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鳥爺寺子屋「愛鳥さんの迷子について(前半)」

いつもありがとうございます。鳥爺です。

10年くらい前になりますが、「愛鳥さんが屋外に飛び出さない対策は?」というテーマでアンケートをお願いしたことがありました。
当時なぜこのようなアンケートをお願いしたかというと、一羽でも多くの鳥さんを迷子にさせないためです。
啓発活動の中で「迷子にさせない」ための注意喚起をしていても、その数はいっこうに減らず、もしろ増えているように感じました。ご存知の通り、鳥さんが屋外に飛び出してしまったら迷子になります。
飼い主さんが必死で探しても、見つかるケースはかなり少ないようです。
また警察等に迷子の届けをしたり、張り紙やインターネットの迷子掲示板を活用しても、鳥さんが帰ってくる確率は低いのが現状です。
鳥たちは頭がいいので、レース鳩のように訓練すれば戻ってくると思いますが、初めて屋外に飛んでしまったら、自分がどこにいるかもわからないし、当然自分のお家などわかりません。
愛鳥家の皆さんのほとんどが絶対に屋外に飛び出さない工夫をされていると思いますが、なぜか毎日のようにネット上に鳥さんの捜索願いが掲載されるのはどうしてでしょか?
約10年前のアンケート調査ですが、現在と通じることがたくさんありますので、お伝えしたいと思います。

アンケートの結果は数字で表すより、実際にいくつかの例を私のほうでアレンジさせていただきました。掲載に際して個人や鳥さんを特定されるようなことはありません。

そもそも迷子になった鳥さんの飼い主さんは、屋外に飛び出さないように気をつけていらしたと思います。
ということは何らかのアクシデントがあって、屋外に飛び出してしまったと思われます。
ではどんなアクシデントがあったのでしょうか。

●洗濯物を室内に入れようとしてベランダに出たとき、鳥さんが肩に止まっていることをうっかり忘れてしまっていた。洗濯物を取り込むときに驚いて、そのまま外に飛んで行ってしまった。

●宅配便が届いたとき、鳥さんが肩に止まったまま応対に出てしまった。宅配便の人を見て驚き、ドアから飛び出してしまった。

たしかに小さな鳥さんだと、肩に止まっているという実感がないときがありますね。
では、どんな対策が寄せられたでしょうか。整理できた分だけですがご紹介させていただきます。

・鳥さんを出すときは窓、ドアは絶対開けない
・放鳥時間を決める
・宅配便が来る時間以降に放鳥する
・チャイムや家族に呼ばれて出入口を開けない
・窓に網戸とレースのカーテン、ドアには暖簾
・レースのカーテンは絶対開けない
・ベランダを網で覆う
・窓やドアを開けるときは必ず鳥さんをケージに入れる
・ケージを開ける鳥さんもいるので、ナスカンや施錠をする

いかがでしょうか?
大事なことはこれらのことをきちんと守られているかということです。頭で思っていても、つい忘れていたり、いつものことだから大丈夫と思っていたりしていませんか?
アクシデントはそんな気持ちの隙間に忍び込んできます。
鳥さんのケージや窓、ドアの近くに以上の張り紙などをして、常に注意を喚起しましょうね。
このテーマ続きます。

(後半つづく)

今日も素晴らしい一日になりますように ♪ (^o^)/

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