2色剣を使いたい
MTGにある剣のメガサイクル。
マナコストや装備コスト、パワータフネスの上昇値も全て統一されており、
色に対応したプロテクションと2つの効果を持っている。
色の都合上カードの性能格差があり、
「機械兵団の進軍」で10種目の剣が登場しサイクルが完成した。
しかし、剣は続く。
「サンダー・ジャンクションの無法者:ビッグスコア」で新しい剣が登場。
それがこの「富と力の剣」。
プロテクション(インスタント・ソーサリー)という変わった能力を引っ提げて登場。戦闘では活きないが、単体除去の多くを無効化するため中々に強力だ。
3種の剣のプロテクション以外の能力はこれ。
・赤緑剣→+2/+2 攻撃が通ったら2枚衝動ドロー、土地追加でプレイ可
・青黒剣→+2/+2 攻撃が通ったら諜報2、2マナ以下のスペルを唱える
・富力剣→+2/+2 攻撃が通ったら宝物1つ生成、次のスペルをコピー
残念ながら現スタンダードでは、これらの剣は全く採用されない。本体が3マナ+装備が2マナというコストが重すぎるからだ。剣を出した時点で装備をすることは警戒されるのは当然で、除去から守る能力を得るために剣を装備したいのに、その前に除去されるという本末転倒な状況になってしまう。
剣のイラストはどれも非常にかっこいいので、是非とも使いたい。
そして作成したデッキがこちら。
デッキのキーパーツである「奇怪な宝石」。無色2マナを出せる能力は、
剣の装備コストとこれ以上ないほどマッチしている。
剣を持って頂くみなさん。
相手の除去カードを奪えるコウモリ、ブロックされない呪文踊り、
瞬速持ちのマルコムとオビラ。除去されにくい、かつ剣を持った後にブロックされにくいクリーチャーが揃っている。
1ターン目に奇怪な宝石、2ターン目にクリーチャー、3ターン目に剣を出し、宝石のマナでそのまま装備して攻撃。
相手目線では、3ターン目に「4/3で単体除去の効き辛い、しかも攻撃を通すと大きなアドバンテージを得られる」クリーチャーが出て来ることになる。
これはすごいぞ!
特に「過去と未来の剣」と「富と力の剣」を同時に装備できると最高だ。
諜報2を行って墓地にインスタントやソーサリーを落とす。
そのカードを無料で唱えると、富と力の剣の効果で2回分無料になる。
ドローや除去、ハンデスを2連続で使いアドバンテージを広げる。
諜報やドローをしている間に次の剣が引けたらどんどん装備していく。
ハンデスで全体除去を捨てさせる。
相手が対応できないクリーチャーが誕生したら投了ボタンが押されるだろう。
そう都合の良いハンドが来ることは多くないものの、決まった時の爽快感はこのデッキでしか味わえない。
余談:
富と力の剣には宝物庫フレーム版というこれまたかっこいいバージョンがあるのだが、MTGアリーナでは未実装。スタイル一覧を見ると画像データはあるのだが…残念。
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