ぼんやり考察2

GHぼんやり考察 - "彼"の体外離脱について

相変わらずただの妄想です。そしてすっごいネタバレです。

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noteにツイッターの埋め込みができなかったので引用で書かせていただきます!きっかけをくださったお二方は桜鈴さん(@ourin_31)とかがみさん(@reki_7)。

▼会話のきっかけになった桜鈴さんとかがみさんのやりとり

桜鈴さん:
ジーンって霊媒以外に能力なかったのかな、とふと思った
ナルはサイコメトリとPKの2つ
ジーンも2つあったらどっかで話題には上がってるか
ディヴィス博士が双子だった事実も、ぼーさんたちも知らなかったみたいだし

かがみさん:
体外離脱…?
弟が「僕は才能に恵まれてない」というくらいなので、兄はその気になれば自在に離脱できてたんじゃないかな
体外離脱をできたか証明するのは難しいし周知される必要もないから、ごく身近な人しか知らない
とか…

これを見て、確かにジーンの能力について詳しくは霊媒だったことしか述べられていない気がするなあと思いました。デイヴィス博士の兄が優秀な霊媒だったことは確かジョンかぼーさんの口からも出てきた気がするのですが。(何巻かすぐに見つけられなかった...後々該当部分を探します)

7巻でナルが「僕は体外離脱の才能には恵まれていない。それはジーンだ」と言ってるので、ジーンは体外離脱できたのでしょう、多分。

ジーンは死後も自分の意志をはっきり持ち、ナルから勝手にビジョンを中継したり麻衣に忠告を与えたり「引っ張り出し」たりしているので、ナルが悪夢の最後の方で「霊は基本的に感情の残滓と考えている」と言っている「霊」の存在にも当てはまりません。
つまり死ぬ直前に体外離脱して、そのままフラフラしている...?

悪夢の棲む家で麻衣が「ナルがいないときの調査でジーンが出てきたことはなかった」と言っていたので、基本的にはジーンはナルの側にいるのだと思っています。
体外離脱というくらいだから、体が完全になくなってしまうと普通は離脱した中身の方も消えてしまうのだろうけど、ナルとジーンの間で力を"トス"できたこと、直通の"チャンネル"を持っていたことからも、双子マジックにより何かしらのエネルギーを得ることができて精神的な「場」を作ることができるのかなあ。

調査中にしか目が覚めないというのも、ナルがジーンを強く意識するのが調査中だからかな?と思うとほんのり納得。

調査中ナルの周りをフラフラしていた(仮)の割に真砂子にはジーンの姿が見えていませんが、真砂子の霊視は場を通したESPでの透視である可能性が高いことが作中で指摘されています。
その場に強い思念を焼き付けた霊でないと見えないっぽいので、ジーンはそれに該当しません。(そもそもその体外離脱している「中身」が思念なのか魂的なものなのか概念をはっきり知っているわけではないのですが)

かがみさん:
“霊”ではなく“体外離脱した(戻る体をなくした)ジーン”だから光があっても近づけないのかなぁとも考えてみました

この考えがしっくりきてしまいました。
霊じゃないから成仏という概念がない...と考えると、ジーンはずっと眠ったり起きたりしながら残り続けるのでしょうか。

でもそう考えると「また会えるのを嬉しいって思っているのはひどい」と思っている麻衣や、遠回しにはやく成仏しろと思ってる風なナルにも、どうしても光に近づけないと言うジーンにも結構むごい話になるなあ...

守護霊的な存在としていっそずっといてくれって思う反面、もう自分が死んでいるという事実を受け止めたまま意識を持ち続けるのは辛いと思う。ジーンが麻衣を気にかける必要がなくなり、ナルがジーンを必要としなくなったら、光の方へいけるんでしょうか。そうだといいなあ。

そんな感じで「お兄ちゃん体外離脱しっぱなし説」非常に面白かったです。
考えるきっかけをくださった&引用を許可してくださった桜鈴さん、かがみさん、ありがとうございました◎

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