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VRChat

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VRChat(VRSNS)のこと。
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#エッセイ

VRChatは気持ち悪い?

 ――皆さんは『VRChat(ぶいあーるちゃっと)』をご存知ですか?  ……なんて書き出してみたけれど、この記事に興味を持ってくれるのは、たぶんVRChatの「住民(ユーザー)」。でもそうじゃないに皆さん向けて、まずは簡単な説明から。  VRChatとは「アバターを介して、世界中の人と交流できるVRゲーム」。色んな人と話したり、絶景を巡ったり、音楽ライブや演劇を鑑賞したりと、ここには多くの可能性を秘めた「仮想現実空間」が広がっている。  メタバースやVRSNSと呼ばれる

VRSNSにおける『Join』に関する雑考

「――Join(ジョイン)は難しい」  僕は常々、そう感じているけれど、そうじゃない人もいるらしい。今回はジョインの「何が難しいのか?」、そして「どう向き合ったら良いのか?」について、自分なりに考えてみたい。 *  そもそも「Join(ジョイン)」とは、『参加する』という意味の英単語。よく「Come on and join us!(一緒に楽しもうぜ)」みたいな決まり文句で使われるらしいけれど。もちろん僕は、そんなこと言われたこともないし、これから先も言うことはないだろう

フレンドの条件?/VRChat雑考

「ねぇ、どうしてフレンドになってくれないの?」  そんな風に、率直に理由を尋ねられたら。なんて答えたらいいのだろう。これはつい先日、VRゲームの雑談ワールドにて「突きつけられた」言葉。 *  「フレンド申請」をもらえると、自分だけに聞こえる通知音が鳴ります。同時に、画面上にポップアップも出る仕様ですから、作業中でもない限り、申請に気づかないことはありません。その後、フレンド申請を受けるなら、承諾ボタンを押して、「晴れて二人はフレンドに」という流れ。  フレンド申請のシ

#VRChat始めました/1年前に

 もし「VRChatはゲーム?」と聞かれたら、「たぶんそう、部分的にそう」なんて、どこかの魔人との勝負みたいに答えるでしょう。と言うのも、このゲームは「VR×SNS」とか「ソーシャルVRプラットフォーム」と呼ばれる、誰かとつながることを前提とした複合サービスだから。そんな「社会性」を求められる場所で、1年間過ごしてみて思うこと。 *  「社交性」ではなく「社会性」と表現したのは、もちろん理由があって。ここは、人付き合いが好きじゃなくても、積極的に何かをしなくてもいい。他人

アバターだからこそ/VRChat雑考

 「またアバター買ったの?」なんて言われます。自分としては、そこまでお迎えしているつもりはなくて、お財布と相談しながら月にひとりくらい。でも、同じ子を好んで使い続ける人もいるので、多い方かもしれません。  僕が”VRChat”を始めたのはちょうど1年くらい前。仕事でも、私生活でも色々とひと段落して、このご時世で付き合いが減ったのがきっかけでした。外食や飲み会が減った分、お小遣いがBOOTHに吸い込まれているわけです。  「アバターはもう一人の自分」。そんな風に考えると、ア