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管理職はつらいよ!勘違いしている5つのこと!

なぜ、管理職をしてると視野がせまくなるのかな?

いや、逆・逆!

せまいだなんて、広すぎるはずです! 

って、思いますよね。

社員や部下、アルバイトさんたちに聞いてみましょう。

ホンネはでないでしょうね。

いくらコミュニケーションを上手にとられてる役職者でも、真意のホンネは、聞き出せないでしょう。

そこには、こわせない【壁】があるからです。

この壁は、管理職にとってなくてはならない、壁でもあり、障害になる壁でもあります。

この壁のバランス(厚み)がとても重要です。

また、このバランスは、20年前、10年前とそれぞれちがいます!

この違いについては、別のテーマの時にくわしく、お話ししたいと思います。

今回は、勘違いしてしまいがちな、原因をいくつかあげてみましょう。

①スタッフのことは全部わかってる!
②信頼されている!信頼している!
③指示が的確だ!
④実は、仕事と売上はわたしが作ってきた!
⑤この部署ではスキルが1番ある!

わたしは、管理職になって20年ほどたちます。

職種は(土木設備・飲食事業・鮮魚卸売業)

さまざまな、壁にぶつかったり、押し潰されそうになったりしてきました。

自信過剰(じしんかじょう)になり、自分のスタンスがもっとも理想だと、なかなかイタい勘違いヤローのときもありました。

①スタッフのことは全部わかってる!

まぁ、上司のほとんどは、わかってる!って思い込んでるとおもいます。

それが、自信となってスタッフを動かす基盤になっているんです。

当人の心の内なんて絶対にわかりっこありません。

なのでここで『わかる』という割合は、6割あれば良いと思います。

6割もわかっていれば、業務を進めるだけに必要な【信頼関係】が整っているとわたしは、経験上そう思います。

それ以前に、自分のことをスタッフは、とても観察されてます!

すごいですよ、言動・行動と仕事中であればほとんど、見られ聞かれされてます。

余計なところまでみられますので、気を付けてくださいませ。

(鼻をほじる!キタないーwww)

②信頼されている!信頼している!

ここでは、①とかぶることが多くあります。

やはり、いい仕事しよーとすれば、必ずこの【信頼】は特に大切なキーワードとなります。

さらに言うと、ケガや命に関わるような危険を伴う仕事であれば尚更(なおさら)です。

人と重機の連携プレーでなきゃできない業種や、高所作業のように人の手で行わなきゃならないシーン、水中や流れのある中で行う作業など、危険な作業場面はきりがないくらいあります。

わたしも、以前、仲のよいプライベートでも遊ぶようなスタッフ3人と矢板(やいた)打ちをしてました。

気を許せない作業でした。

ユンボのフックにワイヤーをかけて、矢板を吊り上げます。

掘削(くっさく)していく土留めのために一枚ずつ打ち込んでいきます。

吊り上げていた矢板の一枚が、ワイヤーから外れ真下にまっ逆さま!落ちました。

危うくスタッフの1人が【死】となるところでした。

原因は、とても重要な玉掛け作業の確認不足でした。

玉掛けを行ったスタッフのミスとなりました。

が、わたしも、若いときに同じようなミス作業があったことを思い出しました。

普段から経験談やスキルをわたしがコーチングしてれば、スタッフのミスにつながることは無かったでしょう。

謝るべきは、わたしです。
わたしの責任なんです。

ここでの信頼とは、どれだけスタッフに仕事のスキルを身に付けさせているか、知識や経験則を伝えられているかです。

命に関わるような仕事でない管理職のかたには、ピンとこないでしょうが、じつは、そんなに遠くない話です。

プライベートまで話せる仲だから、信頼しあってると勘違いしないでもらいたいてす。

どれだけ、自分が経験してきたスキルや知識をスタッフに伝えられて、それを実践(じっせん)できているか?

また、スタッフが動けるように環境をつくれているか?

スムーズにストレスなく動けていれば、【信頼関係】は構築(こうちく)されているはずです。

③指示が的確だ!

完ぺきを誰しも求めて作業をおこないますよね。

ただ、どこかでだれかが、サポートしてくれてゴールしていることを上司は見えてませんし、知りません。

やっぱり、自分がしてきたことや培ってきた経験は価値のあるものだと思い込んで、これが正しいと思い指示をだします。

たしかに自分のしてきたことを信じて指示を出すことは、とても大事なことです。

指示するまでの工程がここでは、重要なポイントです。

指示ができるまでには、たくさん組み立てなければならない【段取り】っていうことがあります。

そうこの段取り!どんな世界でも1番と言っていいほど、重要事項です。

ここを怠ったらすべてが無駄になったり、大変な事態を起こしたりするケースがあります。

大げさかも知れませんが、ホントにそうなんです。

わたしは、小さい頃じいちゃんから

【 段取り7分 : 仕上げ3分 】

そんな教えをもらっておりました。

責任者は、この段取りをいかに細かく気にかけてできるかが、大きな勝敗をわけます。

飲食店であれば、必ずお客さんがたくさん来るであろー晴れの日がわかっていながら、人気メニューの材料を仕入れてない!

または、繁忙期に人員確保せずいつも通りにシフトをつくっていて、中も外も大パニック!

