彩吹トラコ

お笑いコンビ「マイティガール」のメンバー。 終わらない葛藤、すぐ終わる残高。

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最近の記事

ロード・オブ・ザ『ロード・オブ・ザ・シンキョ』

結成9年。6年ぶり2回目の単独ライブ『ロード・オブ・ザ・シンキョ ~また東久留米に住みたいな~』ありがとうございました。おかげさまで昨日無事終えることができました。 単独ライブは2回目ですが初めての場所、そしてキャパが300人ということもあり、単独ライブ開催発表から約1ヶ月半はとにかく準備に追われる日々。特に1週間前からは謎の腰痛と不眠に悩まされました。 当日は当日で全く食欲がなく、朝から1度も食事をとれず本番を迎え、終わる頃には脳が限界でした。 自分がこんなにナーバスになれ

    • 芸人、バイト頑張りすぎちゃう問題

      芸人。自分たちのオモシロだけを追求し、毎日ギラギラ楽しげな世界のようだが、それだけではない。 見えている表舞台が花だとすると、その生活を支えるための根っこはアルバイトである。 売れていない芸人は芸事でお金を稼ぐどころか、むしろライブエントリー費や会場の箱代、衣装や小道具で持ち出しのマイナス計上、常に財布はスカスカである。 アルバイト、どこかで聞いたがドイツ語で「重労働」という意味らしい。 そもそも芸人を目指すような人間は重労働などしたくはないから1発当ててやるという不誠実な

      ¥300
      • 「やらずに後悔するよりは、やって後悔した方がいい」そう言った彼らもまた、その言葉に責任は取ってくれない。

        父はリアリストだ。 私には公務員になって欲しかったらしい。公務員にも色々あるが、とにかく公務員だ。安定安心の人生を送って欲しかったんだろう。 父自身は機械が好きで整備の資格を有し、今でもバイク修理屋を営んでいる。 しかしバブルが弾けてからはめっきり売り上げは落ちた。春日部にあれだけいたヤンキーたちもすっかりお行儀が良くなり、バイクで無茶して派手に壊してくる者も絶滅した。 みんな貧乏になってしまった。あの頃改造バイクを宝物にしていた若者たちはすっかり実用主義のワゴンRに乗

        ¥300
        • 夢を追う毎日に追われる。支払いは待ってくれない。立ち止まるのは私だけ。

          8年目になる。 芸人というものはこうものんべんだらりと続けられるものなのか。改めて数字にするとゾッとする。 すぐ売れるつもりで始めたこの世界は思ったよりもずっと厳しい。 社会人で8年目ならば、仕事もそこそこ頼られ責任も増え、もしかすると家庭もあったかもしれない。 だが、こうしてまだ社会人に未練があるような事をうっかり芸人の飲み会で零すと「じゃあ辞めちまえ」となるのが関の山だ。シラケる、酒が不味くなる、湿っぽい人生観より今この場を盛り上げろ、女ならおっぱい揉ませろ、下ネタを言え

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        ロード・オブ・ザ『ロード・オブ・ザ・シンキョ』

        • 芸人、バイト頑張りすぎちゃう問題

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        • 「やらずに後悔するよりは、やって後悔した方がいい」そう言った彼らもまた、その言葉に責任は取ってくれない。

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        • 夢を追う毎日に追われる。支払いは待ってくれない。立ち止まるのは私だけ。

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