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【宮崎県】都井岬への行き方4パターン|おすすめは自家用車!

都井岬は絶景スポットでもあり、おすすめの宮崎観光スポットですが、決してサクッと行ける場所ではありません。

実際に2021年7月に行ってきましたが、宮崎県民の私でも、初めて行った感想は「大変だった…」と言うのが本音です。

しかしこれはぜひ多くの方に行ってほしい!と思ったので、ここで都井岬の魅力と、行き方のポイント、道中に気をつけることなどを紹介します!

実際に行ってきた人間視点の率直な感想も述べてますが、決してディスり目的ではないことをご了承ください。

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都井岬の行き方とは?

都井岬とは、宮崎県串間市にある天然記念物野生馬の棲息地です。宮崎市内からは車で約2時間、志布志市からは約20分で到着します。

宮崎県の観光スポットですが、県内でも南端に位置するため、実は鹿児島方面から向かう方が早く到着する場所です。

都井岬の場所
〒888-0221
宮崎県串間市大字大納(都井岬)

都井岬の魅力
都井岬の魅力は、天然記念物である御崎馬(みさきうま)と、都井岬灯台からの壮大な眺めです。実際に灯台の中まで入れるのは、九州の中でも都井岬灯台だけであり、天気の良い日は大隅半島まで見渡せます。

御崎馬は元禄10年から約300年飼育されており、今現在も自然まかせの放牧スタイルで管理されています。日本在来馬は一見の価値ありです。

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都井岬へ行く前に!まずは串間市への行き方3パターン

都井岬へ行くために、まずは串間市を目指しましょう。交通手段は、主に車か電車です。ではそれぞれの行き方のポイントを見ていきましょう。

1.宮崎市内から自家用車で行く

宮崎市内からは、自家用車で行く方法が1番おすすめです。Google Mapによると、片道約2時間ほどと表示されます。私の場合、高速を使っても所要時間に大きな差がなかったため、今回は下道で行ってきました。

宮崎〜串間のメイン道路である448号線は太平洋が続き、眺めが良いためドライブにはおすすめのコースです。

2.志布志市から自家用車で行く

実は串間市は、鹿児島空港から約2時間で到着します。宮崎市からも車で約2時間かかるので、ほぼ同程度の距離とも言えます。

串間市に隣接する鹿児島県志布志市は、大阪行きのフェリーもあるため、関東圏から来られる方は、フェリーに乗って志布志市から都井岬へ向かう方が早いでしょう。

3.宮崎駅から電車で行く

宮崎を観光するのに電車で行くのはあまりおすすめできません。というのも、宮崎県は車社会であるため、電車の本数が非常に少ないです。

そのため、1本でも電車を逃すと、のちのタイムスケジュールに影響が間違いなく出ます。また、電車での所要時間は約2時間半(片道運賃:1,680円)なので、車よりも時間もかかり、運賃も往復で約3000円になってしまいます。

もし電車で行くしかない場合は、必ず事前に時刻表を確認しましょう!

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串間市に到着!都井岬への行き方4パターン

串間市に到着したところで、いよいよ都井岬に向かう方法を紹介します。それぞれの注意点やポイントを参考に、最適な手段を選んでみてください。

1.自家用車で行く

宮崎市内から、220号線〜448号線をまっすぐ南下して都井岬へ向かうのがオーソドックスなコースですが、ここで2つ注意点があります。

まず1つ目。現在、448号線は一部通行止めになっています。迂回路への案内看板はありますが、うっかり見落としがちです。(私はスルーしてしまいました…)

目安として「道の駅南郷」まで来てしまったら、その先は通行止め区間なので引き返しましょう。

2つ目は、ガソリンに注意することです。日南市まで来ると「都井岬までここが最後の給油所です」と書いているガソリンスタンドがあります。

そこで給油しても良いですが、迂回路と同じく運転中はうっかり看板をスルーしがちです。そのため、日南市まで来たら1度ガソリンの残量をチェックして、できるだけ満タンにしましょう。

車で都井岬に向かう時は、必ず余裕を持って行こう

以降は商業施設やコンビニがなくなり、山道も険しくなります。運転や田舎道に慣れていれば良いドライブコースですが、(迂回路は特に)狭い山道で且つ、がけ崩れが起きてる箇所も多々あるため、正直「ちょっと怖い」です。

また幸島を過ぎたあたりから、道路のど真ん中に野生の猿の群れがいることもあり、色々と危険の多い道でもあります。

携帯の電波も届きにくいため、都井岬はできるだけ午前中に出発し、日中に到着するようにしましょう!

