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マチネの終わりに 前半感想

早いものでもう10月。

「マチネの終わりに」もそろそろクライマックスを迎えそうですね。
さて、ここでは前半部分1~5章部分の感想を綴らせて頂きます。
率直な感想は、全く違う仕事なんだけど、それぞれ独特な危うさを持っている2人が出会うべくして出会うのだけど、出会うまでには幾つもの経験を積まないとそこには辿り着けず、出会った頃には色々なしがらみがあったりして何とも時間と経験と運が絡み合っていて、歳を重ねる事の大変さを感じました。
が、何やかんやで上手く行っているのが逆に怖くなってハラハラしています。
正直、読んでいる最中はこのままずぶずぶと蒔野が恋愛の泥沼の奥底へ底へと飲まれて自分を見失って行くのかと思っていたので、「え?あ、そうなるの?!」と洋子の決断には驚きました。実際に自分が進んできた道に対して、全く渡り方すら見当がつかない道に行ってみようと思うところが紛争地帯に身を置く者と自分を常に追い込む者の危うさであり、両者は常に挑戦者であり続けられるのは、自分にウソがつけられないからなのかな?と深読みしてしまいます。

クライマックスに向けて続いていますが、これからどうなって行くのかと楽しみつつ制作も変化していくと思いますので、また近々投稿致します。

早いもので10月。
僕も一つ歳を重ねます

#マチネの終わりに

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