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マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』コラボ事前知識⑩

発売して2日間経ちましたが、皆さんもう購入されましたか?
どうも、鶏団子鍋と申します。

私はというと散財散財の嵐でございます。コレブ3000円?安いもんですね
なにせ、何が出ても大体どのシーンのカードかわかるというのはとても楽しいものでして!

さて発売はしましたがカードデザインの魅力を語るのは続けていこうかなと思います。
もしかしたらこれからドクター・フーにご興味を持って頂いた方もいるかもしれないですしね!

今回はメインストーリーからちょっとだけ道を外れまして。
私が統率者で早速組んだサイバーマン系列のカードをご紹介して参りましょう!

サイバーマンに関する予備知識は、事前知識③をご覧ください!

サイバーマンは全ての有機体をアップグレード(サイバーマン化)しようとしています。
さぁ、皆さんも統率者デッキをアップグレードしましょう。
これからは鋼鉄の時代です。

迷わずコレブを買え、さもなくばデリートする。

【サイバーへの変換(Cyber conversion)】

アップグレードは無料だ、誰でもできる

まずはまだアップグレードされていない読者諸君のために、こちらの呪文を対象にして差し上げましょう。

こちらは「有機体を全てアップグレードする」というサイバーマンの思想を完璧に表現できているインスタント!

是非とも相手の統率者に向かって「アップグレード」してあげましょう。

フレーバーテキストはアップグレードの過程で感情を取り除く(抑制)することを表しています。
彼らは機械人間になったことを、感情を維持したままでは耐えられないのです。
感情を取り戻すと彼らは自壊してしまいます。

あら、アップグレードを拒む方がいらっしゃる?

【消却(Delete)】

「Delete.(消却する)」

まさか居ないとは思いますが、サイバーマンの思想に沿わないクリーチャーはデリートするしかありませんね!

このソーサリーはアーティファクトでない各クリーチャーと各プレイヤーにX点ダメージを与えます。
各プレイヤーにもダメージが飛ぶところが素晴らしい!

使ったプレイヤーもアップグレードされていないため、サイバーマンからの反撃を受けてしまいます。
不器用で融通が利かない、彼ららしいソーサリーですね。

【サイバーシップ(CyberShip)】

サイバーマンの宇宙船、サイバーシップ

このサイバーマンの宇宙船、サイバーシップは新ドラマシリーズでも何度か登場します。
宇宙船らしく飛行を持ち、サイバーマン2人で搭乗することができます!

やや悠長ですが、サイバーマンの思想らしく戦闘ダメージを与えたプレイヤーのライブラリートップから2枚をサイバーマン化します。

しっかしこの宇宙船、8/8のクソデカボディです。
統率者戦でも8/8にそう何度も殴られるわけにはいかないでしょう。
ロマンあふれる宇宙船ですが使ってみたさがありますね・・・。

【サイバーマット(Cybermat)】

ちょっとだけキモいサイバーマンの斥候役

サイバーマンの斥候として新ドラマシリーズでも登場する「サイバーマット」です!
カードイラストは旧ドラマシリーズのデザインですね、残念ながら私は存じ上げないデザインでした。

作中での活躍同様にサイバーマットは「潜伏」を持っています。
そして攻撃が通った場合、攻撃しているアーティファクトクリーチャーの数ぶんの+X/+0修正を受けます。
数が居ると侮れない戦力になる、なかなか嫌らしいデザインしていますね!

新ドラマシリーズでは有機体っぽい牙も持っています!

【サイバーマン軍団(Cybermen Squadron)】

引くことを知らない、鋼鉄の軍隊!

こちらは「サイバーマン軍団」!
軍団の名に恥じない、大味な能力を持っています!
「あなたがコントロールする伝説でないアーティファクト・クリーチャーは無尽を持つ」

まず出た時点で他のアーティファクト・クリーチャーが無尽を持って攻撃することができます。

雑に増やして強いクリーチャーたち。
今回のダーレクのドローンも良いね!

そして召喚酔いが解ければ、これも「伝説ではない」クリーチャーであるため、5/5ボディが無尽を持って攻撃に参加することができます!

無尽で出たクリーチャーは相手が何であっても恐れずに突っ込んでいきます。
サイバーマンの無機質さを表した、まさにピッタリな能力でしょう!

【サイバーマンの巡回兵】

通常枠とショーケース枠でデザインが違う!

「サイバーマンの巡回兵」ですが特にこれだ!という作中シーンは思い当たりません。

アーティファクトクリーチャーに加虐3を与えるという器用な能力を持っています!
ブロックしようがしまいがダメージを与えますが真髄はこれが並んだとき。
2体の時点で加虐6となり、2体ブロックしようものなら12点のライフルーズになります。す、すげぇ

でも特筆すべきはイラスト!
通常枠は旧ドラマシリーズのサイバーマン、ショーケース枠は新ドラマシリーズに入ってからのサイバーマンが意識されたデザインとなっています。

サイバーマンは登場するシリーズによって大きくデザインが異なります。
お好きなサイバーマンを使ってね!という公式からの強い意志を感じます!

ちなみに私はどっちのデザインも好き。
是非ともサージホイルが欲しいですね…。

【精神石(Mind Stone)】

有機体要素を排除した純粋なAI、ハンドルズ

こちらは新規ではありませんし、サイバーマンともあまり関係が無いのですがハンドルズがイラストに描かれた「精神石」!

