音楽の力は偉大

音楽の力って偉大で本当に人の心を動かすなって思う。俺はやることがたまりすぎるとパニックになることがある。そんなときに、音楽を聴くと心が安定するしまた頑張ろうと思う材料となる。

中３の時集団塾に通っていた。その塾は毎回模試の結果が貼り出されて、その成績を基にクラス分けされる。当然一番下のクラスで、精一杯点数を伸ばそう、上のクラスに上がろうと思えば思うほど空回りしてしまい、毎回出される課題を必死に解いてしがみついていた。そんな楽しくない生活をずっと続けているうちに、精神が壊れてしまい、何も手につかなくなってしまった。授業の時間は迫っているため課題やらないと怒られるのはわかっている。でも問題がわからないのもあって全く手が動かないのだ。動いて解けと思えば思うほど体が矛盾して、パニックになっていく。

今となれば死ぬわけではないので、さっさとあきらめて堂々と忘れたといえばよいだけなのだが、なんせ要領が悪い人間なのでそんな考えが思いつくわけもない。もうしんどくなって死のうかななんて考えも出てきたとき、ふと目の前にあったアイポッドをつけて音楽を聴くことにした。

ランダム再生で一番最初に流れた曲がミセスグリーンアップルの「Love me,Love you」という曲。すこしずつ大きくなる明るいイントロを聞いたとたん謎にものすごく涙が出てきた。一番の歌詞で「幸せって何をもって人は言うの」という歌詞にものすごく心を打たれた。そうか塾がつらい場所で行きたくないと決めていたのは自分なんだよな、、、と。「僕には無理だ」という歌詞がものすごく刺さる。最後「世界は輝きで満ちている」という歌詞で終わる。この言葉を聞いて時に「なんかできるかもな」と自信がついて塾へ向かった記憶がある。結果どうなったのかは覚えていないが、つらいときにこの曲を聴くだけで「あの辛かったときも結局乗り越えられたから大丈夫」と安心できるようになった。恋愛の曲なのだが、自分の応援歌でもあるのだ。歌手にかかわらず、人の気持ちを動かせるのはかっこいいし自分もそういう人になりたいと強く思った。

聞いたことない人は一度聞いてみてねん