2.レンタカーで行く

レンタカーも自家用車での注意点とほぼ同じです。迂回路とガソリンの残量、出発時間に気をつけましょう。レンタカーは乗り捨てもできるトヨタレンタカーがおすすめです。

上述したように都井岬は志布志市からの方が距離的に近いので、「運転と観光で疲れたな…また2時間かけて宮崎に戻るのは正直きついな…」と思ったら、そのまま志布志市へ行きましょう。

串間市はハッキリ言えば田舎町なので、コンビニすら少なく、素泊まりできるビジネスホテルなども見つけにくいです。

その点お隣の志布志市は、串間市よりも人工の多い街なので、「今日は疲れたからこのまま泊まりたい」と思った時に、宿泊先が比較的見つけやすいです。

乗り捨てするためには、宮崎市と志布志市に同じレンタカー会社が存在している必要があります。私が知る限りでは、トヨタレンタカーはその条件を満たすので、おすすめです。

3.よかバスに乗る

よかバスとは、串間市のコミュニティーバスです。車の運転に自信がない方は、電車で串間市に行き、よかバスに乗って都井岬へ向かいましょう。

都井岬線の運賃は200円(1日フリーパスは400円)で、1日4〜5本ほど走ってます。串間駅から乗ると、都井岬までは約45分で到着します。

4.タクシーで行く

都井岬へはタクシーで行くという手段もありますが、あまり現実的ではないかもしれません。串間市から1人で乗車した時の料金の予想は、約4000円です。

特にバスが苦手、という理由でもない限りは、バスや自家用車の方が圧倒的にコスパが良いです。

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都井岬でおすすめの観光スポット7選

都井岬周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。絶景スポットから、サーファーに人気の海岸、若山牧水歌碑まで多種多様です。それぞれ詳しく紹介していきますので、観光の参考にしてください。

1.都井岬灯台

都井岬と言えば都井岬灯台、と言っていいほど代表的な観光スポットです。昭和4年に作られた灯台で、空襲や台風被害に耐え、未だに現役で活躍する宮崎最南端の灯台です。

九州でも参観できる灯台はこの都井岬灯台だけです。灯台頂上から望む大海原と緑の山々は圧倒的なスケールなので、一見の価値ありです。

2.恋ヶ浦

宮崎はサーフィンスポットが多いことで有名ですが、この恋ヶ浦もサーファーの方にはおすすめのスポットです。良い波の日が多く、海岸のすぐそばに民宿もあるため、長期の滞在も可能です。

また近辺には恋ヶ浦展望台もあり、そこからの眺めも絶景です。

3.若山牧水歌碑

宮崎出身の歌人、若山牧水が都井岬で詠んだ歌が記された歌碑があります。若山牧水は東臼杵郡東郷町坪谷出身ですが、牧水の父が都井で診療をしていた頃に、この地へ立ち寄った際に詠んだ歌と言われています。

4.御崎神社(みさきじんじゃ)

御前神社は、航行と縁結びの神様が祀られています。その成り立ちは約1300年前とも言われ、長い歴史を持つ神社です。

周辺にはソテツが自生し、岬から突出した立地なので初日の出スポットとしても有名です。普段は無人の神社ですが、正月の三が日のみ、御朱印やお土産を販売しています。

5.蘇鉄(ソテツ)自生地

都井岬には、上述の御崎神社周辺だけでなく、南端の一角にもソテツが自生しています。都井岬のソテツは昭和27年に国の天然記念物として指定された貴重なものです。

ソテツは文字通り、枯れそうな時に鉄分を与えると蘇ることからその名が付いたと言われています。

6.赤池渓谷

赤池渓谷は、約2万5000年前に起きた姶良大噴火によって形成された渓谷で、滝・甌穴・柱状節理の川壁を見ることができます。

そばには赤池キャンプ場があり、アウトドアスポットとしても有名ですが、2021年7月現在は、豪雨被害によりキャンプ場の運営を休止しています。
訪れる際は串間市の観光情報を調べてから行きましょう。

7.高松海水浴場

恋ヶ浦と打って変わって、波が穏やかで「天然の海水プール」とも言われる海水浴場です。宮崎県の最南端に位置し、更衣室や海の家も充実しています。白い砂浜と綺麗な海で、南国リゾート気分を味わいましょう。

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絶景スポット!都井岬へ行ってみよう

都井岬の行き方4パターンと、周辺の観光スポット7選を紹介しました。
都井岬は眺めもよく、近辺にはサーフィンスポットや海水浴場もあるため、夏にピッタリの観光地です。

しかし、迂回路が少々狭いことと、串間市〜都井岬までの間が田舎道であるため、帰りが夜遅くならないように気をつけましょう。

都井岬は志布志市からも近いため、宮崎市から都城市を経由して志布志市へ向かう、というコースもおすすめです。

宮崎・鹿児島へ立ち寄った際は、ぜひ都井岬へ行ってみましょう!

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