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”つい開けちゃう”イベント集客メルマガの件名7パターン

お疲れさまです!トップランナーマーケティングCEOの清水絹子です。今日のテーマはずばり、”つい開けちゃうメルマガ”です。
今、海外トップランナーへのインタビュー動画をもとにした共催セミナーを各社様と企画中なのですが、先日企画会議でこんなご質問をいただきました。「イベント告知のメルマガの開封率が上がった事例とかって何かあります?」たしかに気になりますよね。
というわけで、今日は個人的に私が開きたくなったメルマガのポイントをお伝えします!

1.企業名推し(例:OpenAI登壇!)

登壇者の所属企業が有名な場合、企業名を最初に打ち出すと良いです。特にその企業が特定の業界におけるトップランナーと認識されている場合、開封率が高まります。
以前、弊社のクライアント様のイベントでGoogleのプロダクトマーケティングマネージャーにご登壇いただき、告知用メルマガを3~4回配信されたそうです。その際、最も開封率が高かったのが「Google登壇!」から始まる件名で、CVRも高い結果となりました。

他社様の実際のメールサンプル:

https://gyazo.com/4501e0f4b65dc415caa3f2747995857c
https://gyazo.com/aa5490f382ac1b07276126010503bb35

2.登壇者推し(例:イーロン・マスク登壇!)

登壇者自身のお名前が非常に有名な場合に有効です。(「イーロン・マスク氏登壇!」が件名にあったら速攻開くと思いますが、生憎彼の謝礼は3億円以上という‥)例えば、オードリー・タン氏やホリエモンこと堀江貴文さん、池上彰さんなどですね。有名人に登壇してもらう際におすすめです。

他社様の実際のメールサンプル:
https://gyazo.com/3d63943f821d914e0f611d642dfe2ef3
https://gyazo.com/5c529dc450a893bc2e543de8e969598d

3.本など代表作の名前推し(例:『LIFE SHIFT』著者登壇!)

Amazonベストセラー著者など何か有名な作品がある方に登壇いただく際には、本や映画などの作品名を打ち出すことで、その作品に関心のある人の興味を引くことができます。
『多様性の科学』や『失敗の科学』著者のマシュー・サイド氏や『LIFE SHIFT』著者であるリンダ・グラットン氏、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のモデルとなったジョーダン・ベルフォート氏などが該当します(弊社でも企画ご支援可能です!)。

他社様の実際のメールサンプル:
https://gyazo.com/46bca0e75462d03e80560393c4488e97

4.ノウハウ推し(例:ゼロから始める共催セミナーの進め方)

特定の課題感を持つ層にアプローチしたい場合、その課題の解決方法を伝えることを訴求すると「解決の糸口が得られるかもしれない」と思ってもらえ、開封してもらえる可能性が高まります。
このパターンは1~3で挙げたようないわゆる”ブランド”推しではなく、”コンテンツの中身推し”の場合に有効です。
ノウハウ推しの際は、ターゲットを明確に定め、彼らの持つ課題感からキーワードを選定すると良いでしょう。ちなみに、今回のメールの件名も「”つい開けちゃう”件名のつけ方」とノウハウ推しにしています。以下の例はセミナー告知ではないですが、Salesforceさんからのメルマガで「営業トーク台本の作り方」となっています。非常にシンプルですが、営業初心者の方向けで自分のセールストークに課題感を持っている人は、つい開いちゃうだろうなと思いました。

他社様の実際のメールサンプル:
https://gyazo.com/72c4a793189d4278d546a23fe121cd5c
https://gyazo.com/45978e6e37b11cc98c63d5081d507e13

5.数値実績推し(例:商談獲得数30%UP!)

4のノウハウに関連しますが、具体的な数字を挿入できる場合は数値を入れた方が説得力がより増します。EC担当者向けであれば、「リピート購入率20%アップ」、人事担当者向けであれば「応募者数を3倍に!」など、各ターゲットの持つ課題に関連するキーワード×具体的な数字で訴求すると良いでしょう。

他社様の実際のメールサンプル:
https://gyazo.com/64a87f23ff6c357fefa35e1280d4cba6
https://gyazo.com/fc85956cf680f493229b00c9cb8f3ab6


6.問いかけ型(例:セミナー動画を活用しきれていますか?)

