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いち高校教師が、妻に苗字で呼び捨てされた結果、こんまりプロデューサーとの仕事が始まった話

現在、私はプロデューサーの川原卓巳さんと一緒にお仕事をしています。ご縁があって、卓巳さんのプロデュース会社でご一緒することになりました。

このnoteでは、卓巳さんとの仕事をするまでの経緯を振り返ってまとめました。いち高校教師が独立し、自分がやりたいと思えることを仕事にするまでのストーリーです。

いま、キャリアについて悩む方の参考になればと思い、まとめました。長くなりましたが、よろしければ最後までご覧ください。


仕事の進め方としては、週1回の社内ミーティングがあり、あとは任されたプロジェクトをチームで進めています。進捗状況は社内に逐一報告・共有しています。

現在関わっているプロジェクトには以下のようなものがあります。

1.川原卓巳プロデュースの学校
2.自分らしいビジネスの教習所という講座の企画・運営

・ロゴ作成
・ホームページ作成
・講座内容の設計
・講座実施
・特典の制作
・修了証などのフィジカルなものの制作
・次回募集に向けてのプロモーション戦略の立案
・次回講座の内容検討

これらのプロジェクトは、いずれもブランドづくりに関連しています。日々、任されたプロジェクトに取り組んでいます。

元はただの高校教師

マーケターとして、卓巳さんとの仕事以外にも、フリーランスで受けている仕事や顧問として関わらせていただいているものもあり、めちゃくちゃ楽しく仕事をさせていただいています。

もともと私は、高校教師でした。そこから突然独立したので、ビジネスやマーケティングについてはまったくの素人でした。

日常では、目の前の中学生や高校生に英語を教えることしか考えていませんでした。そんな私からすると、今の状況は大転換です。

それでも、気づけばこのような場所に立たせていただいているのは、本当にありがたいことだと感じています。

信念を大切にしたくて独立

私が高校教師から独立した理由は、一言で言うと、自分が大切にしている信念を教師という立場では大切にしきれなかったからです。

今から5年以上前の話ですが、私は、覚えて回答したり、決まった正解を出して答えるようなことは、AIが得意とするところだと考えていました。

AIは、与えられた条件から問題を解決するのがめちゃくちゃ得意で、どんどん進化しています。そのような問題を解く能力は、相対的に価値が下がっていくでしょう。

今までは、そのような能力を養い、それができる人材を輩出することが学校の役割でしたが、これからは違うと思います。私は、与えられた条件で正解を出すのではなく、正解がないものにトライしたり、課題自体を提起したりすることに価値が生まれると考えています。

そのような考えのもと、私は授業を進めていました。しかし、受験教育においては、覚えて問題をこなすことが効率的であり、私のような授業は遠回りだと捉えられがちでした。

私は、受験よりも人生を通して価値が上がるものにベットした方がいいと考えていましたが、周囲との考え方の違いから、このままその場所でやっていくことは難しいと感じました。

自分の信念を大切にするためには、まず自分の足で立たなければならないと考え、独立を決意しました。今から5年前のことになります。わたしは31歳でした。

山あり谷ありの独立生活

独立を決意するまでは、自分が独立するなんて全く考えていませんでした。流れるように独立したため、本当に山あり谷ありの連続でした。

最初に考えたのは、英語を教えることでした。場所に縛られずにオンラインで英語を教えられたらいいなと思い、オンラインでの集客や販売について勉強しました。

ダイレクトレスポンスマーケティングと呼ばれる、直接お客さんとつながって自分の商品を販売する手法をオンライン講座で学びました。

学んだことを活かして、実際に英語でお客さんを集めようとしましたが、当時の私はまだ視野が狭く、とにかく多くの人に届けて注目を集めようとしていました。YouTubeで毎日、英語教育のコンテンツを配信しました。ただその時には、12年間向き合ってきた英語教育に対する情熱は冷めてしまっていました。

そんな中、自分のために勉強したウェブ集客・販売の手法が、他の商品やサービスにも役立てられるのではないかと考えるようになりました。良い商品やサービスなのに、売り方ややり方がもったいないものが多くあると感じたのです。

知り合いに提案をさせていただくところからスタートし、最初は未熟でしたが、徐々に結果が出るようになり、お金を払ってお願いしたいと言われる流れになっていきました。仕事のサイズも徐々に大きくなっていきました。

ただ、一筋縄ではいきませんでした。なかなか結果が出なかったり、予測の10分の1の売り上げしか立たなかったり、契約がストップすることもありました。

一方で、1ヵ月で売り上げが2倍、3ヶ月で5倍、相場より5倍の価格でも売れるようになるパターンもありました。うまくいったりいかなかったり、本当に山あり谷ありという感じでした。

仕事がなくなり、月収ほぼ0円

2022年の暮れ、10月から沖縄で宿泊施設のマネージャーとして働き始めました。小さめの会員制の宿泊施設のマネージャーになったのですが、立ち上げということもあって、あらゆる苦手なこともやらなければならず、ストレスがすごく、大変でした。

私は、苦手なことを無理矢理頑張るのが本当に嫌いです。最初から苦手なことを明確に伝えていて、先方も大丈夫だと言っていたのですが、蓋を開けてみるとそんな状況で、めちゃくちゃしんどかったです。

