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なるべく明るい乳がん日記6体験談は良き相談相手

〜前回のあらすじ〜
乳がんになったことを親に話し、親戚にも連絡してもらうよう頼んだ。
血縁者のがん情報は共有しておく方が良いと私は思う。
特に私の姪、従姉妹には知っておいて欲しい。
知っていれば積極的に検診を受ける理由になるし、備えてもらえるから。

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実は10年以上前から骨髄バンクにドナー登録していた。
私と適合する人は元気だったようで一度も出番はなかったけれど、登録しておいて良かったと思う。
年齢的にあと4年提供することはできたけど、乳がんになったことで条件をクリアできなくなったので残念だけど登録を取り消した。

献血も、がんが治癒して5年経過していないとできない。
そう思うと、提供できる状態って本当に貴重だったんだと思う。
比重軽かったりで結局数回しかできなかったけど。

2月末、病院から入院説明日決定の連絡を貰う。
3月上旬、西加奈子さんの新刊発売のニュースを見て衝撃を受ける。
え?西さんも!?しかもカナダで!?
『くもをさがす』発売を心待ちにした。
発売される頃には私の手術も終わっている。


全摘するか温存か、毎日ずっと考える。
お風呂に入り、胸を見る。


体験談が知りたくて本を何冊か買って読んだ。
ちなみに電子より紙が好きだ。

最初に買ったのがこの本。折に触れて何度も読んだ。
この一冊で大体どんなことがこれから起こるのか、心構えができる。
心構えがあるかないかで全然違うのだ。
明るく読みやすく、ページを開けばいつも元気に前向きに励ましてくれる、良い先輩となってくれる本。

調べるほどに人それぞれな乳がん。
なので、100人の体験記を買い求めた。
著者の豊増さんは多分体型も近そうなのでその点も参考になった。
文体もサバサバしてて読みやすい。


サバサバして読みやすいといえば、WEB連載されている(今は不定期連載)『ケビ子の乳がん・ニューライフ』
ケビ子さんの一文に激しく同意するので勝手ながら引用させていただく。

乳がんはあくまでもケビ子の歴史の1ページであり、そうあってほしい。病気を境におしゃれをするのが好きな自分やユーモアを愛する自分がいなくなるわけではない

第38回 「乳がんを誰にどこまで伝えるか(前編)」

まさにおっしゃる通り。
これ以上言いたいことはないので今回はここまで。

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