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妊娠をきっかけに「生活クラブ」に加入した

妊娠4ヶ月を過ぎたあたりから、起床時に手が痺れるようになった。
あれよあれよとその痺れは日ごとに強さを増し、日中も痺れや痛みで生活に支障が出るようになった。整形外科を受診したところ「手根管症候群」と診断された。妊婦には一般的な疾患らしい。産後に浮腫が解消されれば治る(かも)とのことで特にできることはないようだった。

手が痛く、スーパー帰りの買い物袋を持つのが辛くなった。痛いし、重さで圧迫しているのだから病気にとってはいいことはないだろう。これがきっかけでネットスーパーや宅配サービスの利用をしようと決心した。

とりあえず、ネットで「食材、宅配、東京」で検索をして比較をした。
それぞれ特色があり料金やシステムに違いがあるが、色々調べた結果、私は「生活クラブ」を試してみることにした。もともと生活クラブの存在は知っていたけれど、近所のスーパーに比べれば野菜やお肉などはちょっとお高いので贅沢だよなと思っていた。しかし調べてみると生活クラブの価格はそれほど抜きん出て高いわけではなさそうで、生活クラブでしか買うことのできない消費財(生活クラブでは売買によって利益を得ることを目的とした「商品」ではないことから、「消費材(しょうひざい)」と呼ぶ)の豊富さは魅力的だった。オイシックスの食材を義母からいただいたことあってとても美味しかったんだけどね、やっぱりお高いのでね・・・たつやの人参、美味しかったな。

お試しのつもりで、使わなければ退会しようと気軽に入会。いまいちなら出産までにいくつかのサービスと試してみようと考えていた。しかし加入から3ヶ月、生活クラブがとっても気に入っている。

【私がよく注文する生活クラブの消費財】
・パスチャライズド ノンホモ牛乳
・おまかせ野菜セット
・季節の果物 (いちご、八朔、甘夏など)
・生乳で作ったバター
・プレーンヨーグルト

牛乳の共同購入から始まった生活クラブなだけあって、乳製品は美味しい。ノンホモにこだわりがあるわけではないけど、そうではない方の牛乳と比べてなんとなく味が好きだったのでノンホモを継続購入している。バターはそのまま舐めたいくらいめっちゃ美味しいけど有塩で塩が美味しいだけなのかとも思う。ヨーグルトも普通に美味しい。

野菜もいい。味がびっくりするほど美味しい!とかそういうんじゃないけど(私の調理の問題もあるし)、新鮮でなかなかボリュームのある野菜たちが多い。無農薬系なので毎回虫ちゃんがいるのではという恐怖と戦いながらではある。おまかせ野菜セットなので何が届くのか楽しみな一方、人参が4週連続で届いた時は流石に近所に住む実母におすそ分けした。

逆に何度か購入して買わなくなったのは鶏卵。私は卵がめちゃくちゃ好きで毎食卵を使いたいくらい好きなんだが、生活クラブの卵はなんとなく合わなかった。配達されたら卵をお湯で綺麗に洗ってあげるのは別に手間じゃないんだけど、なぜか茹で卵が何度やってもうまくできなかった。殻がちょっと硬くて茹で卵メーカーの針が刺さりにくいのと、薄皮が全然剥けない。なんでだろう。新鮮すぎるとかなんか理由があるのかしら。こだわり製法なのはわかっているので、離乳食などの時にはまたお世話になろうかなとは考えている。

肉や魚は、高いので手が出ない。美味しいのかもしれないけど今は無理だね。

生活クラブに加入して、なにより重たい食材や調味料を運んでいただけることがありがたい。配達の担当の方もとても親切で丁寧で礼儀正しい。
そして新型肺炎ウイルスの流行によって買い物もおっかなびっくりなので、ここのところはほとんど生活クラブに頼りきっている。

食材は食べてしまえばなくなるので購買への罪悪感が少なく気が楽だ。生協の理念や加入者の雰囲気等は今の所考慮せず、便利さだけにおいて継続利用したい。この先も季節の美味しい食材たちとの出会いが楽しみ。
ありがとう、生活クラブ。これからもお世話になります。


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