長期的にやっていくつもりでスタートしたため、それまで行っていたマーケティングの仕事は手放していっていました。

そんな最中、12月20日頃に突然、宿泊施設の仕事をやめてほしいと通達されました。私自身もストレスを感じていて、仕事内容が先方が最初に言っていたことと違ったり、この形では合わないから苦しいと感じていたので、やめること自体は私にとっていい選択になったかなと思います。

ただ、12月20日頃に言われ、12月中に社宅から出て行かなければならないという、大変な状況になりました。仕事が突然なくなり、月収はほぼゼロになりました。以前作ったオンライン講座からちょこちょこと5000円ほど月に入ってくる状態でした。

妻の呼び捨て推薦状がきっかけ

そこから、どうやって収入を作っていこうかと考えた時に、今までやってきたことを整理するために、ポートフォリオを作ってまとめる時間をとりました。何をやっていきたいのかも整理しました。

そんな中、こんまりこと近藤麻理恵さんのプロデューサーである川原卓巳さんが開いているオンラインサロン「プロデューサーズ」にも入っていました。入会の際に、自分がなぜプロデューサーに向いているのかを書く課題があり、その中に身近な人からの推薦状をもらってくる課題もありました。

私は妻に推薦状を書いてもらいました。その推薦状が卓巳さんの印象に残り、最初のZoom会の時にも話しかけてくれました。卓巳さんは一人ひとりの方をよく見ていて、様々な場面で会った方のことを覚えているのですが、妻の推薦状のおかげで私のことが印象に残っていたようでした。

実は、その推薦状の内容は今着ているTシャツの背中にも印刷されています。卓巳さんがTシャツにしたら?と勧めてくれました。素直に実行。その写真を載せておきます。

川原卓巳さんとの仕事がはじまった

卓巳さんとの仕事が始まるまでには少しタイムラグがありました。沖縄で仕事をしている間も、オンラインサロンには入って継続的につながっていました。

その中で、卓巳さんが困り事や、どうしていったら良いかというようなことをつぶやいていた事柄がありました。それに関して、私は僭越ながら、こういう形でやっていくと良いのではないかという提案をしました。

すると、卓巳さんから話したいと声がかかり、個別zoomすることになりました。さらに詳しく企画を詰めてお伝えすると、「一緒にやりたいからやろう」ということになり、仕事がスタートしました。本当にありがたかったです。

自分らしさを磨けば、輝ける場所はある

先に書いたように、私は自分の苦手なことができずに仕事を失いました。しかし、妻のおかげもあり、自分の輝く部分や魅力を理解してくれる人がいたことで、今は自分の得意なことに集中する仕事の仕方ができています。

世の中には、「苦手だと言わずにやれ」という考えもあるでしょう。

実際に、辛抱してやることでできるようになり、楽しくなり、成果が出ていくこともあると思います。なので、何でもかんでも苦手だからシャットアウトしろということではないですが、人には生まれ持った性質や適性があり、苦手でできないことは大いにあると思います。

そこに時間と労力を費やして克服する道もあれば、同じ時間と労力を自分らしさが発揮されることに費やす道もあります。

私は同じ時間を使うのであれば、自分らしさが発揮されることに時間と労力を費やした方が、能力の伸び率も高く、結果的に自分の価値を高めやすく、選ばれやすくなると感じています。

自分の苦手なことを得意とする人と同じ土俵で戦うよりも、自分らしさが生きる場所で、自分の得意分野で戦える方が、自分が輝けるのだと思います。

私は自分の苦手を克服できずに心を痛めていましたが、結果的に自分の得意分野や自分らしさでしか戦えなくなりました。それで戦った結果、自分の輝きを見出してくれる人と一緒に働くことができるようになりました。

また、私は自分らしさを磨くことで輝ける場所があると信じています。嫌なことから逃げるだけではなく、自分らしさが生きることに労力と時間をかけて努力することで、輝ける場所があると強く信じています。

自分らしさを大切に誰かのために仕事をする人を応援したい

私自身の経験から、人が自分を押し殺して無理して苦手なことで生きていくよりも、自分らしさを大切にしながら、誰かのために仕事をしたり、自分らしさを生かそうとする人を心から応援したいと思っています。

私の自分らしさは、価値あるものを持っている人をより輝ける状態にすることを一生懸命考え、戦略や作戦を立てることです。私はそこに人生を費やしていきたいと思います。

それが今、川原卓巳さんとご一緒しているTakumi Inc.としてやっていることです。Takumi Inc. のメンバーと一緒に作っている「自分らしいビジネスの教習所」という講座が、まさにそれを実践している場所です。

そういった活動をしつつ、同時にブランドづくりの仕事も進めています。
私は、価値を磨き、届けている方を応援したいです。私たちの寿命を超えるようなブランドを未来に残していきたいです。

以上が、妻に苗字で呼び捨てされた結果、こんまりプロデューサーの川原卓巳さんと仕事をすることになったというお話でした。

埋もれた価値を、未来に残す道のり、精一杯がんばります! ありがとうございます。