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高校入試 英語(4) 【英文法-その2-】

夏休み企画・英語編、今日は英文法の2です。
英語長文問題と一緒に出ることの多い、「不定詞の3つの用法」、「現在完了形の4つの用法」、「特別な文型をつくる動詞2種類」、「前置詞の用法」についてまとめてみました。

不定詞の用法(不定詞とは、動詞(~する)にある意味をつけ加えるものである)

名詞用法(「~する」を「~すること」と名詞にかえる)
like to…(~することが好きだ)
want to…(~したい),begin to…(~し始める), try to…(~しようとする)は、「すること」とは訳さない名詞的用法
It is…(for…)to… (~が~することは~だ)も名詞的用法

形容詞用法(「~する」が「~するための」にかわり、名詞を修飾するから「形容詞的」用法)
a book to read(読むための本),a house to live in(住むための家)
something to eat(なにか食べるもの),something to drink(なにか飲むもの)は、「するための」とは訳さない形容詞的用法

副詞用法(「~する」が「~するために」にかわり、動詞を修飾するから副詞的用法、「~して」と感情をあらわす形容詞を修飾するから副詞的用法)
(1)動詞を修飾(~するために)
…go(went),come(came)…to… (~するために行く(来る))
(2)形容詞を修飾(~して)
感情をあらわす形容詞 glad,happy,sad,surprised…+to… は、~してうれしい(幸せだ・悲しい・驚いた)となる「感情の理由」を表す副詞的用法

現在完了形(have+過去分詞)の4つの用法

継続(ずっと~している) since,for,How longとともに用いることが多い
How long have you lived in Japan? I have lived in Japan for two years.

経験(~したことがある) ever,neverとともに用いることが多い
Have you ever been to Osaka? I have never been to Osaka.

完了(~したところだ)  just,already,yetとともに用いることが多い
He has just finished his homework. He has not finished his homework yet.

結果(~してしまった)  have gone(行ってしまった(今ここにはいない)),have lost(なくしてしまった),have broken(こわれてしまった)の3つが代表例

特別な文型をつくる動詞

(1)目的語を2つとる動詞

動詞の後、「~に」、「~を」の順に2つの目的語がおかれる
give(与える), show(見せる), tell(話す), teach(教える) (make(作ってあげる), buy(買ってあげる))など、限られた動詞だけである

「~を」を前に、「~に」を後にできるが、このときは「~を」と「~に」の間にtoを入れる
彼女に人形を与える・・・give her a doll = give a doll to her 
私にあなたの本を見せる・・・show me your book=show your book to me
彼にその話を話す・・・tell him the story =tell the story to him

make(作ってあげる), buy(買ってあげる)の2語は、toではなく、「~を」と「~に」の間にforを入れる
彼女に人形を作る・・・make her a doll = make a doll for her

(2)目的語と目的補語をとる動詞

動詞の後、「~を」、「~と(~に)」の順に目的語と補語がおかれる
call(~を~と呼ぶ), name(~を~と名づける), make(~を~にする)しか、中学校では習わない
…call the dog Pochi (その犬をポチと呼ぶ)
…name the dog Pochi (その犬をポチと名づける)
…make him a doctor (彼を医者にする)

前置詞の用法

(1)をあらわす前置詞

at+時刻・on+日・in+その他
at seven,on Saturday morning,in winter

by(までに)・till(まで(ずっと))

from…to…(~から~まで)、(例外)from morning till night(朝から晩まで)

for(~の間)・during(~の間中)・in(~たって)

before(~の前に)・ after(~の後で)

(2)場所方向をあらわす前置詞

at(~に(狭い場所))・in(~に(広い場所))
at Kashiwara in Osaka

to(~へ)・for(~へ)…leave for,start for

by(~のそばに)・near(~の近くに)

between((2つの)間に)・among((3つ以上の)間に)

above(~の上方に)・over(~のま上に)・below(~の下方に)・under(~のま下に)

across(~を横切って)・along(~に沿って)・through(~を通って)

on((接触して)~の上に)
There is a picture on the wall.

(3)その他の注意すべき用法

by(~で by bus…交通機関)・with(~で with the knife…道具)・in(~で in English…言語)

with(~を持った、~を伴った)
a girl with long hair(長い髪の少女),with a smile(微笑んで)

as(~として)
famous as a singer(歌手として有名)

for(~を求めて、~のために)
for help(助けを求めて),buy(make)+for…(…に~を買って(つくって)上げる)

in(~を着て)
a girl in a white dress(白い衣装を着た少女)

on→on television(テレビで),on foot(歩いて),a book on music(音楽についての本)

without(~なしで)

俊英塾代表。「塾学(じゅくがく)」「学道(がくどう)」の追究がライフワーク。隔月刊誌『塾ジャーナル』に「永遠に未完の塾学」を執筆中。関西私塾教育連盟理事長。