見出し画像

16.1998年 3代目桂田レガシィと広告訴求

3代目桂田さんの話は10でだいぶ話してしまったのですが、今般スバルマガジンの取材で少しお話ししたのが出ていました。

https://note.com/toppicks/n/n0a9c1c16a0f8


<引用SUBARUマガジンVol42>


そういうわけでSUBARUが90年代に躍進したプロモーションの蔭には桂田さんという異才がいたことが大きかったと思っています。機能価値すなわちお客様のベネフィットを徹底して追及するその思いが市場にも伝わったのかと思います。

と書くと、機能一辺倒の技術屋のようですが、ある日のこと。

「岡田君 ワゴンの荷室にはなにを載せるか知ってるか?」
「アウトドアグッズですか?」
「違うよ。夢だよ」
いきなり、なにを言い出すのかと思いましたが、ここが機能価値と情緒価値の接点なのです。お客様が求めるのは「素敵なワゴンライフ」なのかもしれませんが、それに応えるのは機能だったりするので。でも、開発する技術屋が「夢」を載せるためにモノを創る。大事だなー。と思いました。

当時 新宿にSUBARUの本社がありましたが夜8時ごろ帰社のついでにお隣の小田急ハルクのデパ地下食品売り場に行くと20:30閉店のため、刺身とか鮮魚がタイムセールになっています。これ、めちゃ安いと思って手を伸ばすと、取り合いになるような時間なのですが、そこでなんどか桂田と取り合いをしました(笑)じゃんけんした覚えもあります(笑)

当時 役員の桂田は東京で娘さんと暮らしていましたが、この「庶民的な感覚」が好きでした。東大の航空学科を出てミシガン大学で客員教授もしていた氏ですが。。。(笑)

2013年に71歳で逝去されたことが惜しまれます。。

吉本の芸人に少し似ていたので「かい―の」やってくださいと言ったら、さすがに怒られました。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?