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【無料公開】Diary #040 〜 Chapter 1: 一緒に考えて!

はじめに


トーチリレーは創業時から、悩み相談に乗る面談“トーチング”をずっと行っています。

その面談で、お客様の悩みの中からどのように問題設定をしたか、といったことや、心に火を灯すための具体的な方法論を、文字に起こして、有料配信しているのが「トーチング日記」です。

キャリアを考える時や、仕事や家族の人間関係に悩んだ時、チームの中に共通言語を作りたい時に役立つ「トーチング日記」を、これまでに50冊近く発行してきました(日記の一覧はこちらをご覧ください)。

今回はその中から、ITコンサルティング会社に勤務する40代女性Kさんとのやり取りを記録した、トーチング日記Diary#040「キャリア迷子になり、何をどう相談したらいいのか、わからなくなった時に読む日記」をお届けします。

Chapter 2以降は、有料マガジンとして配信いたしますので、こちらのChapter 1をお読みになって、「続きを読みたい!」と思われた方は、ぜひご購読ください!

それでは、Chapter 1をご覧ください。


Chapter 1: 一緒に考えて!


今回のお悩み

(Kさん)
これまで、ITコンサルティング会社で15年ほど働いてきました。その内10年近くは、お客様と、国の官庁との間で行われる、法令変更の交渉を支援する部署で働いていましたが、挑戦してみたい分野があったため、社内異動の希望を出しました。

希望が叶い、サービス企画を担当する部署に異動できたのですが、すぐに妊娠していることがわかり、1年後には育休を取得。復帰はできたものの、その時には所属していた部署がなくなっており、別の部署に配属されました。

しかし、慣れない新たな環境でアウトプットを出せずに、体調にも影響が出て・・・最終的には挫折しました。そして、結局10年働いていた昔の部署に戻ることになりました。

それからは、時短勤務を続けながら、育児とキャリアアップを両立したいと考えて数年働いてきましたが…仕事も満足にできず、新しい仕事は任せてもらえません。今となっては、自分がやりたいことが何なのかがわからなくなってしまいました。また、これまで自分が積んできたキャリアに対し、「本当にこのキャリアでよかったのか?」と疑ってしまう自分がいます。

そもそも「法令変更の交渉支援」という仕事はあまり潰しが効かず、キャリアアップをイメージしにくいところもあり、自分の10年後を想像することができません。このような状態では、たとえ時短を解除しても、今と苦しさは変わらないまま、業務だけが増えることになってしまいそうです・・・。

こんな状況ですので…ぜひ、トーチリレーさんに「登る山」の見つけ方をご相談したいと思って、トーチングに申し込ませていただきました。


「それは自分で考えてください」

(神保)
本日はよろしくお願いします。

(Kさん)
トーチングに当選してから本日までの間に、少しでも前に進んでおいて、神保さんとはより深いお話ができればと思っていたのですが…申し込みをした当時と、あまり状況は変わっていません・・・。

(神保)
なるほど…何か行動はなさってみたのですか?

(Kさん)
はい、自分でも転職先の候補を探してみたり、転職エージェントに相談してみたりしました。

(神保)
ただ、ピンとくるような転職先や、現状を打破するようなヒントは、今のところ得られていないわけですね。

(Kさん)
はい…転職エージェントの方は、私の強みや弱みを分析するツールを用いながら色々と提案はしてくださるのですが、その提案内容をどう解釈して、具体的に何につなげればいいのかがわからないんです。だから、こちらからいくつか質問をさせていただくのですが、転職エージェントの方の多くが、そこでやり取りがストップしてしまうんです。

なんて言うんでしょうか・・・分析ツールを使って、「あなたの強みはこれです。逆に弱みはこれですね」って言われても、、、それはあくまでも「分析ツールを通じてあなたが見た“わたし”がそういう人だ」っていう話なだけですし…。

それに、仮にその分析が正しいのであれば、本当はそれに対して「じゃあどうするべきなのか」まで踏み込んだアドバイスがほしいのですが、「それは自分で考えてください」って言われてしまうのです。

もちろん、自分でも考えるべきだとは思うのですが、一緒に考えてほしいから相談しているのであって…。いずれにせよ、私の転職活動はうまくいっておりません。

(神保)
詳細に近況を教えてくださり、ありがとうございます。

しかし、自己分析ツールですか・・・。転職エージェントの方はそういったものを使って面談をされているのですね。

・・・羨ましいなぁ。。。
#絶対嘘

先にお断りしておきますが、「トーチング」では、そのような便利なツールを使うことはありません。

また、面談前からシナリオがあって、「絶対にKさんをここに落とし込んでやろう」というものでもないですし、お申し込み時にいただいた悩みを見て、「こういう悩みは、パターン化するとだいたいこの3つに分かれるから、2、3個質問したら、だいたいここに落ち着くだろう」みたいな戦略があって話すというものでもないんです。

すべて「アドリブ」って言ったら変なんですが…おそらく、これまでKさんが接してこられた既存の転職エージェントさん達とは、大幅に異なるアプローチになると思います。

たぶん、「これまでのキャリア面談と全然違かったな」と感じる経験を今日なさると思うので、ぜひ面談が終わるタイミングで、どうお感じになったか、教えていただければと思います。
#自らハードルを著しく上げる

(Kさん)
はい!トーチングをずっと楽しみにしていたので、よろしくお願いします。

(神保)
それでは、改めて、今日現在の、最新のKさんの頭の中、お悩み、モヤモヤの状況を、体系立てられていなくて結構ですので、ベチャッと私にぶつけていただけますか?それを基に、魂のこもった対話を通じて、とことんKさんのお悩みに一緒に向き合いたいと思います。

~Chapter 2に続く~

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ITコンサルティング会社に勤務する40代女性Kさんとのやり取りを記録した、「キャリア迷子になり、何をどう相談したらいいのか、わからなくなった時に読む日記」です。

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