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”希少価値”の創り方

希少価値をどう創るか


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて
行っておりますので気になった方は「とらよし」又は
「逆算戦略アカデミー」で検索してみて下さい。


どう考えたって影響力の強い人は、影響力の武器を使いこなしていると
今更ながらに痛感したとらよしです。おはようございます。

今回はまたまた希少価値をテーマに今ボクらができうる戦略に
どう落とし込めばいいかを掘り下げていきたいと思います。


希少価値とは 


これは一般的に「数が少ない物」、「貴重な物」のことを指します。
自然界で言うなれば、収穫量の少ない物が希少です。
サンマは不漁が続けば「家庭の味」から「高級食材」に早変わり
しますし、災害や天候不順で不作の野菜の価格は、いとも簡単に
通常価格の2倍にも3倍にも膨れ上がります。


また、レアメタルが高い価格なのは当然であるし、鉱石の中で最も硬く
最も貴重なダイヤモンドも高価である事は今更説明すら不要ですよね。

これらは全て「希少性」が起因している現象であり
それでも売れ残らないという事は「高くても買う理由」
が人間の心理としてあるとしか言えません。

そして、人間は「そもそも希少な物」よりも
「今から希少になりゆく物」
に、より強い刺激を受けるという事も分かっています。

つまり元々高いダイヤモンドも「欲しい」とは思いますが、それよりも
「今後手に入らなくなる可能性」を示唆された別の鉱石(例え話です)が
あればそっちの方が「より欲しくなる」という事です。
身近な例で脳内実験してみましょう。


ダイエット中のアナタは甘い物を極力控えるようにしています。
興味本位で参加したセミナー会場で透明な容器に入った
ウェルカムクッキーを係の人が順番に配っていました。
しかも中身は何と「GODIVA」のクッキーです。
手をつけますか?
#遠慮も相まってさすがに断りますか

その後、せっかくの高級なウェルカムクッキーが余ってしまいましたので
係の人は2週目もまわってきました。その時ビンの中身は5枚にまで
減っていました。どうでしょう?貰いますか?
#誰かは食べたんだなっという認識はできますね

では次です。
何と3週目も回ってきたんです。しかも中身は残り3枚まで
減っていました。そこでアナタより前に座っていた2人の人が
よほど気を利かせたのでしょう。アナタの目の前で1枚ずつ取り
残り1枚という状況でアナタの前にやってきました。

その時です。
アナタの後ろの人も気を利かせたのでしょう。
「あ、私もいただきます!」っと最後の1枚を所望しました。

そして最後の1枚が残ったクッキーの容器は、アナタの前を
素通りして、後方の人に無事に手渡されました。


さて「途中で挫折してクッキーを頂いた」という方以外は
食べられなかったウェルカムクッキーですが、最後の人に
渡った瞬間どんな気分になりましたか?

ダイエット中なのだから「良い結果」だったハズなんですが
心中は穏やかではなかったと思います。
#途中で食べた人はもっと心中穏やかでなかったはずです


創られた希少価値


セールスの世界では、日常的にこういった心理戦略が
繰り広げられています。これらは
ベネフィットやキャッチコピーなんかよりずっと効果的
人間の欲求を内面から沸き立たせます。

何かを「売る」時、こういった戦略は常に必要になってきます。
もともとオンリーワンな希少性も魅力的なんですが、それよりも

『普通に手に入るモノが、今後手に入らなくなる』

こういった魅せ方は「今必要としていないのに、何か勿体ない」っと
思わせるには十分な効果をもたらしてくれます。
その心理を引き出す条件としては
・見せる
・なくしていく
この2点ですが、これは何も「数」に限った話ではありません。

jbarsky0によるPixabayからの画像


限定公開(日数)やタイムセール(時間)なんかも同じです。
ただし、この効果を得るには「最低条件」として

『メチャクチャ美味しいクッキー』

である事が求められます。つまり何度でも言いますが
「圧倒的なクオリティ」である事が前提です。
#ドロ水をなくしていっても誰も欲しがらないよね

最高のクオリティを誇るモノが、目の前でなくなっていく。
これはその商品に興味があろうがなかろうが「何だか勿体ない」を
想起させる最低条件です。


心理リアクタンス


さて、こういった「興味もないのに心理が動いてしまう」状態の事を
心理リアクタンスと呼ぶそうです。確かに何かに対して心理的にRe: Act
するからでしょう。これは何もセールスの世界だけではなく日常生活でも
誰しもが意図せずに持っている心理です。

Jill WellingtonによるPixabayからの画像


例えばこのコロナ禍で、感染者数が日々うなぎ上りになり
本当に街へ出るのも危ういと感じた時、人は無意識の内に
「今の内に買い物しておかなきゃ」っと思ってしまいますよね。
何なら「ちょっと余分にストックしておこうかしら」
っと無意識に買い溜めに走る人も少なくないと思います。

これは普段の何気ない行動に見えてしまいがちですが
ここにも「希少性」の心理はちゃんと働いていて

『普段何気なくできたハズの買い物が今後できなくなるかもしれない』

っと、買い物というただの日常行為を「チャンス」だと勝手に
変換してしまっているんですね。これも心理リアクタンスの一環です。

こういった心理手法は、売れている人は必ず使ってらっしゃいます。
つまり競合はみんな使っていると思って間違いないです。

問題なのは、その「クオリティ」と「魅せ方」です。
ボクは今、丁度LPが完成したばかりなのでこれをどのように魅せれば
成果が出るか実験しながら公開していきたいと思います。
#LPという名のHPになっちゃった

https://www.back-cs.com/

みなさんも「何かを売る」時、この希少性を創る事に
トライしてみて下さい。なっっっかなかに難しいです。
#誇張するだけなら簡単なんですよ



今回はここまで。

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