自分の付加価値を胸張って売れる人間すごいと思う
めちゃくちゃデカいカメムシが出た
息子の溢れかえるゴミ(のように見える玩具の山)を
定期一斉清掃し終わって
振り向いたら奴が居た
でか…
声に出たわ
なんでおんねん!お前!おい!パニック!!!
本当に虫全般が無理すぎて無理
固い虫もやらかい虫も全部無理of無理
とりあえずそのへんのプラ容器を被せ
息子の帰宅を待つか長考してみたものの
まだ午前中やし…残りのひとりタイムをこいつと一緒に…
いや怖い全く安らげん!かと言ってこいつ残して外出も嫌!
手に汗握る死闘の末、勝ちました
どういう勝ち方したかはご想像にお任せします
デカめのカメムシR.I.P
こういうイレギュラーな事件が起こる時を除いて
一人で過ごすのがすごく好きなんです
最上級の一人きりって風呂やん
ちょっと寒いし最近より一層風呂に入りたくて仕方ない
必ず漫画か小説か何か読むもん持って入って
長々と湯に浸かる至福のひととき
しかし風呂の中てやたら色んなこと考えるよなぁ
読んだ本の考察、アニメの続き、明日のご飯、今後の人生
脈絡なくふと思いついたことを無駄に掘り下げて考える
結構好きなんやけどその無駄思考時間
昨晩ふと考えはじめたのは物事の付加価値について
は?やん
今思い返しても、は??思う
突然何を??
いやちゃうねんちゃうねん
これnote書き始めてから色んな人の色んな記事読むやん
みんな凄いなぁて
自分の付加価値に自信を持ってお送りするスタイルやん
私は古着屋に勤めてたことがあるんやけど
それこそ付加価値を売る仕事やったんですよ
服を売るというよりその服の付加価値を売る
例えば1着の古びた小汚いジャージがあるとする
傍目に見ればそれってゴミやねん
けどタグにwest Germanyて書いてたらどうやコレ
80年代までのヴィンテージにしか無い生産地
なんでかゆうたら東西分裂時代のドイツ製てことやん
そこからベルリンの壁に思いを馳せ、東西冷戦
さらに遡り第二次世界大戦、ナチス…タグひとつで様々なことを想起する
西ドイツでこのジャージを着てた人はどんな人?
自分とは生涯交わることのない世界との交差
そこにロマンと、単純にもう生産されることが無いというレア感
そういうものを感じて汚いジャージに数万円を払う
付加価値を買う
ジャージだけじゃないデニムも国産古着も
それぞれに歴史を持っててそこを紐解く職業
まぁ残念ながら勉強熱心じゃなかった私は最低限の知識と
あとはもう、なんか、喋りでなんとかしてたとこあるけどな
人見知りスイッチOFFで仕事になれば誰とでも喋れた
その人がどういう対応してほしいのかを見極めて
ほっといてくれオーラの人には最低限のお手伝いを
店員と喋りたいタイプにはとことん付き合うし
ひたすら肯定してほしい人には気持ちいい言葉を
「それその金額出して買うな買うな。騙されとんぞ。こっちにしとき。」
背伸びしたいキッズには苦言を
「これにはこういう生地が使われているのでこの値段です。」
無理な値切りにはキッパリ説明を
「別にどうしてもそれがいいならいいですけど。UMAかな?ゆうて射殺されても責任負いませんよ。」
クソセンスのマウンティング客は丁寧に諭し
数年間やってこれたのは
必要以上に嘘をつかない喋りやったんかなと
今になると素直にちょっとやるやん思う
そうか、それが私の付加価値やったんか
まぁ今もう接客業もやってないし
なんの付加価値も生み出せん私のような人間でも
こうやってつらつら文章にして許される場所があるの
ありがたいよな
なんかしんみりしてもたし
この曲貼っとこ
なんでカメムシの話からSOFFetに着地したんか謎
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