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プロセスさんと結果さん

いま、プロセスを重視する人と結果を重視する人の特徴に注目して、女性向け講座について考えている。

結果を重視する人の特徴

・ゴールを目指して、一番効率の良い方法を選択する
・構造を捉えるのが上手
・なんでも器用に一通りはこなせる
・周囲の期待に応えやすい
・人と競争するのが好き

結果重視の人がもちやすい欲求


⇨自分の欲求がわからなくなりやすく、本心を明確にしたい


プロセスを重視する人の特徴

・細やかな知覚で、細部まで描写する
・実態を捉えるのが上手
・不器用ながらも、一点集中で技を磨いていく
・周囲との摩擦があっても自分の大切にしているものを貫きたい
・"丁寧な暮らし"に象徴されるものに憧れる人が多い

プロセス重視の人がもちやすい欲求

⇨自分の欲求を上手に社会に溶け込ませたい


「自分軸」をテーマにした商品やサービスが世の中に増えたが、そもそも自分軸のみなおしが必要な人は、社会に適応しすぎている人とも言える。

それは結果重視の人とも重なる部分が多く、
周囲の期待に応えて割と多くのことを難なくこなせるが、「自分の本当の気持ち」がわからなくなって拗れている場合が多い。

だからあり方を見直す「Being」を問い直せるようなコンテンツを入れていく。
要領が良い人が多いので、やり方のDoingは自分で自習してもらうくらいがよい。

一方、プロセス重視の人は、自分のやりたいことはすでにわかっているが、それを現実に落とし込むのに苦戦していたりする。
「具体策をまなびたい」
「Doing」を実践するようなサービス内容が中心になってくるだろう。
Beingの部分は、言語化をしなおすくらいでいい。

プロセス重視の人は、丁寧に型を習うようなことが得意で、定形を丁寧に伝授するというスタイルを好む。

この両者が、同じ講座に混じると、満足度に差が出てしまうだろう。

一方は、観念的なことに時間をかけたいのに対し、一方は実践に時間をかけたいのだ。

つまり、ターゲットによってコンテンツが大きく変わる。
もし、プロセスさんと結果さんが一緒に学ぶ場合は、どちらかに不満が出ることを予想して、カリキュラムの進め方に柔軟性をもたせる必要があるだろう。

わたしも経験があるが、結果重視の人とプロセス重視の人が混じっていると、話が噛み合わないことが多い。

結果さんからみると、プロセスさんは、非効率な人に見え、プロセスさんからみると結果さんは、強引で中身のない人に見えがちだ。

「つべこべ言わずにやってみろ」が通じる相手と、通じないことがあることを肝に銘じるべき。

通じないとき、相手は、立ち止まって考え、あり方を問い直したいか
型に倣い丁寧に進めたいか
のどちらかである。

参加者に結果を出してもらいたければ、ターゲットの明確化と提供コンテンツの一致が不可欠だ。

と書いていたら、だんだんとまとまってきた。

doingメインで進めたいと聞いているのでこ、プロセスさんにアプローチするべく、プロセスさんの心情をもっとシャープに描いていこう。


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