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JR東日本さんは子どもに夢を与える天才なのか?

今日は息子と近所の陸橋に向かった。

息子は今猛烈に電車にハマっている。家ではユーチューブを見てもほぼ電車。おもちゃのメインはプラレール。

外に出れば電車を見に行きたいとせがむ。2才のくせに、歩いて30分もかかる陸橋までの道を正確に覚えている。違うルートを通ろうとすると「あっち!あっち!」と指をさすのだ。

息子をのせたベビーカーをたたみ、息子をだっこし陸橋の階段をのぼる。

その陸橋からはオレンジ色、黄色、青色そして特急の紫色の電車を見ることができる。息子は一つ一つ通る度に名前を呼ぶ。

そうこうしていると、頭が金髪のお父さんが推定3歳の男の子を抱えてやってきた。「チャラい…」そう思った。

そしてチャラいお父さんは電車が来る度に電車から見やすい位置に移動して全力で手を振る。子どもも一緒に手をふっている。挨拶??

よく見ると、チャラいお父さんが手をふった先の電車の運転手さん、こちらに手を振りかえしている。「パーーーンッ」という素敵な汽笛と共に。

そう、チャラいお父さんは陸橋から手を振ると電車の運転手さんが返してくれるのを知っていて、子どものために陸橋を走り回っていたのだった。とてもすてきなお父さんだ。

チャラいお父さんが去り、わたしも息子と同じことをやってみる。

「パーーーンッ」や「パンッ」など、人によって汽笛の鳴らしかたは様々だが挨拶をしてくれる。そして手を振りかえしてくれる。

体感、8割は返してくれた。太陽の光で見えなかった方もいらっしゃっただろう。

なんというサービス精神。なんと子どもに夢と希望を与える職業か。息子がペラペラ話す年頃だったら「ぼく、電車の運転手さんになりたい!」と言い出してもおかしくないレベル。

コロナで殺伐とした気持ちに、ほっこりとした暖かいものを頂いた。(走り回って足はクタクタ)

ぜひ、お子さんが電車好きの親御さん、陸橋の上から電車に向かって手を振ってみてください。(電車から見やすい位置に移動してね)それはそれはステキな体験をさせてもらえますので。

また明日陸橋にいこう。

読んで頂いてありがとうございました! 息子のリンゴジュース代にします。よろしくお願いします。