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2024年3月の記事一覧

2月14日 人間の脳はドアをくぐった瞬間にリセットされる――『ドアウェイ効果』

 あーあるある😅  「そうだ、あれやっておこう」って思って部屋に入った瞬間、記憶が飛ぶ。あれって【ドアウェイ効果】って名前があったんだ。  ここから私の個人的な経験の話をするんだけど、どうやら人間は「意識」が切り替わった瞬間、脳内にインプットしていた内容をリセットする……という習性があるんじゃないか、という説を考えている。  例えば、ものすごく集中して物事を考えていたけど、その集中が一瞬途切れたら「はて? なにについて考えてたっけ?」ってなる。そういう「意識の切り替え」を環

2月5日 コナミがアニメスタジオを作るそうです。その話を聞いて思ったこと。

 えー…コナミが独自にアニメーション会社を作りました……という話です。  私がアニメーターだった頃の話、コナミは業界の全アニメーターの「リスト」を作っていた……という話を聞いたことがある。私の先輩はそのリストを直接見て、自分の名前もあった……と話していた。  ……私の名前もあったのだろうか?  この話も十数年前の話になるから、今もリストがあるのかどうかわからない。とにかくも、コナミは実は意外とアニメ業界を見ていた、ということがわかるエピソードだ。  今回の話は、「表」の面

2月5日 vision proを購入できた人たちが羨ましいです・・・

前回  アメリカではすでにvision proが発売。Twitter(X)で#visionproと検索すると、いろんな人が使用例を紹介している。  こちらのTwitterでは、机周りだけではなく、家中のあちこちに画面を設置している。キッチン前には料理マニュアル、冷蔵庫前にはおそらく冷蔵庫の中に入っているもののリスト。  URLのチェックを忘れちゃったのだけど、とある人は壁にお気に入りのレコードジャケットを貼り込む……ということをやっていた。指先一つで、壁に貼ったピクチャ

1月20日 予言:Apple vision proは初年度45万台しか売れない

 あのApple発の空間コンピューター『vision pro』の発売日がいつの間にか2月2日に決まっていた。米国のみで発売するから、日本ではあまりニュースにならなかったのかな? (あ、ということはこれがブログに掲載される頃にはすでに販売が始まっているのか。その以前に書いているとはいえ、未来の話について書いていると変な感じになる)  さて予言。  vision proは初年度45万台しか売れない  …………。  いや、これは予言でも何でもなく、ソニー製マイクロOLEDが年間

1月13日 孤独な天才。『ジブリと宮崎駿の2399日』の感想

 NHKの『ジブリと宮崎駿の2399日』を視聴した。いやぁ、録画してたの、すっかり忘れてた。  内容はすごく良かった。編集に凝ったドキュメンタリーで、現在の映像とアニメの映像、過去映像がパッチワークのように組み合わせて宮崎駿の現在地を表現している。この表現が現実とアニメの境界が崩れかけようとしている人……という印象をうまく表現できている。  ドキュメンタリーの大テーマは、2018年にこの世を去った高畑勲との関係。宮崎駿と高畑勲。ともに東映動画出身で、高畑勲のほうが6つ上の

1月8日 AIがストーリーテラーになる日は?

 AI関係の面白い記事を見つけたので紹介。  詳しい話は、元記事を読んでもらうとして……気になったところはここ。  Steamで配布された『ポートピア連続殺人事件』は残念ながら「AIなし」だったのだけど、では「AIあり」はどんな感じだったのか……という一例で示された場面。AIあり版はヤスと日常会話もできるのだけど、深掘りしていくとなんとなく変な感じになる。ヤスが急に「うまい棒が高い」という話をし始めて、給料いくらか、と尋ねると「20万円」。ではどんな仕事をしているのか、と

2月6日 映画『スーパーマリオ』を見ながら、ゲームの映画化の歴史に想いを馳せる。

前回  この記事を書く前日、『映画感想 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を書いたのだけど、そこでの書き漏れ、というか作品の外枠の話をするので、別の章を設けることにした。  長くなりそうだったしね。  話は「なぜ今になってようやく『スーパーマリオブラザーズ』は映画になったのか」あるいは「映画にすることができたのか?」という話。 実写版スーパーマリオはなぜああなってしまったのか? 話は1993年、実写版『スーパーパリオ 魔界帝国の女神』の頃に遡る。  ここからはW