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『なぜかあのブランドに惹かれる』の作り方。

ブランドを設計するにあたって、わかりやすいものを極めていくことも重要ですが、最近は改めて、深層心理に伝わるわかりづらいものに対して取り組んでいくことの重要性を感じます。

私は、『練りこむ』という表現がしっくりくるのですが。

練りこむことによって、着飾ったよりもなぜか惹きつけるような芯のあるブランドになっていくことに繋がると考えています。

この練りこむにあたって、『インサイトを設計する』という視点に改めてお話をしていきます。


そもそも、インサイトとは?

インサイトとは、消費者の行動や思惑、それらの背景にある意識構造を見ぬいたことによって得られる「購買意欲の核心やツボ」のことを指す。(中略)消費者の思惑や行動を洞察することで、ときには、消費者本人も意識していない心の核心部分を見抜くこともある。このことから、消費者たちの「インサイト」を発見し、それらを商品開発・販売促進し、その宣伝広告などに取り入れることで、彼らの心を動かし、「購買意欲」に繋げることができるとされている。

こちらのサイトから引用させていただくと、インサイトを整理することにより、本人の気づいていない深層心理の悩みや欲求にアプローチをかけることにつながり、購買を促すと考えています。

こういった、深層心理部分の整理を改めて、取り組むことで見えてくることで、なぜか惹きつけられるという現象を生み出すことができるのです。


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例えば、最近聞いて印象に残った事例がありました。

とあるサービスが話題になっているのですが。

結構お高い値段を払って、参加する人たちが多い講座型のサービス。

その講座の本来の趣旨があるのですが、
その本来の趣旨とは全く別の人が集まっていないそうなんですよね。

え、どんな人が集まってる???って思うじゃないですか。

このサービス自体で変わりたい人ではないのです。

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