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「切り絵で世界旅」デザインホテル(コペンハーゲン/デンマーク)ホテルでデザイン王国の片鱗に触れる

 ヘルシンキとストックホルムの街路は基本的に直線主体だが、コペンハーゲンはすべて曲線で、迷路のように交わっている。手描きイラスト地図を片手に歩いていたのだが、途中で自分たちの正確な位置が分からなくなり、迷子になってしまった。また石畳と煉瓦造りの建物が多く古色蒼然としているが、あくまでも街の雰囲気は明るく、パブと思しき建物からは若者たちの陽気な声が街路まで響く。

 そして噂には聞いていたが、自転車大国であった。多くの市民が自転車ゾーンを軽快に楽しそうに自転車を走らせていた。驚いたのは郊外へバスで移動したとき。どこまで走っても自転車専用ゾーンが続いている。これなら安心して走ることができる。日本では考えられない自転車天国ぶりである。

傾いているようにしか見えないホテルの外観

 予想外といえば、コペンハーゲンで泊まったホテルである。ACベラスカイ・コペンハーゲンはスカンジナビア半島最大のホテルで、デザイン王国デンマークならではのスタイリッシュぶりに感心することしきり。ツインタワーの奇妙な外観をはじめ、客室の窓の形、2種類のカーテン、デスク、チェア、ベッドの照明、さらにシャワー、洗面台などすべて洗練され、デザインの最先端をいっている。
 いろいろと発見や感心することが多かったコペンハーゲンである。

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