見出し画像

2024年はブルグミュラーのメモリアル!

2月13日はブルグミュラーの命日。
没後150年を迎えてもなお、その音楽は未だに私たちの心に響き続けています。
「すなおな心」「アラベスク」「貴婦人の乗馬」などピアノ初学者の憧れの曲が多く、日本ではコンクール(「ブルグミュラーコンクール」主催:東音企画)が開催されるほど人気の作曲家です。
これを機に、彼の略歴や人物像、そしてなぜ彼の作品が今なお愛されているのか、さらに関連イベントについて探ってみましょう。

ブルグミュラーってどんな人?

名前は、ヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルグミュラー(Johann Friedrich Franz Burgmüller, 1806年12月4日 - 1874年2月13日)。
略歴を、ピティナ・ピアノ曲事典からのぞいてみましょう。

ドイツのレーゲンスブルグで生まれ、26歳のときにパリに渡り、マロール・ザン・ウルポア村のボーリューで没する。本格的な作品としてはバレエ音楽「ペリ」があるが、ピアノ教育用の小品 op. 100, 105, 109で知られている。パリではサロン音楽家、教育者として活躍。ヨーロッパではブルグミュラーといえば父のヨハン・アウグスト・フランツ、もしくは弟のノルベルトを指す。日本では、ピアノ学習者のバイブル的存在 「25の練習曲 op. 100」の作曲家としてあまりに有名。長年にわたるその人気が示すとおり、op. 100は丹精で無駄のないテクニックと情感豊かな表現力を要求し、ピアノ教育史において重要な功績をはたしている。

出典:ピティナ・ピアノ曲事典

19世紀初頭のパリといえば、ショパンやリストなどが活躍していた時代。
日本ではちょうど江戸時代後期から明治時代初期にあたります。こう見ると意外と最近の作曲家ですよね。
ブルグミュラーは教育者としても優れており、学び舎やサロンで若手音楽家たちと交流することが多かったとされています。その人柄も、彼の音楽と同じように多くの人に愛されたことでしょう。

たくさんの人に愛されるブルグミュラー

彼の作品が今も愛され続ける理由はなんでしょうか?
ブルグミュラーの作品の中でも特に有名な「25の練習曲」、「18の練習曲」は、ピアノを始めたばかりの方に必要な技術を効率的に身に着けることができるだけでなく、感情豊かなメロディや表現力豊かなリズムも備えています。
大事なことを学びつつも、一番大切な「音楽の楽しさ」を実感できることが、ブルグミュラーが愛される理由の一つなのではないでしょうか。

関連イベントとブルグミュラー メモリアル・プロジェクト

ブルグミュラー没後150年を記念した様々な企画・イベントが開催される予定です。最新情報はブルグミュラーコンクール内の特設ページで確認してみてください♬


ブルグミュラーの音楽は、150年経った今でも私たちの心に新たな感動を与えてくれます。メモリアルイヤーとなる今年、関連イベントを通して、もう一度ブルグミュラーの魅力に触れ、新たな音楽の冒険を始めてみましょう!