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”商材”よりも”システム”が命

やっぱり手法より思考


いつも読んで頂き、ありがとうございます。
今回は「手法に頼る危うさ」をテーマに巷でよく聞く
「○○メディアの活用法」や「○○で成果が出ない人必見」
といった方が使う手法をターゲットにした広告に頼るとナゼ危ういのか。
この辺りをボクの独断と偏見で解説してみたいと思います。


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて行っております。
↓ コチラからお入り下さい ↓
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結局「取説」


インターネットがここまで普及したこのご時世に、AIが知らない
情報なんてもうほとんどなくて、検索をかければ大体の事柄は
自身で調べる事ができます。

そんな中でも「○○の活用法」や「まだ○○やってるの?」という広告は
見ない日はありません。確かにこれら○○の欠点と■■の利点といった
2頂対立でストーリー仕立てになっているでしょうから
初心者にとっては分かりやすいかもしれません。

しかしいざ蓋を開けてみれば、実は理念も理由もなくただ淡々と毎日
繰り返し行う行動だけを示す。そんな「作業取扱説明書」でした!
なんて事は珍しくありません。

UnsplashのAnnie Sprattが撮影した写真



こういった「手法」を本当に知りたいのであれば、その組織にわざわざ
入会せずとも今の時代YouTubeさんがそこそこ丁寧に教えてくれます。

何か月か在籍した挙句に「やっぱりダメぢゃん!」っとならずとも
概要だけならYouTubeで10分程度でザッと観る事ができます。
きっとオリジナルビジネスの問題点はその先にあって、どの方法を
使って進むのかというのは「ただの手段」であり、問題の本質は
いつの時代も『ナゼそれを行うのか』です。

「何を使うのか」といったツールはこれらを
解決する思考とはあまり関係がありません。
#時短にはなるかもしれません

例えば、起業塾の講話の中に
「火を起こすのに木の棒でスリスリやってんじゃねー!ライターを使え!」みたいな話はよく聞きますが、ボクの中ではそこってあまり問題では
なくて、どちらかというと
「何の為に火を起こすのか」
「火が起きた後どうするのか」
方が遥かに大事で、寧ろその為に木の棒をスリスリしています!
なら逆に動画としては面白い
と思うんですよ。
#そんな動画あったら多分観ちゃう

どんな状況を見て「ライターを使え!」っという話になったのか詳細は
不明ですが、確かにライターを使った方が遥かに火の付きは早いですね。
しかし例えばそのライターが1個10万円もするのであれば
「それを使って得られるメリット」が明確でないとそもそも
商売として成り立ちません。


これは決して「数量の話」ではなく「価格と価値のバランス」が
あまりにもとれていないからに起因します。


普通に考えて「火を着ける」だけの価値しかないライターが
1個10万円するのであれば、それはそもそも富裕層が持つアイテムです。
#スゴイ装飾とか仕掛けがあるんでしょう


そして、そこまで高価な物であれば当然「火が付く以外の価値」を
目的にした2次利用される事も考えられます。であれば
そこにはシリアルナンバーや数量制限など、何からの制限を
かけておかないとコピーや転売等され放題になり、やがて
価格崩壊を起こす引き金になる事は簡単に予測できます。
#レンタルや競合のお話です
#そっちのお話は聞いた事がない

また、用途目的で購入されるのであれば
一度入手すれば後は永続的に使えますので
リピート顧客が見込めません。
#普通は一回買えば解決しちゃう



興味を持たれる事


では自身でビジネスを興す際何が必要になるかは上記にもある
「何の為に起こす行動なのか」という目標です。

何をどう使うかは最後に帳尻合わせの如く、時代に合った手法を
チョイスすればいいので、決めるのは最後で良いと思います。
しかしこの「行動指針の目的」というのは内容もさることながら
設定にメチャメチャ時間を取られます。

例えばドローンで空撮をメインでやろうと思うだけでも
ロケーション調査をして実際に現地へ行ってと、下見するだけで
数日規模を消費しますよね。
#撮影自体はわずか1時間足らずで終わるんだ

UnsplashのIewek Gnosが撮影した写真


しかしこういった何らかのアウトプットがなければ、そもそも
何をやってる人なのかが一向に見えてきませんので、そこには
時間というリソースをかける事に異論はありません。

とりわけここにウエイトを重きに置いた方が陥るのはフォロワー数や
コミュニティの人数であり、こういったインフルエンサー的な活動が
自身のビジネスにおけるファンの数であれば問題はないのですが
多くの場合は「誰かの宣伝」である事が往々にしてあります。

