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ONAKAMA

ONAKAMA 2021 THE MOVIEの舞台挨拶付きの回に行ってきた。

今年の一月二月というかなりシビアな時期に行われたONAKAMAのツアーを生ではないとはいえ、映画館の音響と特別な編集でみることができて、素敵な時間だった。

当時SNSには賛否両論に溢れていて、心無い言葉もたくさんあった中で無事に終わったことにすごく安心したのを思い出した。遠征が確実だったので行かない選択をしたけれど、こうやって見ることが出来たのは嬉しかった。ブルエンのリュックを背負って、ラババンつけてお出かけできる事が幸せでならない。

行かないという選択も間違ってない。行くという選択ももちろん間違ってない。自分の人生の選択は自分でする。

このメッセージは今のご時世のライブで様々なアーティストが口にしていると思う。その中でONAKAMAの3バンドが特に響いてくるのは、赤裸々に自分たちを示してきたからだと思う。

バチバチにやり合っていた前回のONAKAMAから、5年の時を経て、大人になったと自分たちでも言っていたけれど、たしかに過去の映像をみると全く違って見える。

3バンドでかわるがわる繋いだバトンを無事3公演目の福岡まで繋げただけではなくて、こうやって全国の映画館で見ることが出来る。ここまでのバトンのリレーは簡単なものでは無い。3バンドの力とファンのONAKAMAへの信頼があってこそ。それを実感出来るイベントだった。

ある意味天変地異のような世界になって、不要不急とは何かと問う時間が増えた。自分なりにこの世界を泳いで、希望を灯し続けなければ、塞ぎ込んでしまうばかり。その中で引っ張りあげてくれるのがONAKAMAの音楽でありメッセージだ。

物理的に同じ釜のご飯を食べることは難しいご時世だけど、いじりあって褒めあえるこの関係がいつまでも続いてほしいし、定期的に3バンドでステージを作っていって欲しいなと思う。そしていつかは、間の埋まった歓声の溢れる会場で再会出来る事を祈って。

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