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「切り絵で世界旅」水着のロシア人女性(パムッカレ/トルコ)水着で棚田を歩き、温泉水に浸かるロシア人女性たち 


 雪のように白い棚田の奇観で有名なパムッカレ。炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて沈積してできた100以上もの石灰棚が、昼間は空の色を反射して青く輝く。日本と同様に火山国であるトルコは随所に温泉が湧出し、温泉好きの国民が多いのも日本と似通っている。

 そのパムッカレの石灰棚へ。滑りやすいので気をつけて歩く。一部、温泉水がないところもある。そのことは事前に知っていたが、現地でその理由が分かった。あまりに有名になったパムッカレでは観光客目当てのホテル開発ラッシュが起きため温泉が枯渇し始めたのだ。いまはホテルの新設は一切認められていない。

 こうした残念な状況があるものの、まだ石灰棚の多くは温泉に満たされており、薄いブルーとホワイトが織りなす棚田状の温泉風景は幻想的という他ない。

 ちなみに石灰棚は決められた範囲であれば、歩いたり足湯を楽しむことができる。さらに水着で入ることもできる。立派な体格のロシア人らしき女性が水着姿で歩き、温泉水に浸かっている姿も見かけたが、これまた不思議な光景であった。

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