ピッパラの樹の葉っぱ

人生の恥を書き捨てる

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最近の記事

驕れる平家

驕れる平家は久しからずっていうけどさ 結構久しいよ 私の体感では永遠かと思うくらい しかもそこかしこで ぽこぽこ生まれてきてきりがないし

    蝕まれていくもの

    一日一日少しずつ蝕まれていく 気づいた時にはだいぶ手遅れ

    「普通」と「変わってる」

    どうやら「変わってる」が 褒め言葉だと思ってる人に会った なんか「普通」なことが嫌なのかな 「変わってる」をお金に変えるのって 「普通」をお金に変えるより はるかに難易度が高いんだけど 「変わってる」を お金に変えることができた人しか 表には出てこないからね 「変わってる」を お金に変えることができない私は 「普通」に混ぜてもらって ばれないように息をひそめて暮らしている  私にとって 「変わってる」は褒め言葉ではなくただの悪口

    「普通」と「変わってる」

    黄金王子と従者

    人は黄金で生まれたあと 泥を混ぜることで成長していき 大人になっていくのです 黄金のままでいられるのは ほんの小さな子どもの時だけなのです ある時 眩いばかりの黄金でできた赤ちゃんが 生まれました 人々はあまりの輝きに 泥を混ぜるのが忍びなく 決して泥を混ぜないように 育てることにしたのです 周りの大人たち、そして子どもたちも 赤ちゃんに泥が混じらないように 細心の注意を払いました 時には 自分の黄金を分け与えることさえあったのです 赤ちゃんはすくすくと育ち やがて黄金王子

    一日の終わり

    無数にある言葉の中から いつも私を救う言葉を探している なんとか言葉を捕まえて 今日も正気を保っていられたことに感謝して 眠りにつく

    普通

    普通を装うことに毎日必死な私は知っている 普通の人はいる 普通の人なんていない みんなそれぞれ特別なんだと言っている人は 普通ということの価値が よくわかってないんじゃないかと思っている

    道を行く

    曲がりくねった道より 見通しの良いまっすぐな道の方が いい道とは限らない 見通しの良いまっすぐな道を 落とし穴に落ちないように 下ばかりを向いて歩く

    生きるということ

    生きるということは 日々面倒くさいとたたかうことかなって思った