほうだと思うのですが、かなり波があるんですね。
ぼーっとしてたら一冊も読めない月がざらにある。
逆に、何冊も読める月もある。

読んだ本はインスタでなるべく記録しているので、平均ではなくちゃあんと月に一冊以上のペースで、読みかけを何冊も抱えず一つの本を最後まで読めたら。
というかすでに今月がもう終わるので、なにかを読み切らないとやばい。ひええ。

⑧演技レッスンに参加する。

これも継続目標ですね。
ひとりでうんうん悩む時間も大事だと思うのですが、ちゃんと第三者の目でみてもらえる、稽古や本番以外の場に積極的に参加したい。

すでに1月のうちに、参加したことのない制作会社のワークショップにも参加しているので、いったんはクリア。
そこはあまり自分にとって相性が良くなさそうだったので、また別の素敵な場所を探す。
自分にとってのハズレを引くことも、また学びということで。うん。

⑨Xのフォロワーを500人以上にする。

先日お知らせしたとおり、X（旧・Twitter）のアカウントが使えなくなり、新しくしました！
フォロワー1500人を目指してがんばっていたさなかに……非常に残念です。

「数にこだわる」ってとっても大事なことですが、とっても自分の精神を追い詰めることでもありまして。
これまで俳優業をやってきて、「〇本作品に出よう」「〇人お客様を呼ぼう」「〇万円売り上げよう」と目標を立てて努力した経験も何度もあります。
舞台はお客様からお金をいただくことで成り立つものであり、映像のお仕事も企業からお金をいただくことで成立します。
「たくさんの方に見てもらい、お金をいただくこと」は今も大事な目標、けれど昨年くらいからは「見てもらった方に、満足していただく」ことのほうをより大切に考えています。（今まで考えてなかったわけじゃないよ！）

とはいえ！
フォロワーさんの数が3分の1以下になってしまい、かなり苦境に立っているのも事実です。
お知らせが届く人の数が減ってるわけですからね。
わたしのことを知らない方が、わたしのことを見たときに、「人気のない人なんだ」と見えてしまうことも、とてももったいない。

SNSをリセットしたこともポジティブに捉え、また新たに人とのご縁を繋げていけたらと思います。
まずは500人を目標に。

よいかたちで、たくさん目につくことができますように！

⑩むずかしい選択肢を選ぶ。

わたしは一度、精神をぶっこわしてしまった経験のある人間なんですね～。
以来、自分の精神的な限界にとても慎重になっています。

俳優をしていると（たぶんどんなお仕事でもそうでしょうが）自分の能力を超えて頑張らねばならないときがたくさんあります。
そうしたときに、安全策を選べるようになってきたことは、自分の立派な成長であると自負しています。
自分の生真面目さを自覚し、ちょっとずつ、他人のことも自分のことも赦せるようになってきました。

そんな成長をしてきた自分だからこそ、歳を重ねた今だからこそ、「もう少しだけ、むずかしい選択肢を選ぶ」努力をしてみてもいいのではないか、と思ったのです。

これまでもたくさんの挑戦をしてきましたが、「ああこれは、ここで頑張りすぎたらパンクするなあ」というラインが見えたので、息抜きをしてがんばる、乗り切るというやりかたが分かってきました。
周りの人に頼る、というのが、かなり適切な対処法だった！ばばーん！
いや、当たり前なんですけどね、「ちょっと限界かもです！助けてください！」と言えるようになったこと、言える人の見つけ方がわかったこと、すばらしき成長です。

俳優を続けるために、挑戦を続けます。
俳優に限らず、生きていくためにはつねに挑戦が必要。

「むずかしい選択肢を選ぶ。」を胸に、成長してゆきますので、よろしくお願いします。

というわけで、10の目標は以上！
これらを胸に、がんばってみて、来年にまた振り返ってみようと思います。

ありがたいことに、今年の目標もすでにいくつか決まっています。
しっかり取り組みますので、見守っていてね。

では、またね！

鳥居志歩