見出し画像

コーチングダイス®プラクティショナー養成講座 デザイン会議裏話(その1)

今年から、新たにコーチングダイスにリードインストラクターの資格ができました。この資格を取得すると、プラクティショナー講座の講師資格が付与されます。これに伴い、講座で使用している説明用のスライド資料をリード有志の方々とひろさん(西田博明さん)で見直すことになりました。私もこの講座に参加したのですが、ひろさんからの誘いもあって、この講座資料を検討するデザイン会議に参加させて頂くことになりました。

私は主にスライドのデザインやレイアウト変更の実務を担当しています。200枚近くある資料の編集が一段落したこともあって、資料作成に関わる裏話ってちょっと面白いかなと思い、記載してみることにしました。初回なので、今回は資料がどんな風に変わったかを紹介させて頂ければと思います。

なお、コーチングダイス®プラクティショナー講座資料は、本来非公開です。今回資料の掲載にあたっては、リードインストラクターの活動の一環として、ひろさんに特別に許可を頂き掲載しています。

本日の目的

コーチングダイス®プラクティショナー講座資料 ver5.4
コーチングダイス®プラクティショナー講座資料 ver6.5
(今後の打ち合わせで変更の可能性があります)

まずは、「本日の目的」のスライドです。コーチングダイス®プラクティショナー養成講座の目的はコーチングダイスの使い方の習得です。編集前のスライドにあった「瞬間瞬間にダンスする」、説明でお話していた「心のインナーマッスル」などのコーチングダイスの特徴については、1章で詳しくお話することになりました。このため、新しい講座資料では「本日の目的」であるコーチングダイスの使い方を習得すると、受講者にどんなメリットがあるのかを、シンプルに説明するスライドになっています。

実は、コーチングダイスの使い方はとてもシンプルです。一日かけてその使い方を説明しているのは、コーチングの本質的な力とは何かというを理解して貰って、講座で試してもらって、すぐに実践練習に取り入れて貰えるようプログラムが組まれていることが理由の一つです。私も、最初にプラクティショナー講座を受講した時には、内容を理解するのに苦労した箇所があるので、初心者目線から、いろいろと意見を出させて頂きました。

コーチングダイスの特徴

コーチングダイスプラクティショナー講座資料 ver5.4

次は、1章の「コーチングダイスの特徴」を説明したスライドです。上記を参考にレイアウトを変更した新しいスライドを一旦は作成しました。しかし、ひろさんがスライドに追加した資料のスクリプト(講師がスライドを参考に説明する説明用の文書のこと)がA4用紙に2頁(文字数は、1250文字)という信じられない量になりました。密かに「ひろさんの思いが爆発したスライド」と呼んでいます(笑)。

流石に、スライド1枚でこれだけの膨大なスクリプトを説明するのは難しいという話となり、スクリプトを参考に内容を整理して、新たにスライドを作り直すこととしました。

コーチングダイスプラクティショナー講座資料 ver6.5

上記が新しくレイアウトしなおしたスライドです。コーチングダイスは、「書籍や教室での学び」と「現場での本番経験」の間を橋渡しする実践・実戦用のトレーニングツールです。

新しいことを学び、それを使いこなする場合には、現場での本番を経験する前に、実践練習がありますね。スポーツなら練習試合、自動車の運転なら仮免許を貰って路上実習を受けたりします。このような実践・実戦演習では物事が思い通りには進まないけど、それを乗り切る体験をしますね。例えば、私は自動車の路上演習で右折するときに、対向車が来ているのに気が付かずに、前の車についていこうとして教官に止められた経験があるのですが、実際の現場に近い環境で、安全性を保ちつつも、試行錯誤をするわけです。

ただ、コーチングではこのような実践経験が難しかったりします。このため、コーチングダイスは、計画されたランダム性をセッションに持ち込み、実際の現場に近い環境で、安全性を保ちつつも、試行錯誤できるように設計されています。コーチングダイスを活用して練習していくことで、コーチングに不可欠な「心のインナーマッスル」と「瞬間瞬間にダンスする」を身につけられることを、このスライドでは説明しています。

「心のインナーマッスル」について

「心のインナーマッスル」のイメージイラスト

コーチングは想定外の連続です。「心のインナーマッスル」の解説スライドでは、予想外・思い通りではない展開でもクライアントを支え、後押しするための基礎体力の重要性を説明しています。「心のインナーマッスル」のトリミング前の画像はこんな感じ。デザイン会議の中で出てきた「サーフィン」というキーワードを基にAIで画像を作成し、加筆修正しました。

「瞬間瞬間にダンスする」について

「瞬間瞬間にダンスする」のイメージイラスト

「瞬間瞬間にダイスする」の解説スライドでは、コーチがコントロールを手放し、クライアントの自由な探求を支援することの重要性を説明しています。「瞬間瞬間にダイスする」の画像はキーワードをそのままAIに入力し、得られた画像の中から選択しました。結構な数の画像を生成したのですが、「心のインナーマッスル」の雰囲気を考慮して、上記を選択しました。こちらも色彩などを加筆修正しています。

最後に

コーチングダイスの練習効果

実際、コーチングダイスで練習している人達がどんな効果を感じているかをまとめたのが、上記スライドです。効果を単に説明するだけでなく、実践している人がどんなメリットを感じているかが判るよう、スライドを変更しました。いずれもコーチングに必要な本質的な力であることは理解して貰えるかと思います。

今回は、「本日の目的」「コーチングダイスの特徴」「コーチングダイスの練習効果」を記載した講座資料を紹介させて頂きました。「心のインナーマッスル」、「瞬間瞬間にダンスする」というキーワードで、コーチングやコーチングダイスにちょっと興味をひかれた方は、コーチングダイスのホームページを確認してみてください。
https://tomoni-inc.com/coaching-dice/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?