ハンドルズは11代目ドクターのエピソードであるシーズン7クリスマススペシャル「ドクターの時」で登場するサイバーマンの頭です。

11代目から12代目への入れ替わりであるこのエピソードで、ハンドルズは11代目ドクターと数百年の時を共にします。
長い時を過ごしてハンドルズは良き友になりました。

この回も面白いですよ、続きは配信サイトで!

【サイバーコントローラー(Cyber Controller )】

「鋼鉄の時代が来た、私がその生みの親だ」

そして伝説のサイバーマンの1枚目!「サイバーコントローラー」です。
サイバーコントローラーは10代目のエピソード、シーズン2第6話「鋼鉄の時代」で登場した特殊個体のサイバーマンです。

元になった人間は、パラレルワールドのイギリスでサイバス工業を営む「ジョン・ルーミック」という男性です。
彼は死による恐怖から、サイバーマンによる時代を築こうとしました。
最後の時が来るまで自分のアップグレードはしない予定でしたが、不測の事態によりサイバーマンに「アップグレード」されてしまいました。

彼はサイバス工業の社長という立場を引き継いでか、サイバーマンの頂点に立つサイバーコントローラーという特殊個体になりました。

さて、カードの能力を一つ目から見ていきましょう。
「戦場に出た時、各対戦相手はライブラリーをX枚切削する。切削した中からクリーチャーカードを裏向きのサイバーマンとして自分の戦場に出す。」

流石サイバス工業の社長といったところ、Xマナが中途半端な数だと作中同様に相手の反撃を許してしまう数のサイバーマンしか出てきません。
但し、これの真価は統率者領域に無限マナの注ぎ先があるということ。
作中では野望を挫かれたサイバーコントローラーですが、無限枚の切削をすることで「鋼鉄の時代」を戦場に築くことができるでしょう!

2つ目はサイバーマンを先導する役割を体現した
「これでない全てのアーティファクトクリーチャーは+1/+1修正を受ける」

雑に小粒のアーティファクトクリーチャーを並べていても、ロード能力で十分な戦力へと変わります。
まさに、リーダーらしい能力と言えますね!

是非とも、彼が作中で成しえなかった野望を統率者で叶えてあげましょう!
こちらもカードデザインが素晴らしいと思います!

【孤高のサイバーマン、アシャド(Ashad, the Lone Cyberman)】

サイバーマンらしく無いが、間違いなくサイバーマン

アシャドは13代目ドクターのエピソード、シーズン12第8話「フランケンシュタインが生まれた夜」で登場するサイバーマンです。

錆びた鉄の体に、人間の体が露出した不気味な見た目をしています。
彼は人間らしさを多く残した狡猾なサイバーマンです!

人間だった頃の彼は、田舎に住む妻と養子の子を持つ善良な男性でした。
彼はサイバーマンへのアップグレードに適合しなかったため、中途半端な改造を施されてしまいました。

彼の能力を見ていきましょう!
「各ターン、伝説でないアーティファクト呪文は犠牲2を持つ」
彼は感情を持つゆえに、サイバーマン種族のために何をすべきか熟考しています。
成し遂げるためなら、仲間の犠牲は問わないでしょう!
犠牲2はサイバーマンの2/2ボディを丁度使えるサイズ、そして必要であれば彼は自分を犠牲コストにすることができます。
う~ん、ナイスデザイン。

もう一つは「これでないクリーチャーを生贄にするたび、+1/+1カウンターをこれに一つ置く」
野望に近づくほど、強くなる。これは作中同様ですね!

カード性能としてはちょっと使いにくいような、でも使いやすいような。
難しいですがグリクシスカラーなのでサイバーマン系カードと合わせて使いたいところですね。

しかし彼の「サイバーマン復興」の野望は悲劇にも誰かに利用されてしまう。
それは・・・

【ギャリフレイの終焉、マスター(The Master, Gallifrey's End)】

サイバーマンを生成する能力じゃないんか~い!

そうです。毎度おなじみ、マスターです。
この時のマスターはサッシャ・ダーワンが演じています。

13代目ドクターの時に登場したこのマスターは、アシャドがサイバーマン復興のために使おうとした技術を利用して故郷「ギャリフレイ」に活用しました。

背景にも描かれていますが、タイムロードのサイバーマンを造っちゃいました!
なんてこったい。

このカードのメカニズム、最悪の2択はこんな感じ
「あなたがコントロールしているトークンでないアーティファクト・クリーチャーが死亡するたび、ライフが最多な対戦相手は以下から選ぶ。
①ライフを4点失う
②死亡したクリーチャーのコピーを生成する」

タイムロードの傲慢を責めるマスター、ライフルーズはそれを表しているのでしょう。
もう一つは、傲慢を認めない場合サイバーマンとして何度でもタイムロードを蘇らせる表現!

ここらへんのエピソードはちょっとわかりにくいんですよね。。。
時間がある方は、がっつり視聴してみるのが良いかもしれません!

一旦ここまで!

さて、サイバーマン関連は結構カードがありますね!
「ミッシー」もそうですし、「天国での死」もサイバーマンを生成します。

フレーバー重視のコマンダーデッキも面白いかもしれませんね。

少しでもお楽しみ頂けたら良かったです。
それではまた今度。

※本記事は以下より画像引用しています。
「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」
https://mtg-jp.com/ カードイメージギャラリー
「BBC:TV DOCTOR WHO」
https://www.doctorwho.tv/ 配信ドラマより

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