わが家の子育て日記【寝てほしい・・】

わが娘は、夜泣きがとてもひどい。。

なかなか寝ない。。

寝てもすぐに目を覚ます。。

大人顔負けの体力でずーっと寝なくても平気だもんって感じです。

ある時期まで毎日毎日悩まされていました。

あまりに続くので、妻とこの症状について調べてみることにしました。

病気ではありませんが、俗にいう「疳（かん）の虫が強い子ども」というタイプだったみたいです。

「疳の虫とは」

乳児の異常行動を指していう俗称です。しかし、乳児に限らず、癇癪を起こす、常に苛立つ、夜泣きがひどいなどの状態が目立つ子どもも同じように表現されます。

2～3歳になっても夜泣きをしている方やあからさまに苛立ちがひどい子どもは「疳の虫」が強いタイプの子どもと言えるでしょう。

病気とも違う、この特殊な状態にストレスを抱えている方、我慢し続けている方も少なくないと思います。

「小児鍼(しゃうにはり)という選択」

インターネットや雑誌等にも紹介記事は多数ありますが、実用的な方法の一つとして、「小児鍼」をおすすめします。
聞き慣れない方もいると思いますが、マッサージ店などで行う鍼治療の子ども版になります。

「小児鍼とは」

まず、鍼灸治療というのは、鍼（はり）やお灸を使用した施術療法です。人体に多数存在する経穴（俗にいうツボと呼ばれる箇所です）に鍼を挿入したり、お灸で温めたりすることで適切な刺激をいれて改善を促します。

鍼灸治療の経験が無い方でもなんとなく治療のイメージはできると思います。年配の方がやられることが多いイメージを持たれる方が多いと思いますが、アスリートやマッサージにくる若い方でも利用される方は少なくありません。

子ども向けの鍼治療ですが、東日本の方にはなじみがない方も多くいるかもしれませんが、関西の方では意外と知られた治療法になります。

子どもの鍼治療は「小児はり」と呼ばれています。大人のようにコリをほぐしたり、痛いところを改善するためのものではありません。子どもの身体環境を整えてあげるための施術方法になります。

そのため、鍼治療とは言っても、身体に鍼を挿入するわけではありません。耳かきくらいの棒で皮膚を刺激し、自律神経を通じ、内臓や神経の健全な発達を促す施術です。自然治癒力を高め、免疫力を強化し、健全な身体作りを目的としています。

「小児はり」は、国家資格を持つ、はり師が行う小児治療です。

小児はりは、江戸時代から行われていたと言われており、関西地方で特に需要が多い施術となっています。そのため、東日本側の方にはなじみのない方も多いと思います。

「小児はりに向いている方」

子ども用鍼治療の目的は、健康的な身体を作るための全身治療です。生後1ヶ月の乳児から小学生までが治療の対象になります。

病気までいかなくても、生活に支障をきたす程に影響のある症状がでている方は、どなたでも利用してみる価値はあります。主な例をあげると・・・

①小児神経症　　②疳の虫　　③夜泣きがひどい　　④夜鷲症　　　　　　⑤食欲不振　　⑥偏食　　⑦消化不良　　⑧不眠　　⑨その他小児疾患等

このような症状に困っている方は、「小児はり」を検討してみるのも一つの手かもしれません。病院に行くほどでもないけど、いろいろな症状で困っている方には、とてもおすすめできるリスクの少ない安全な治療方法です。

「小児はりの効果について」

小児はりは、１・２回通えばすぐに完治するものではありません。マッサージのように定期的にかつ何カ月、何年と治療院に通わなければなりません。小児はりの効果は１週間程度しか持たないと考えていいと思います。

私の娘も小児はりを利用していますが、治療から１週間もせずに症状が出始めてきます。毎週通院することで、「身体が良い状態で機能すること」に慣れていきます。この「身体が良い状態で機能すること」に慣れさせることが重要なのです。鍼というドーピングで自然治癒力を強制的に高めることで、子ども自身の機能で症状を改善させる方法が小児はりの特徴です。個人差はもちろんあるので、症状改善に時間がかかる方もおられますが、自然治癒に近い形で改善する治療なので、子どもの身体の負担になりにくい上に、自分の身体で改善できるということを子どもの身体自身に覚えさせることができます。

安定した結果がでるのに時間がかかること、そして効果がはっきりと見える治療法ではないため、やってみても納得がいかないという方も口コミでは多く見られます。基本的には何カ月、何年とかけて改善する治療方法になるので、そんな長い期間待てないという方には向いていないかもしれません。

「小児はりを始めたい方は・・」

まずは、近所に小児はりができる治療院を探さなければいけません。マッサージ店や鍼灸の専門店ならどこでも行っているわけでもありません。一般社団法人 鍼灸師会という団体が各都道府県にありますので、そちらのHP等で探してみてください。そちらのHPに記載されている店舗であれば、国家資格をもった担当の方に対応してもらえます。

治療院が見つかったら、電話等で予約を入れます。

あとは来院するだけです。

治療される先生は、子どもの細かい症状から治療の仕方を検討してくれます。子どもの状態をなるべく詳細に把握し、なるべく多くの情報を提供してあげると、より正確な治療をして頂けます。

マッサージのように決まった箇所を毎回揉み解す作業をするわけではなく、体中に何百箇所とある経穴（つぼ）からポイントを見つけて作業していただくため、情報がない状態での治療では、本当に効果が必要な箇所に到達できない可能性があります。

料金の面でも、治療費としては高いものではありません。保険等も利用できないので利用のさいはご注意ください。

「実体験からの評価」

私の娘が疳の虫が強いなどの病院に行くほどの症状でもないことから、小児はりを利用することになりました。評判の良し悪しはきいていたので、不安もある中利用させてもらいましたが、改善してもらいたいところが次々と解決していくので、一回目の利用でここで続けようと思いました。先生も良い方でしたし。

疳の虫が強く、夜寝る前などなぜか興奮しすぎて寝れなかった症状も小児はりの日から、信じられないくらい寝てくれるようになりましたし、便秘にも悩んでいたのですが、はりをした日にすぐにでてくれました。

解決できる方法がみつかっただけで、娘だけでなく、親も救われます。頼れる人、相談できる人がいることで、育児という長い期間も頑張って過ごすことができています。

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