(4)鳥爺DJ奮闘記「熱狂させる力」
いつもありがとうございます。鳥爺です。
お店に入るのは初めてではないので案内は必要はありません。でも2人の女性が「付いてきて」と言われれば従うしかありませんでした。年上の女性と言っても20歳そこそこの若い女性です。名前はキミコ(仮名)。若い方の女性はカオル(仮名)と自己紹介してくれました。
店内に入ると以前入った時と違い、ダンスホールには20人前後の若者が夢中で踊っていました。ダンスホール以外の席にはほとんど人が座っていないので、ほぼ全員が踊っている感じです。
これが閉店間際の賑わいなのでしょうか!?
私には音、いや音楽がうるさいだけですが、、、。
カオルが「私の好きな曲っ!」といって、キミコの手を引っぱりました。キミコは私に「ここで待ってて」と言って、ホールに駆け出していきました。二人ともとびっきりの笑顔で踊っています。よっぽどディスコダンスが好きなんでしょうね。
私にはわかりませんが、踊っている若者を見るとほんとうに楽しそうです。このうるさい音、いや、ディスコ音楽に若者をがあることは間違いありません。
しばらくすると、DJが「最後の曲です」とアナウンスがありました。直後にほぼ全員の若者が歓声を上げ、踊りのテンションも上がってきました。皆が待ち望んでいた曲なのかもしれません。踊りも最高潮を迎え、そしてあっけなく音楽が終了しました。
大音量から静寂へ。
静かなBGMが流れる中、キミコとカオルが汗びっしょりで戻ってきました。とても素敵な笑顔をしています。玄関前で男達に怒鳴った同じ人物とは思えません(笑)。
「踊ればよかったのに!?」とカオルが聞いてきました。
「まあ、踊ったことないので」と私。
「ぜったい楽しいから」と返されました。
「そうみたいだね」と私。
そんな話をしているとき、キミコが「左を見て、見て」と言いながら私に目配せをしました。そこはカウンターでした。カウンターには2人のスタッフ(黒服)がいましたが、目配せした理由がわかりません。
「よ~く見て」と、もう一度彼女に促されて見ると、たしかによ~く見ると、信じられない光景がそこに広がっていたのです。
(つづく)
今日も素敵な一日になりますように(^o^)/
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