指示が的確とは、段取りが十分にできているからいつも通りに指示がだせれることなんです。

突発的な問題でもすぐに対応できる、そんな柔軟(じゅうなん)なスタンスがたもてられている状態を作り出せるかが、重要だと思います。

指示がスムーズにだせれる!ですね。

④実は、仕事と売上はわたしが作ってきた!

評価は働く物にとってとても気にしていることだとおもいます。

また、いまの現代では当たり前となっているSNS。

たくさんの情報をたくさんの人たちに教えたい!

それが、【いいね👍️】という承認されること。

評価は今でいう承認欲求のひとつと同じです。

だれでも、いいね👍️されたらうれしいものです。

それを自分なのか、他人へのアシストいいね👍️なのか、それだけのことです。

業務のシステムや売上を実質、あなたが作ったのかもしれません。

しかし、そこには目に見えない関わった方々がいることを忘れてはいないでしょうか?

消耗品を作っている製造業のひと、それを運んでくれる物流のひと、出来上がった商品を宣伝してくれるひと。

さまざまな人たちがいろんな角度からかかわっています。

自分に評価されるいいね👍️をスタッフや業者さんのおかげだと、感謝を言えるアシストいいね👍️

この評価のスケールは、自分だけの評価だと『1』

かかわる人たちへの評価だと、『2倍』『3倍』と水面に波紋(はもん)が広がるように拡散されます。

おのずとその波紋がは、あたたかく大きくはねかえってきます。

⑤この部署ではスキルが1番ある!

以前、一緒に働いていた同僚は、技術も知識もあることから他部署の管理職になりました。

わたしも彼の経験から学ばさせてもらい、非常に感謝してました。

もともと、同期でもあることから仲はよかったので、気にはしていなかったのですが、、、

彼は、年齢に関係なくパワハラとセクハラがすごかったのです。

わたしがそのハラスメントに気が付かなかったのには、仲がよかったためです。

まわりからは、わたしの耳に入らないようにしていたようです。

なぜなら、わたしが話してその仕返しが怖いからが、原因でした。

自分の腕(技術)や知識に自信を持つことは、商品に対する完成度や信頼度の価値が大きくかわります。

ときに、その価値は、裏返ると凶器にかわるマインドとなります。

自信過剰(じしんかじょう)です。

・知らないことをバカにする!
・出来ないことをあざ笑う!
・言えないことを責め立てる!
・不快なことを気にしない!
・つらいことを見てくれない!

最悪のハダカの王様です。

自分はお前たちよりもできる人間だ!

俺の言うことに従うことが当たり前!

だから、ハラスメントのプロになりました。

ホントに気づいた時には、手の付けられない状態でした。

この状態のときには、受け入れる気持ちの入口がありません。

なので、BOSSからのトップダウン方式をとらざる終えませんでした。

ただし、本人は悪いと思っておらず、回りが悪いといいながら、辞めていきました。

ただ、それまでに、彼が原因で辞めていった若者たちに申し訳なかったとおもいます。

スキル(技術)があることは、良いことです。

ただし、人間性がとても良くなるのとはちがいます。

スキルがあるということは、何に対しても【感謝】ができるということを表すと思います。

まとめ

総じて管理職とは、神さまではありません。

たまに、役職に就いたトタンに神さまになったかのように、態度が変わる人もいます。

神さまって表現はマズイですね。

神さまが悪い代表者みたいになりますね。

王様と言い換えましょう。

王様の存在は特別です。

しかし、その側近たちが動き考えてくれ

その指示に従い、力を注いでくれる兵士や国民がいる。

その際、王様は働いてもらってる人々へ感謝を差し出す!

そこに、信頼がうまれこの国はサイコーだ、王様のために!

となることが、すべてに置いて幸せになる形となるでしょう。

ただ、王様も人間です。

気分の乗らないときもあり、体調がすぐれないときもあります。

そんなときは、無理をせず

【みんなを頼り、任せる!】

これが1番です。

自分の信じる人たちに任せる!

そうすると、5つのキラーワードから解放されます。

もしくは、キラーワードは近寄ってきません。

管理職の立ち位置は、いろんなギフトを受け取ります。

・管理する部署の責任
・預かるスタッフの責任
・資産の管理責任
・責任者のプレッシャー
・責任の対価(昇給)

まだいくつか他にもあります。

スタッフには、わからない理解してもらえないことがあります。

なので、管理職にとって大事なスキルは、

【心身ともに強くて健康である!】

まぁ、1番経営者に必要な要素と同じですね。

とくに、心を病んでしまうケースがあります。

失敗や損益減などによるプレッシャーから、絶対に負けられないだとか、失敗できないと感じる心が視野のせまくなる状態を作り出していきます。

勘違いしないでもらいたいです。

すべての責任は、経営者にあるんです!

管理職だろーが、アルバイトだろーが、役員だろーが、すべての責任は経営者(オーナー)にあるのです。

だから、社長(オーナー)のことを、最高経営責任者(CEO)と呼ばれるのです。

気負いすることなく、みんながストレスなく会社で働けるためには、責任という鎖(くさり)を外してください。

そーすれば、いま以上のパフォーマンスができます!

スタッフのがんばる姿が伝わってきます!

スタッフの笑顔と活気があふれてきます!

スタッフとの間にある壁がなくなります!

ぜひ、一生懸命にやってる管理職の方々に読んでもらい、みんなが幸せになる環境をこれからもつくっていければ幸いです。

自分が倒れる前に!
相手を倒す前に!

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