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読書会記録【世界は贈与でできている】 ーー贈与ってなんだろう

2021年2月に開催した、みんなで読んだ「ゆっくり、いそげ」についてと対話の備忘録です。

みんなで読んだ本

『世界は贈与でできている――資本主義の「すきま」を埋める倫理学』
若手哲学者、近内悠太(ちかうち・ゆうた)氏のデビュー作。
資本主義の世界で「お金で買えないもの」「贈与」とは?その役割は?
どうすれば「幸福」に生きられるのか?
出版社 : NewsPicksパブリッシング
発売日 : 2020/3/13
単行本 : 254ページ

本についてざっくりと

「贈与」という概念をいろいろな視点で定義づけしながら、存在を明らかにしてく。感じ。
「テルマエロマエ」や「サピエンス全史」やSFなどの引用も面白いです。

世界は贈与でできている

対話の備忘録

本についてはこんな感想。

・事例が面白かった。でも、贈与の話とどうつながるのかな?
・贈与的な社会があるといいんじゃないのかなって本
・使命感みたいなところまで導くと書いてあるのが面白い。
・気に入った箇所は、与える、与えられる、関係性が生まれる。というところ

引き続き、対話の備忘録
ボランティアの話。「白々しいと感じることがある、時間差の等価交換。」確かにそうだと感じた。
献血は減っている。それは10代の集団献血がなくなったのが原因な気がする。経験すれば大事だってわかる。献血の意義がわかる人はやっている。
受け取る相手が不明瞭という点では、最近、流行っているヘアドネーションも同じでは?

お金を払う交換は必ずしも等価交換ではないと思う。
交換、市場での金銭のやりとり。十分ありがたいと感じることがある。
感動や感謝、知識をお金で表現する人もいるし、お金でしか表現できない時もある。
この本で書かれている「交換」はネガティブに感じる。

この本で伝えたかったこと、著者の想いが気になった。
YouTubeのイメージとのギャップがあってしっくりこないかも。
贈与的な社会があると良いって想いを受け取った。
ギブアンドギブを伝えたいのではと感じた。

まとめ

「シンプルでわかりやすかった派」と「贈与とは?もやっと派」に分かれた感じの読書会でした。
大事なのはそう感じた自分をさらに探求していくことだと思っています。
この読書会も「対話」を軸に置いているので、正解を探すのではなくて、いろいろな視点で自分と対話するきっかけになれば良いなと思っています。
ということをすごく感じた会になりました。

「贈与」についてもっと語りたい!!ということだったので、スピンオフ企画が誕生!
3月25日21時からclubhouseで「贈与」をきっかけにおしゃべりしようと思いますー。
よかったら遊びにきてください♪

「幸せの秘密は純粋贈与にあるかも!?」って思ったので、みんなと話したい!【おしゃべり企画vol.1】
https://www.joinclubhouse.com/event/xq7z6Vpd

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