2022年4月のTOP5

東京は品川区西小山にある銭湯、東京浴場内の一棚本屋「フロナカ書店街」に店をかまえるTOP5BOOKS。毎月なんとなく決めたテーマに沿っておすすめの本を紹介しています。
今月のテーマは「はじめりの本」。初めて、誕生、生まれる、上京などにまつわる本を5冊集めました。
4月から新しい生活を送られている方もそうでない方もぜひどうぞ。

2022年4月のTOP5

｜初恋／大倉崇裕
ヤクザと中国マフィアが一触即発の街で、運命の出会いを果たすボクサーのレオとシャブ中のモニカ。インテリヤクザ、任侠ヤクザ、中国マフィアの三つ巴の争いと恋の行方が気になる百鬼夜行の一夜が始まります。

｜ルーザーズ～日本初の週刊青年漫画誌の誕生～①／吉本浩二
昭和40年代、子供漫画と大人漫画に分かれていた漫画誌に新しい風を吹き込んだ「漫画アクション」。編集長の文ちゃんが何か新しいことをしようと悩んだ挙句に原稿を依頼したのはのちのモンキー・パンチ。知られざるまんが道が始まります。

｜薔薇はシュラバで生まれる／笹生那実
朝ドラ「カムカムエブリバディ」で、小学生の頃のひなたが夢中になって読んでいた「ガラスの仮面」。その作者の美内すずえを始め、樹村みのり、山岸涼子といった大御所のアシスタントを務めた作者の体験記。こういう漫画はいくらでも読みたいです。

｜教室の片隅で青春がはじまる／谷口菜津子
自分は特別な人間と思いつつも、じたばたしてクラスで浮いているまりも。それと同じようにスクールカースト一軍に属する一人一人にも悩みがあって、高校生のじたばたしている姿が痛々しくもキラキラしています。

｜上京ものがたり／西原 理恵子
口ではああだこうだ理想をいうものの、何の行動にも移さない。みっともない青春は、らくちんで、あっという間で、気がついたら22歳になっていた、と振り返る作者。ひらすら身につまされます。

※売り切れ、本の入れ替えにより商品がない場合はご容赦ください。