空の青さを観に映画館へ

シネマカリテで公開してた『スピリッツ・オブ・ジ・エア』を観てきました。

「アイロボット」、「ノウイング」で知られるアレックス・プロヤスの監督デビュー作というコトで30年ぶりにレストアされての公開とのこと。

この作品はVHSで既に鑑賞済みだったのですが、DVD化されてない作品だったので綺麗な画質で今一度観たいなと切望していたところの劇場公開。行かない訳にはいきませんね。

「スピリッツ〜」、初めて知ったのはブルータスが90年代に特別に発刊した"21世紀に残したい映画100選"という企画で電撃ネットワークの南部さんが紹介していて観たのが最初。
北野武が『HANABI』で金獅子賞を獲った頃でしたかね、キタノブルーにフォーカスにあたっていた時期だったので、この作品の紹介にも色使いが言及されてたけど、
色調は全く別物だな〜とか、RAWで撮影したら色温度6000Kくらいありそうだなとか、何気に今観ると勉強にもなる作品でした。

パンフレットの中身も監督の回顧録なんかも載っててファンには嬉しい内容でした。「袋小路」のような設定を参考にしたこと、タルコフスキーやブニュエルに影響を受けていたこと、そして著名なクリエーターや評論家がコメントを寄せているのですが、辛辣なコメントもあって容赦がない。

というのも、監督のA・プロヤスはこの作品の後、ハリウッドに渡って「クロウ/飛翔伝説」や「ダークシティ」など個性的でダークな世界観の作品を作っていたのだけど(当初は...)、
近年は???な駄作を連発していたので起死回生の新作が待たれる監督の一人。

近年はオーストラリアに戻って映画制作の為のプロダクションを立ち上げたとyoutubeで発表しているので、次作はきっと過去作のような映画を撮ってくれると期待してチャンネル登録をしてしまいました。笑
ご興味ありましたら氏のyoutubeチャンネルをチェックしてみてください。
( https://www.youtube.com/channel/UCYO7h2SOZjRah8bhyOXtGH )

というわけでシドニーから東京に戻ってきて早速オーストラリアの映画を観たのでした。

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