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不快や不安、恐怖が創造のエナジーを生む

いきなりですが、私はホラーが苦手です。

なぜ自ら進んで怖がったりびっくりしたいのかが全く理解できない性質です。

その性質により、結構映画において傑作と言われるホラーやミステリーは未見のものが多いです。

そんな中で、鑑賞後観ない方がよかったと思いながら、鑑賞してから3年も経つのに
いまだに最近観た映画の中でショックを受けたと思う映画があります。


それは「ミッドサマー」です。

話の内容は以下です。

●あらすじ
家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、
大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。
美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。
しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。
妄想、トラウマ、不安、恐怖......それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
firmarksのあらすじより

ネットニュースで見たヒグチユウコさんの描いたポスターのビジュアルデザインが良くて、これは観ねばなるまいと勇み足で映画館へ。

やっぱりいい絵。


しかし、鑑賞後の感覚は最低。。
観た後なんて胸クソ悪くて、なんと気持ちの悪い映画だと思いました。
とにかく観ていて気持ちがよくないのです笑

終始、不気味なんです。。

なのに3年経っても、印象的な映画を思い出そうとすると真っ先にミッドサマーが出てくるのです。

なんで???笑

そこに対して何度も思いを巡らせると、到達した答えがあります。
それは気持ち悪さの中に存在する創造性を感じずにはいられないのだと思うのです。

見てはいけないものを見たくなったりや禁忌のようなものに触れてみたくなったり、自分の見たいと思うもの以外から受ける刺激というのは、非常に強い衝撃を持っているんだなと思います。

映画館で観てから一度も観てないのですが、色んなシーンが脳裏に残っており、なんだかそのシーン群を思い出すと「創造に対するポジティブなエナジー」が脳内で生まれるのです。

やはり自分の中で理解できないものを吸収するのも必要なことなのかなとこの体験から思うようになりました。(体験というはたまたま起こった事象ですが。)

これからも少しずつ今の自分からハミ出しながら、行動していこうと思える事象です。

読んでくださった皆様もそんなご経験があるでしょうか。(;^^)

ちなみにそんな気持ち悪さを脳内に植え付けてくれたアリ・アスター監督の最新作「Beau is Afraid」が2023年に公開されるようです。(日本での公開時期は未定)

おわり

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