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町内会の清掃をサボってわかったこと②

今か昔か?世界の片隅の話。
ある集落に流れ者が住み着きました。

地に足を着けて暮らそうとする流れ者ですが、個人主義で元々群れることが苦手な流れ者は町内会のイベントは全てスルーしたいようです。

当然、今回の町内清掃も回避しようと試みますが、サボるのも多少の苦労があるようです。

ここはトドメキ(百目鬼)の集落です。
百目鬼は比較的穏やかな鬼で、小回りが利いて幻術が得意です。
ここのトドメキたちは主に宝探しのような事で生計を立てているようです。

町内会長たちは手慣れたもので、
サクサク、
サクサク、
サクサクサクッと
軽快に作業を進めていきます。和気あいあいと作業をしながら情報交換をしているようです。「食べれるモノ、食べてはいけないモノ」
「お宝情報」
「危険な場所」
と言ったことが話題です。
1時間キッカリ作業をするとサクッと解散して行きました。

流れ者は自分の陰口が話題になると思っていたので、拍子抜けして安堵しました。同時に自意識過剰だったなと思い、苦笑いをしました。
しかし、これからも町内会のイベントに参加するつもりはありません。

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