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1月31日のリノベーション・くいしん編

先に直也が書いたこの日の記事には「くいしんが起きない」と書いてあるけど、基本的に、本当に起きない人なので、この日、起きなかったということも覚えていない。

1月31日のリノベーション・大川直也編

梅まつりと1月31日のリノベーション@牛乳ビル

この日のことは先にふたりが書いてくれているので、今日はそれについて触れながら書いていきたい。

>しかし、直也が出た直後くらいに目を覚ましたらしく、直也はくいしんを迎えに家に戻った。同じ家にいたはずなのに、携帯上でやり取りする二人がなんだかおかしかった。

デフォルトと言ってもよい展開である。

>直也とくいしんから少し遅れて牛乳ビルへと到着した僕はまずその床に驚いた。直也が智之から譲り受け、必死になって運んだ木材がびっしりと敷き詰めてられていたからだ。

たしかに、床の違いには驚いた。床に木が敷き詰められ、しかもその木にはなぜか釘が刺さっていた。忍者屋敷かと思った。忍者“リノベ”屋敷かと思った。

>くいしんと直也は途中、ホームセンターに買い出しに行ってしまい、僕はiPadでパスピエを大音量で聞きながらひたすら床を削る作業。

パスピエの武道館が決まっており、いつの間にそんなにデカいバンドになったんだと驚いたのはつい最近だ。

>牛乳ビルに到着してすぐ、近所で買ってきたマクドナルドのハンバーガーを食べた。

スーパーとマクドナルドが一緒になっている店舗でハンバーガーを買った。マックのレジのすぐ横に、ガチャガチャなんかが並んでいる。ガチャガチャには見たことないアニメのグッズや変な人形が詰め込まれていて、欲しいものはなかった。

>僕とくいしんはホームセンターに買い出しに行った。

ホームセンターとはもちろん、ビーバートザンである。ビーバートザンは、ガーデニングや日曜大工を好きな人にとって、ちょっとしたディズニーランドみたいなものだ。その手の人にとってキラキラした商品たちが、所狭しと並んでいる。ある世代にとってのヴィレッジヴァンガードが、ある世代にとってはビーバートザンなわけである。

ぼくにとってもビーバートザンは思い出深い場所だ。もう亡くなった祖父が、ぼくがまだ幼い頃によく連れていってくれた。ビーバートザンで道具を買えば、家にある鉢植えや畑を、自由自在に操れるような気分だった。さながらドラえもんの四次元ポケットや、魔法使いが扱う魔法にほど近い質感を、実の祖父と祖父がビーバートザンで揃えた道具たちに感じていたのかもしれない。

そう思うとこの年齢になってほとんど農家フリーランサーと言ってもいい梅ちゃんと共にこうやってプロジェクトを進めているというのは不思議なものだ。祖父は農家と言えば農家で、何を隠そう梅ちゃんと同じ会社に勤めていたのだ。人生とは、人間の縁の面白さによって決まってくるものだ。

リノベーションはというと、まだまだ床が剥がし終わらなかった。手前の部屋に入った際には床に木が敷き詰められていたため「やっと一気に進んだなー!」と思ったけど、奥の社長室の床があまりに剥がれなくて、やっぱりあんまり進んでないなあと落胆しながら終わった。

※この記事は全文無料の投げ銭コンテンツです。投げ銭はまだまだ完成していない牛乳ビルのリノベーション資金となります。

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