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どんな事を”仕事”にしよう

仕事を選ぶ基準


本編に入る前にお知らせです。
ここに書かれるブログ記事はボクのサロンで1年前に書かれた
内容をリニューアルして転載していますので、若干扱う情報が
古い時がありますがご容赦下さい。

リアルタイム配信は現在でもFacebookのグループ配信にて
行っておりますので気になった方は「とらよし」又は
「逆算戦略アカデミー」で検索してみて下さい。


前回Society5.0の話をしました。
時代の移り変わりによってボクらが成すべき事柄は日に日に
変化していきます。今回はそんな中でも「仕事を選ぶ基準」
というテーマでいきたいと思います。


ラットレースから抜け出せ! 


これはかの有名なロバート・キヨサキさんの名言。
この例えは非常に秀逸で、サラリーマンの仕事は「回し車を会社の歯車」
として回し続ける事で「エサ(給料)にありつける」ラットのような生活
だという例えであり、経済面でも「給料ではなくちゃんと独立しなさい」
という教えを痛快に世間に投げかける一言でした。

「大きな企業が担う仕事の成果」というのは基本的には「個人」には
なかなか反映される事はありません。どれだけ特殊な能力やスキルを
持っていても、それらは全て「会社の為に尽くす事」がサラリーマンの
大前提であり、これを惜しみなく発揮する事で「給料」として
一定額を貰えます。

しかしこれは何も「会社」に限った話ではありません。
おおよそヒエラルキー組織と呼ばれる組織や団体には、基本的に
こういったシステムが採用されています。

こういった組織は大小に関わらず必ずトップが情報と報酬を集約します。
メンバーはそれぞれの「役割」に応じて報酬を振り分けられますので
メンバーの内の誰かが「一人勝ち」する事は決してありません。


この様子が、さもラットレースのような様相だと揶揄されるのは
仕方がない事なのですが、怖いのはこういった「ヒエラルキー組織」を
扱うMLMで成功した人の中に「利権の話」のみで「ねずみ講」のような
やり方で駆け上がった人がいるという事。
#利益の何パーセントかを貰えるからお得じゃね説

この”組織で成功した人が、セカンドキャリアとして
「成功ノウハウ」を教えるセミナーを開催する”
事はよくある事で
それ自体は特に悪い事ではありません。むしろやっていれば自然と
そうなるでしょう。しかし問題は中身で『何を教えているか』
になります。これが、ビジネス・セールス・マーケティングの
内容を活性化させる為の勉強会になれば良いのですが
『子会員・孫会員の増やし方』を教え始めるとこれは大変危険な状態です。

また、今でも
「高学歴」=「良い会社に入れる」=「幸せになれる」という方程式は
まだまだ一般的な考え方です。2つ目までは紛れもなく正解だとは
思いますが、現代においては最後だけは「幻想」になりました。


やりたい仕事、やりたくない仕事


さて、ラットレースと揶揄される「会社」の仕事は、どうしてこんなにも
辛いのか。実はこれだけ批判の的にされる「会社の仕事」ですが、その
実態は決して「絶対悪」というワケではありません
他人の仕事を手伝うという経験ができる点においてはこれほど「練習」に
適した環境は無いからです。

しかし、勘違いしがちなのは
「なぜその仕事がやりたいと思ったか」

「給料がいいから」、「福利厚生が揃っているから」といった理由で
「仕事内容」のプライオリティを下げると、数年で
「何か思ってたんと違う」という違和感に苛まれる事に繋がるでしょう。

また、就職関連でよく聞く「達成感」や「やりがい」なんて言葉も
実は「会社員」という立場では得にくいというのが正直なところ
だと思います。
#成果が個人に反映されにくいからね
#どうしてもチームでの成果になってしまいます

とはいえ、「仕事内容が好きだから」といった理由で小さな町工場へ
就職したところで、実際に「報酬」が雀の涙ほどしか無いと
モチベーションが持続しないのも事実としてあると思います。


価値をどこにおくか


さて、ならば「どんな仕事」に価値を見出すべきか
そもそもこの問題は「そこに十分な報酬があるかどうか」といった
価値基準で考えてしまっている点にあります。
#サラリーマンの特徴

UnsplashのAlexander Milsによる写真


この報酬を「絶対的に得られるモノ」として扱ってしまうと
自身が思った以上に報酬が得られない場合「達成感」や
「やりがい」はあったとしてもモチベーションの低下に繋がります。
#やっぱり売り上げが上がらないと辞めたくなる

これはMLMの話の時にも出ましたが、最初から
「報酬狙い」で始める仕事は、自身の思う報酬を
得られなかった時のダメージが非常に大きいからです。

そこに満足いかないからモチベーションが下がるのであれば
そこは最初から「ほぼ無いもの」として設定できれば、自分が思った
以上に報酬が得られない結果になったとしても、必要以上に
モチベーションが下がる事はありません。

ここは非常にデリケートな問題でありボクらのような個人起業家が
自身で仕事を創る上でも、メチャメチャ大事なメンタルセクション
になってきます。
#だって生活費も大事だもん

ただ、報酬以外の目的で「今その仕事をやりたいか」という疑問は
言い換えれば「無給で今その仕事を始められるか」とも受け取れますので
それでは「仕事を決める価値基準」がなくなってしまいます。
そこで新たな価値基準を設けないといけないのですが、個人的に
事業を始める時「その仕事に決める理由」については
『自身が納得できるかどうか』
というのが非常に大事になってきます。
#好きか嫌いかじゃないよ
#出来るか出来ないかでもないよ


時間の概念をズラす


さて、そもそもこの問題は価値を認識するタイミングが「今」に
フォーカスされる
事で起きてしまう問題です。

なので、まずはその仕事をする「価値提供の結果」を少し未来へ
シフトする
必要があります。ここでの価値基準は少し先の未来から
見た現在の行動ですので先々で成功しようが失敗しようが
後で振り返ってみて『やっておいて良かった』っと思える仕事かどうか
です。


「今やりたいか」という現在の時間軸から
「今それをやっておくべきか」という未来の時間軸へ価値基準をシフトする事で人生の行動理念として報酬以外の新たな価値を
見つける事ができると思います。

これは「自身の仕事内容」に関わらず
「今この作業に手を付けるかどうか」
「間に合わせる必要があるかどうか」
など、様々な生活シーンの中でも我々に判断基準をくれます。

ここで「短絡的な思考」で判断してしまうと
「失敗した時の発想も短絡的」です。

今それをやっておく事で、将来の自分にどんなメリットをもたらすのか。
それを基準に仕事や作業を決めると、例え今の仕事が失敗したとしても
未来への成長の糧として蓄える事ができますので
「あーやっときゃ良かった!」が圧倒的に減ると思います。


今回はここまで。

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