見えない横顔

中庭同盟感想 - 見えない横顔

相変わらずネタバレにネタバレを重ねております!

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▼ただの読みながらのぼちぼち雑記

ぼーさん、ジョン、綾子、安原さんが飲み会している話。
ぼーさんとジョンはわりと前からよく飲みにいってたらしいし、ジョンは意外といけるクチらしい(甘いお酒が好き、日本酒なら飲める)

麻衣に電話かけてあげるジョン。あのとき連絡先交換したもんね。本当にジョンはいい子です...
そして、麻衣が元気がないと「たまらんなー」(不憫で)と思ってしまうみんな。

「実はすごーく寂しがり」な麻衣。それを見抜いてる綾子。なんだかんだ言ってそうやって世話焼いてあげてほしいなあ。多分やっぱり麻衣は、SPRに対して家族のような関係に憧憬を持っていたと思います。
病院でみんなを兄弟や父母に例えるシーン。浦戸邸で、「怖いのは嫌だけど調査がずっと続けばいい」と思っているところ。

みんなで遊園地いくか〜というぼーさん。遊園地っていうチョイスいい。かわいい。笑  ぜひみんなで行ってくれ。

麻衣とナルは案外お似合いだという安原さん。寂しがりの麻衣はもっととことん優しい人がいいだろうというぼーさん。(その条件にはジーンが当てはまってしまうんですよねえ...)

この辺は後々もちょこちょこ触れられるのですが、麻衣はやっぱり周りにああして可愛がられるように、かわいいのだと思います。絶対モテてる。後輩女子にいっぱいチョコをもらうタイプだ。笑
「気立てがいいし、結構かわいい」「笑うとすごく可愛い」「表情豊かで、観ていて飽きない」。なんという褒め言葉のオンパレード!!私も混ざりたいです。麻衣ちゃんモフりたい。


▼おそらくここからが本題

ナルの優しさは、「優しさ」なのか?という話題。
たまたま綾子が爪を折ってしまい血を出した時に救急箱を持ってきてくれたのだけど、それは倫理的な行動理論に基づいて行動しただけで(血を出している人間がいる→救急箱が必要→手が空いているのは自分だから自分が取りに行く)「不器用な優しさ」なのか、「単なる巡り合わせ」なのか、釈然としないと。

ただ、少なくとも麻衣に対しては巡り合わせと言い切れる回数を超えてそういった親切心を出していると思うのです。ナル、外から見ると研究ロボットみたいに見えるけど、実際表情と態度に出ないだけでそれなりに人間ぽい一面はあると思うのです。いや、まどかさんにすら「どうなのかしら...」って言われちゃいますが。笑

恋愛、っていう方向性で語るとまた議論がこんがらがると思いますが、ナルは麻衣をそれなりに大切にしていて、麻衣はなるのことをとても気にかけている。わたしはこの二人の関係が大好きです。そして、その間にはジーンがいる。
二人はお互いにどうしてもジーンの面影を見てしまうのだろうと思います。ナルがあんなに気安げにできるのは、やっぱりリンさんが笑ってしまうほど、麻衣とジーンがが似ていたから。そして麻衣にとっては、夢の中でだけでしか会えない大切な人の、唯一の片割れ。

この三人の間柄を、つらい関係だとは思いません。不思議で、温かいと思う。きっとナルも麻衣も、形の違いはあれど、ジーンのことを大事に思っていて、きっとジーンはナルと麻衣をすごく好きでいると思う。夢を介してやんわりと存在している愛情。そういう形で、この三人がなんやかんや、喧嘩したりしながら、一生、その関係のことを忘れないでいてくれたらいいのに、と思います。


▼ここからすごく気になってるところ

「ジーンは本当に死んだのか?」という話。真砂子が基本的にジーンを観れなかったこと、洞窟にいてもジーンは平気だったこと...本当に幽霊なのか?という。

これに関して、「ジーンは死ぬ直前に体外離脱をし、ツインチャンネルのおかげで体を失った後も『幽霊』ではないものとして『存在』しているのではないか?」という考察をしたことがあります。
▶︎「彼」の体外離脱について
(いろんな方の意見から出てきたひとつの考え方です)

だから、この話題が出た時、やっぱりそういうことなのかも?と思っちゃいました。ジーン...本当にいろんな意味で気になるなあ、ジーン...。

#中庭同盟

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