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君はなぜそうなったんだい?

おはようございます!火華々火です、ヒバっちです。

寒い!!寒い!!!
もうね、自分の体温が上がりすぎて
外気自体はそんな変わってないんじゃないかって
変なこと考えるくらい、寒いっ!!(自然に対して温厚な考え方のヒバです。)


君はなぜ「そう」なったんだい?



これは昨夜のことです。

私はなぜか悲しくなりました。

彼と出会ったのは昨夜、私の住む田舎の土地が少し
静かになる頃です。

外でスマホを触るとほんの数秒で
手がカチコチになる様な夜に散歩に出かけました。

車通りの多い所を歩くと。

「自然はこんなにも静かなのに、人はなんて騒がしいんだろう」そんな風に思い

車と路面が作る騒音とまでは言わない人工音に嫌気がさしたので公園へ。静かさを求めて歩きました。

私は誰もいない開けた公園が好きです。
独占欲が強いからか、独り占めしている気分に酔えるからかな?

「上を向いて歩こう」を鼻歌で歌いながら
それなりに広い、いやそんな広くない公園の外周を
タラタラ歩いていた時に「」と出会いました。

「こんばんは」

私の挨拶に、彼は突然話しかけてくんなよっみたいな不審者でもみる様な表情を浮かべていました。
(挨拶は大事だろ!!!)

彼に話しかけたのは、彼が目に止まったから。

私と同じ様にひとりで公園に立つ、彼に話しかけたくなった。
いや、本当は彼はひとりじゃなかったのかもしれない。でも、わたしには独りに見えました。

背丈が低かったから、私よりも幼く見えた彼は
本当は私なんかよりも歳上でとても落ち着いていました。

挨拶の後、なにを話し掛けたらいいのか分からず
私が目を引いたその理由を藪から棒に尋ねるのも
なんかちげぇと思ったので少しの沈黙。

でも、聞いてみた。


あなたはなんで
そうなってしまったの?


失礼だったろうか。彼の外見に関する質問だった。
彼は何も言ってはくれませんでした。

私の憶測に過ぎないが、彼はそうなりたくて
そうなった訳ではないのだと、自分の意思でそれを選んだのではないのだと、私は勝手ながら思っていました。

だからだろうか。
哀れみの意味の悲しみを抱いてしまった。








周りの木々とは違い、光を反射させる葉や枝が無いからだろうか。周りの木々より影をより濃く落としているからだろうか。


私は彼が独り、悲しくたたずんでいる様に見えて、ひとり悲しく、、いや、ふたりだろうか?
いや、一人悲しくなりました。

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