42tokyo、piscineで泳いできました。
1月6日から1月31日まで行われた4週間にわたる入学試験。
42tokyoに入学する為には必ずこのプール(piscine)に入り、溺れずに出てこなければなりません。
42tokyoで初めてのpiscineに参加できて本当によかった。
試験に関する詳しい内容は書けないけど、私がどんな風に泳いだかを、少しだけ。
なぜ受験したか
ひとつ前のnoteに書いたように、256timesを卒業してから、もっとプログラミングを勉強したくて、スクールを探していました。
プログラミングスクールはたくさんあって、とても悩んだ時期もあったけど、私はどこも選べませんでした。
なんせ高かった。
子供がたくさんいて、自分の為に毎月いくら使っていいのか..........?なんて考え始めるとなかなか動けませんでした。
働きながら勉強すればいいのか!と思い就職活動をしている時に、256timesを主催している株式会社ドットインストールの代表 田口さんに、
「うちも募集していますよ...」と言っていただき、喜んで働き始めました。
働き始めて数ヶ月、田口さんから「これはアツイですよ」と教えてもらったのが42tokyo。
42 Tokyo パリ発のエンジニア養成機関
入学試験の紹介動画で「とてもつらいので多くの人が諦める」と言っていたのが印象的だった。
そして何より『無料』。
webテストを多分ギリギリでパスして、1月のpiscineに登録することができました。
piscine前にやったこと
田口さんから、「C言語....かなり難しいです。」と聞いていたので事前に予習することに。
その時の私のスキルはHTMLとCSSが結構かけるようになってきていたけど、バックエンドのスキルには全く自信無しでした。
12月の中頃にITパスポートの試験もあったので、進数とかビットやらバイトやらも勉強できてC言語の理解にもちょっと繋がったような...?
まずはじめたのが、田口さんから貸してもらった苦C。
その名の通り、苦しくて中盤までしか読めず、、、
図書館で別の本を借りてきて、一旦そっちをやる。
先に苦Cを少し進めていたので文字通りスラスラ読めてとてもよかった。
スラスラ読んだ後は、苦Cに戻って最後までがんばりました。
あと、おすすめがもうひとつ。
たくさんの問題(1428問)を解いてC言語力を身につけよう。
paizaのスキルチェックもやったりしたけど、こっちの方が解説がしっかりあって私にはあってた。
ひとつの問題に対して2パターンの解法が紹介されてたりしたのもとても勉強になった。
何より手を動かすのは大事。
ちなみにpiscine中、よく一緒に作業していた女の子は未経験、事前準備0で最後まで泳ぎきっていました。「悔しい」「でも、諦めたくない」とよく言っていた。
piscineスタート
1月6日のスタートはたまたま同じ時間に到着した、とても気さくな方と一緒に作業できて、いい滑り出しだったように思う。(その方も次の週には仕事の都合でリタイアしてしまった...)
帰り道で、全く周りがどうなっていたか思い出せなくて反省。
後から聞いた話だけど、最初の1週間で滞在時間100時間超えたって人もいたし、3日間仮眠しかとってないって人もいた。
最初の1週間は周りの進捗が気になって、なかなか寝付けなかった。
わたしの最初の週のタイムスケジュールはこんな感じ⬇️
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3:40 起床
4:30 始発に乗る
6:00 課題開始
16:00 しぶしぶ帰る
18:00 帰宅
21:00 就寝
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ただ、2週目以降は疲れが出て、滞在時間が減った。
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5:00 起床、みんなが起きるまで課題
10:30 電車に乗る
12:00 42滞在中はレビューに専念
16:00 しぶしぶ帰る
21:00 家で課題
24:00 就寝
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でも、朝に42から朝日を見るのは気持ちよかったし、仕事しながら参加してる人に「いってらっしゃい」できるから、朝方はとてもおすすめです。
最後の方では夜型の人が昼ぐらいまでがんばる現象が多発したので夜型チームとも交流できた。
仕事と両立してる方は、仕事終わってからちょっと寝て、終電で42に来る➡️朝42から出勤って人も結構いました。
本当にタフ。尊敬しかない。
あと10代の子達の優秀さ、、おばちゃん本当びっくり。
同じく尊敬しかない。
2週目の中盤かな?とても疲れが出て、頭痛がひどく昼で帰る。
頭が痛過ぎて、何も食べれない位だった。体調面ではその時が一番ツラかったかな。
他の参加者でも、この頃熱が出たり風邪ひいたり、体調面でガタがきはじめた頃でした。
ただ、みんなががんばる中、休むにも勇気が必要で、なかなかうまく休めない人が多かったと思う。
あとは最後まで、ひたすら課題と向き合って、どんな気持ちでこのpiscineを終えているかを考えて、後悔しないように、今何ができるかを考え続けた。
最終的に4週間で42に滞在していた時間は180時間程でした。あと電車で毎日2時間勉強した。家でも。
家族のこと
私の場合、piscineを受けるにあたって、家族の協力が絶対に必要でした。
この試験を受けたいといった時の迷惑そうなパパの顔....
最初の1週間は、なんでそんなに頑張るの?的な態度で、「早く帰ってきてね」しか言わなかったパパと長男と長女と次女と...そのまた.....
それでも試験も中盤になると、「ここまでやったんだから最後までがんばれ」「受かんなくてもいいから、最後までやれ」と応援してくれた。
最終週になって、末っ子が高熱を出した。
こうなる事は始まる前から予想していた事だったけど、最終週というタイミングがツラ過ぎて、かなり落ち込んだ。
夜中ツラそうに泣く末っ子を見てたら、こんな時に試験の事ばかり考えてて申し訳ない気持ちになった。
もうここまででいいかな、、と。
そんな時も「がんばれ」と言ってくれた家族に本当に感謝。
あの時、諦めなくて本当によかった。
失敗したこと
・六本木駅までの定期を買ったこと。
素直に六本木一丁目まで買えばよかった....。乗り継ぎがラクだと思ってそうしたけど、10分歩く時間すらももったいなかった。それどころか最後の方は電車でもコード書きたくてグリーン車に乗りまくった。(へそくりが.....)
・課題に集中し過ぎてご飯と水を忘れる。
痩せたって人が多かったけど、多分これかな。ご飯の時間をも削る。でも、課題に詰まって休憩すると必ず楽しい。
課題について、テストについて、選考基準について、、、
きっとあの場でいろんな噂が生まれたw
・英語が読めない
英語は高卒認定試験の時に勉強して以来、何も積み上げなし。英語で書かれたページが読めればもっとたくさんの情報が手に入ったはず.....
最後に
piscineの内容に関しては色々と秘密です。
知らなくてよかった事がたくさんあったから、知らなかったから楽しかった事がたくさんあったから、piscineについてはpiscine中で知っていって欲しいです。
piscineを終えてからも、まだまだ謎が多くて、そんな42が大好きです。
piscineはただの試験ではなかったし、試験のくせに得るものが多過ぎた。
本当はまだまだ42に関わっていきたいけど、結果はまだ出ていません。
ただ、今の私にできる事はちゃんと4週間のうちにやりきりました。
悔いは無い。
これから受ける方が、悔いなく泳ぎ切れる事を祈って。
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