読者に疑問を投げかける、セールスコピーの本にもよく出てくる手法です。ピンポイントの内容を質問されているので、自分ごととして捉えやすくなります。また、BtoBのメルマガでは、このような形式の件名をあまり見かけないため、他社との差別化の意味でも効果的です。

他社様の実際のメールサンプル:
https://gyazo.com/3d2acb87fb3545b2e1c403afe0c62213
https://gyazo.com/6d1bc73ebd1179eeab0973033889541d


7.調査レポート推し(例:1万人の調査から分かった最新のセミナー最適解とは)

業界の調査レポートは、最新のトレンドを把握するためについ開いてしまうものです。例えば、私の場合は海外のウェビナー企業が毎年実施している調査レポートを欠かさず見ています。
少し手間と予算はかかりますが、Web調査などでデータを集めて調査レポートにまとめれば、セミナーのネタだけでなく、ホワイトペーパーやSNS、営業資料など幅広く活用することができます。


もったいないシリーズ

ここからは番外編、「もったいない」と思った、実際に届いたメルマガシリーズをご紹介します。

プリヘッダーテキストを編集していない

プリヘッダーテキストとは、メールを開く前に表示される文章のことです。

赤枠部分がプリヘッダーテキスト

このように差出人・件名に続き、メール本文内のテキストが少しだけ表示されるのですが、この文章部分は編集できます(配信メールツールによる)!編集しないと、ただメール本文のテキスト部分が表示される仕様になっています。また、表示画面の大きさに応じて、表示される文字数は変わります。つまり、受信者がメールを開く/開かないの判断材料としては、差出人・件名だけでなく、このプリヘッダーテキストも含まれるというわけです。そのため、件名には入れられなかった重要な情報をプリヘッダーテキストに入れ込むことで、受信者の目に留まり開封してもらえる可能性を高められます。
編集していない企業をチラホラ見かけるので、ぜひ配信前に編集できるかどうかを確認してみてください。(件名がすごく長い場合はほとんど表示されないです)

件名の最初が「PR:」

恐らく有料広告配信時のルールでその配信会社では表記しないといけないのだと思いますが、読者が最初に目にする2文字に入れてしまうのは非常にもったいないと感じました。なんとなく「PR」や「広告」と入っているだけでセールスされているような気分になるため、できるだけ入れない方が良いでしょう。

【無料】を打ち出す

日本のBtoBのイベントでは、よほど登壇者や会場が豪華な、クローズドなイベントでもない限り有料のものはほぼないのが現状です。そのため、無料であることは他社との差別化にはならないので使わない方が良いです。また、参加者としては有料でも、内容をどうしても知りたければお金を払って参加するはずです。

『メルマガ「〇年〇月号」』を冒頭に入れる

ものすごい量のメルマガが毎日たくさん届いているはずなので、読者にとってそのメルマガが今年の何月号であるかは全く響かないでしょう。それよりも中身で何を伝えているかをしっかり伝えるべきです。

「セミナー開催のお知らせ」や【新着セミナー】で始まる

これ結構やりがちだなパターンなのですが、よほどその企業のセミナーのファンでない限り、メールを開かないのではないかと思います。受信者の気持ちとしては「新しいセミナーを見たい」のではなく、「自分の課題を解決してくれそうな情報を得たいと思って見た結果、セミナーだったから申し込んだ(=セミナーじゃなくてホワイトペーパーでも記事でも良い)」です。セミナーのお知らせは他社もたくさん送っているため、やはり内容で訴求すべきだと思います。

ネタがない!そんな時におすすめな「海外インタビュー」

https://youtu.be/B7gy7jjQyrA

メルマガのコンテンツを作るのって結構大変ですよね。ましてやマーケティング担当のカバー領域の広さといったら‥。「今週は何を書こう‥もうネタがない!」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、「海外インタビュー」です。コンテンツ戦国時代の今、最も価値があるのはずばりネットに載っていない情報です。海外インタビューでは、グローバル企業がどのように営業マーケティング活動を行っているのか、成功・失敗事例は何か、成果を出すためにどのような改善策を打っているのかなど、具体的なお話を最前線で活躍している方に聞くことができます。日本との比較をしてみても面白いですね。私もまさに今取り組んでいるのですが(今週はSalesforceの方にイベント企画についてお伺いしたところです)、毎回非常に面白い話が聞けます。これらの情報は、どう頑張っても足で稼ぐしかありません。英語や時差の壁もあります。

私たちが提供しているサービス「グローバルインサイトコレクト」では、指定の条件に合致する海外トップランナーにインタビューできます。英語が苦手でも弊社メンバーに全て丸投げOKです。質問リストをお伝えいただくだけで、ネットにはない一次情報を得ることが可能です。内容をセミナーで使っても、ホワイトペーパー化しても、SNSやメルマガで発信しても良いですね。関心がありましたら、ぜひご相談ください。

★サービスの詳細を見る:https://japan-toprunner-marketing.com/service-spotconsulting


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