つまり、目的はともかくとして「ここに集まった人数こそ正義」と
いった考え方に陥りがちなんですが問題の本質は「目的」にこそあって
そのフォロワーは何を目指してそこに来たのかという考察こそ大事な
セクションになります。


ここを見誤ると
「よし!認知度は取れた!これを継続していけば
誰かの宣伝による広告料が増えるぞ!」という時期が
やってきたのちに、考え方はどんどん「視聴者を増やす為の工夫」
方面
に逸れていってしまいます。
#自身のビジネスはどうした

当然、ユーチューバーを目指されてらっしゃる方はそれが本業になります
ので「広告業」を経由した後に「自身の色」として有料課金制度を
導入する事を検討されれば良いかと思いますが、こと
「オリジナルビジネス」を構築される方は「自身の宣伝」をしないと
意味がなくなってしまいますので手法にアイデアを喰われるといった
悲惨な結末が少し遠い未来でうっすらと見えてこないでしょうか?
#コワイコワイ



どちらかに偏る2極化


今、巷にあふれている個人が手掛けるビジネスは
ハイクオリティを目指すと圧倒的時間不足によってアンダーグラウンドに
眠ってしまいがちでインフルエンサーは「誰かの何か」を宣伝する立場
ある為に中身がない。といった、どちらもロークオリティに特化した2極化
が進んでいるように思います。

これは個人で取れる時間には限りがあり、全てに手を付けようと思うと全く身動きが取れなくなってしまうからです。
#要は当たり前って事ですね

これを解決する為に「お金」というリソースを投下する選択肢は間違い
じゃないよという事は以前お話しましたし、その究極系にはMLMを誰かに
立ち上げてもらって「販売専門組織」を創る事も可能性としてはアリ
だという話も出ました。
#事業体系をお金で買う選択肢はアリだと思う

ただやはり「資本」という資源(リソース)が潤沢に手元にない人は
「撃つタイミング」はなるべく少なくしたいというのが基本になります。
これは美的な感覚などではなく単純に弾数が少ないからです。
#失敗は良いけど無駄撃ちは命取り

UnsplashのPiotr Wilkが撮影した写真


であれば、お金の代わりに時間のリソースを潤沢に使う事で最終的に
同じ目的に導く事が求められます。そこでは通常の労働基準では
考えられないような時間の使い方をしますが、そもそもそれを
「ストレスに感じない」事が最低条件であり、TVよりもマンガよりも
ゲームよりももっと優先順位の高い仕事でないと
それこそ「没頭」できません。

もっと詳細に掘り下げると「誰に何をお願いするか」を
よく見極める必要があるという事。基本的に
「作り手同士」「売り手同士」は考え方が同じですので
仲良くなりやすい傾向にあると思います。

しかし逆属性の相性は基本的は悪くお互いがお互いを
あまりよく思っていないのが実情です。
#このパートナーが見つかればお互い鬼に金棒


両立してこそのシステム


さて、このサロンではボクのように
「手元に資本はないけど規模の影響力に呑まれないビジネスを
個人で立ち上げるにはどうすればいいか」
といった
やたら長い考え方をテーマにしています。

成功するかどうかはともかく資本さえかければビジネスは簡単に
興せるのがこの時代の特徴になりますが、そんな中でも更に資本を
かけずにマイビジネスを軌道に乗せる事がいかに細い綱を渡る事に
なるのかという事も理解した上で継続しています。

逆算思考の基本には、この最初の仕事選びの基準が設けてあり
この最初の基準を間違えると耐久性がもたずに船は沈みます。

この先何十年と続く航海を続ける為には、本当に自身が没頭できる
仕事である事が条件であり、そこに絡まない要素は全て
「やらないリスト」に保管しておきましょう。

また、これらを両立させる為に必要な思考としてマイルストーン
という考え方があります。これはコンポーネントとか
キットとかアッセンブリといった考え方に近くて
「ここまでなら何度でも同じ事できるよ」
といった行動プログラムのような存在です。

これをどんどん増やす事で、後戻りの工数はほぼなくなります。
スキルの向上と似た感覚でもあります。
これらを各フェーズごとにポツポツと置いていって、最後に組み立てたら
完成とするという考え方です。
#意味わかりますかね
#要は創るモノは最初に決めておくって事です

ちなみに、基本をこの動き方にしておく事は、例えば資本が手に入った時やパートナーが見つかった時には超加速する構造です。




今回はここまで。

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