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生成AIを使って漫画を1本描いてみた話

今回は日記的な備忘録です。最後にちょっとだけ技術的なネタも話すけど。
まぁ内容は、タイトルとおりです。

本題に入る前に自己紹介を。私はとりにくです。気が付いたらフリーランスのエンジニアになっていた絵もちょっと描く人です。
漫画を描いた経験は殆どありません。
AI以前だと、クリスタを購入してテンション上がった時の漫画?がありましたがなんかこう、そういう感じです(刀剣乱舞二次創作)

AI以前に描いた漫画

まぁ御覧の通り、ほとんど漫画カラテもお絵描きカラテもないことがわかるでしょう。それはそうとして私の絵かわいいんだが(自分絵大好き)

そして画像生成移行、私が画像生成AIを使って描いた漫画が以下になります。

画像生成AIを使って描いた漫画

上記をSNSに投稿した反応は主に同好の士(ケモナー)による「わかるそれな」という声や「AI漫画ってなんか読みにくくね?」的な反応でした。
前者はともかくとして(握手)、後者に関しては私も『確かに私の漫画、読みにくいな・・・』とは思っていたのですが、直し方がわからず放置していました。
数か月がたち、私は再びAI漫画を描こうとチャレンジし爆散しました。
その残骸がこちらです(内容は筋肉女×女の百合です)

再び画像生成AIを使おうとして全く使い道がなくて心折れた漫画

続きはあと3ページあるのですが、続きはシモネタと私の性癖が入っているので恥ずかしいので伏せます。
こちらフォロワーさんに有償で私の書いた雑ネームを修正してもらった上で描いた漫画なのですが描いてるうちに、
『全くAI使ってねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』という事実(意図を伝えようとすると手書きの方が早い)に気付いた&シモネタを描くのに作者である私が照れてしまった(実は今回の漫画もかなり照れました)&単純に何ページも漫画描くのしんどい!!!!!!!!というシンプルな理由でエタりました。
いっぱいヒアリングしてくれて、私のくそ雑ネームを素晴らしいネームに改良してくださったのにごめんよケロリビドーさん・・・。

まぁ一番大きかったのはAIの活用どころが思いつかなくて、モチベが空中分解したことでした。
なので今回はモチベが保つように1P漫画にして、その上で漫画のAI活用のワークフローを探ることにしました。

その結果がこちらになります。

ようやくAIを取り入れた上で描き上げた漫画

AIの使いどころ

①お手本を描かせる

これが一番強かったです。ようは自分向け参考資料をオーダーメイドできる感じ。そのままトレスしてもいい感じの絵にはならないので、複数枚出力して、それらから気に入ったパーツを観察し、模写やトレスをして、自分絵に落とし込みます。

まぁコレ。使っている機能は所謂Image2imageで生成AI黎明期からある機能なんだけどね。(つまり技術的には何も真新しいことをしていない。

次にこちら。

②陰影を描かせる

自作ソフトの線画から疑似3D画像を出力するアプリ『Line2Normalmap』&それをライティングするアプリ『NormalmapLighting』を使いました(宣伝)

これはね。漫画描いてるうちに気付いたんですよね。「私の絵にリアルな3Dチックの陰影いらねぇな」って。
本当はね。この記事、自分の作った各種フリーソフトの紹介記事にしたかったんですよ。
とりにく製AIフリーソフトを使えばだれでも簡単に漫画描けるぞい!!!!!(※効果には個人差があります)』って。
でもね。私の作ったアプリ、ほとんど使わなかったし、使えなかった。
無理やり、ガチムチ半裸ドラゴンの筋肉に利用しましたが、まぁその、私の絵柄ってリアルな陰影と相性わるくて、うん、うん・・・やめとっこか。この話。

最後にこちら。

③線画に入り抜きを付ける

これはね。AIの線画学習を試行錯誤している間の待ち時間が暇で、暇つぶしに普通にペン入れしてたら完成しちゃったという話なの。ははっウケる。

私、AIアプリ開発者なのに、なんか全然、AIを活かせてないな・・・

どうしてこうなった(考察)

私なりに考察してみました。

的を得ていると思ったフォロワの言葉

やめろよ。そういう本質情報は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ようはプログラミングでいう所の、仕様設計や要件定義がそもそもまともにできていない状態でAIに雑にコード書かせようとしているようなもんなんですね。
あっこの例え、エンジニアとしての私にささるn

リアルタイム報告

そしてこの記事を書いてる最中に今、絵がめちゃくちゃ上手い匿名有志のフォロワから頂いたデータセットの線画LoRAモデルが完成しました。

なんで漫画を描き上げた後にやりたかったことができるようになるかなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人生なんてそんなもんです。つらい。

ただ線画学習が全然うまくいかなかったのに、突然うまくいった理由は明らかに『匿名有志(クソウマ)の線画データセット』でした。世界の真実をやめろよ。

結論

我々エンジニアも10年後に同じ形態の仕事が残っているかはわかりません。ですが、世界に好奇心を持ち続け、貪欲に学び続ければ多分、その経験は知識は培った人脈は、絶対に人生を豊かにしてくれるでしょう。
きれいごとじゃなくて思うんですよね。

それはそうとしてガチムチAIイケオークに養われてぇ~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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