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スタンダードで「呪禁オーラ」を作りたい②

先日青緑カラーで作成したデッキの話をしました。
作った最初の方は運が良いのかそこそこ勝てていたんですが、中々厳しくなって来ました。
この手のクリーチャーを強化していくデッキは、「クリーチャー」「土地」「装備品とオーラ」が手札でどれかに偏ってしまうと途端に脆くなる。
勿論それは理解した上でのコンセプトだったんですが…

↓先にこのNoteをご覧下さい↓



その後色々試行錯誤してふと思いついたことがあり、
端的に言うと
「緑単でも良いんじゃないか?」
ということです。

緑単でデッキを組み直してみました。
変更したカードを解説していきます。

<無くなったカード>

上の2枚が前回作ったデッキの青いカードでした。
「奇怪な宝石」は装備コストを捻出するため、
「詮索的探求」はドローのための採用でした。
この2つが無くなるので、キーカードであった「スランの魔力鎧」は
正攻法で4マナ払って装備することになり、また緑単ではドローも見込めません。

「ジンジャーブルート」も無くしました。
奇怪な宝石を抜いたことで1ターンで装備品をたくさん付ける動きがやりにくなったので、除去されるリスクが高くなったからです。


<追加したカード>

緑の2種のオーラを投入しました。
「ブランチウッドの鎧」は森の数だけスタッツが上昇。緑単専用みたいなものですね。最低でも+3/+3になり、堅実に働いてくれます。
「獣の血筋」はシンプルに+2/+2修整。墓地から戻すことは無いでしょう。この2つの良い所はタフネスも上昇する所ですね。クリーチャー同士の戦いで相打ちを取られにくくなり、結果的にその試合の中で必要なクリーチャーの数が減ります。前回の青緑では最終的にこのタフネス問題が一番ネックになりました。


「ジンジャーブルート」の代わりに「アロエの錬金術師」を採用。
修正値は十分高いですし、トランプルもありがたい。
次のターンに計画で出すと相手は余った除去をこいつに撃つと思いますが、
そこでマナを使ってくれるなら全然OK。
青緑の方でも入れてよかったかもしれません。


青緑から緑単になってデッキの強みがどう変わったのかまとめると、
良い所
・土地事故が無くなった
・タフネスが上がり戦いやすくなった
・新しいオーラ2種類は、装備品より必要なマナが少ない

悪い所
・装備品のコストを払うことが難しくなった
・オーラが付いたクリーチャーが一度対応されると挽回することが
 難しくなった
・ドローソースが無くなり、トップ勝負になりがち

こんな所でしょうか。



試しに1枚だけ入れてみたカードもあります。
「亭主の才能」は毎ターンクリーチャー強化と、レベル2で護法1。
護法が追加できるので前回の青緑デッキの時点でも検討したんですが、
「狩人の才能」より優先されるかと言うと微妙かなと思い外していました。
オーラじゃないので「スランの魔力鎧」の助けにもなれません。
緑マナが払いやすくなったし、マナフラ受けにもなるので使ってみます。



「執念の剣」はブルームバロウで登場した装備品。
コストが滅茶苦茶重いので「奇怪な宝石」も無い中で採用するのは不安ですが、後半戦になるとマナが余ることが結構あったので1枚だけ入れてみようと思いました。先制攻撃が付くのでクリーチャー戦や接死持ちに強いです。


では実践に行ってみましょう。



<1戦目>
デッキが完成して最初の試合ですが、「毒茸の賞賛者」に装備とオーラ貼ってたら勝ちました。初手が良かっただけかもしれない。

これが
こうなる

<2試合目>
1ターン目:「毒茸の賞賛者」
2ターン目:「獣の血筋」
3ターン目:「ブランチウッドの鎧」
で勝ち。
なんてシンプルなんだ…

以降は省略しますが、また4連勝しました。


MTGアリーナって、新しく作ったデッキはしばらく初手がすごい良い内容になるのか…?
そう思うほどサクサク勝ててしまいました。【毒茸の賞賛者】が毎回手札に来てくれたのが大きい。いなかったらそこまで勝てないはず。

最初に考えた青緑のデッキより強いか?と言われてすぐにYESとは言えませんが、緑単バージョンを使っていて1つ気付いたことがあります。

<青緑バージョンの問題点>
青緑では装備品と装備サポート(奇怪な宝石)を多く採用することで
クリーチャーが除去されても粘れるようなデッキ構成にしていました。
でもこのデッキ、呪禁オーラ、ではなくて「護法装備」は、
クリーチャーが除去されにくいことが長所のデッキなので
「除去されても戦えるように」という考え方は軸がぶれているんですよね。呪禁を目指すなら潔く除去されることは捨てた方が良いのかもしれません。

確かに緑単の構成では除去を1発もらったら場に残るカードがほとんどなく、2体目のクリーチャーを強化することが困難になって負けやすいでしょう。一方で序盤の3-4ターン目までに最初のクリーチャーが育ちやすいので、押し切りやすいんです。

トーナメントレベルで本気でデッキを構築しているプレイヤーの方々も、
全部のデッキに勝とうはせずある程度は割り切っていることはあるでしょうから、今回のデッキ調整にも同じことが言えるのではないかと思いました。

頭をあまり使わないのは緑単の方です。1試合が短いのも緑単の方です。
「兄弟戦争」のカードが多いのでもしかしたら同様のデッキが当時使われていたかもしれません。(私がMTGアリーナに復帰したのはエルドレインの森なので、その辺が分からない)

青緑と青単、どちらかを削除しなければいけない話ではないので、両方使いながら楽しんでいければと思います。

・余談
このデッキ、相手に護法の計算を求める側面があります。
MTGアリーナは護法持ちのクリーチャーに呪文を撃とうとすると
「間違いないですか?」と注意文が出るのですが、これ、マナが足りない時も足りる時も表示が出て来るんです。
相手が「護法分もマナ払えるから除去しよう」と払い始めたけど溶岩拍車のブーツの護法1を忘れて何も起こらずターン終了→爆発みたいなことが割と
ありました。


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