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自己肯定感(乃木坂46)

30thシングルで選抜メンバーとなった金川紗耶ちゃんと弓木奈於ちゃんの二人なんだが、やっぱ選抜となるとTVその他の露出がおおくなるんだなと実感している今日このごろです。やんちゃんは今回北海道へ先乗りして、様々なメディア出演やその再生回数の多さが話題となった日ハムでのファーストピッチと狐ダンスなど、おそらくアンダーのままだったら実現されていなかったでしょう。弓木ちゃんもこれからどんどん外仕事が増えるに違いないし。ただあの発言の危うさをスタッフがどれだけ面白がれるかにかかっていると思うけれど。(ワシはおもしろいと思うし、それが彼女の魅力の一つだと思ってる)

現在のアンダーで言えば、歌上手伊藤理々杏ちゃん、ダンスメンとして評価が高い阪口珠美ちゃんや、この間放映された乃木中で設楽統にパフォーマンスを褒められていた林瑠奈ちゃんらを始め、いつ選抜に選ばれてもおかしくないメンバーが揃っていますが、彼女らにとって正直今回選抜に選ばれた二人に対して嫉妬とか妬みとかいう感情があるのではないかと昭和時代のおっさんは思ってしまいます。

まあ全く無いとは言えないだろうけど、さまざまな乃木坂メンバーの言動から推測すると、影でみんなで悪口言いまくるとか、無視するとか、靴を隠すとか言ったようないじめ的な反応はないみたいだし、前と変わらず仲良くしているっぽい。

ではなぜそうなのかと考えたとき、これっていわゆるZ世代における「自己肯定感の低さ」ではないかと思いました。

「あの子よりわたしのほうがスゴイのに」っていう昭和のTVドラマでよく見るみたいな感情よりも、「わたしが選抜に選ばれるなんて、まだまだ」という感情を持つほうが強い気がする。たとえば選抜に選ばれた後、弓木奈於ちゃんがラジオで「わたしなんてまだまだ何もできないのに」と涙声で真剣に悩みを打ち明けていたけれど、それが彼女ら世代の本音ではないかと。
あの全面ポジティブなレイちゃんも、初選抜での活動に対して自分自信の不甲斐なさを悔い、連続で選抜に選ばれたときに「もっと他に頑張ってるメンバーがいるのに、なんでわたしなんだろう」と一晩中泣いたとブログに書いてた。あのレイちゃんがですよ。

だから他のメンバーが選抜メンバーになる事を羨むよりも、そのメンバーと一緒に喜ぶ。これは特に乃木坂で顕著な傾向の「乃木坂文化」なのかもしれないけれど、他の坂道グループを見てても皆同じような印象を受けるから、世代的な傾向なのかなと思います。あのおっとりした印象の北川悠理ちゃんでさえ「わたしは負けず嫌い」と宣言しているようにメンバーはみんな決して負けることを良しとしているわけではないけれど、その負けず嫌いな気持ちは他人に対するよりも自分に対して発動されるみたい。「あの子に勝つために、もっともっと頑張ろう」というように。

選抜、アンダーに限らず、メンバーそれぞれがそれぞれの立ち位置で頑張っているのは、ファンのみんなはよくわかっているから、例えステージの後ろの端っこで踊っていたとしても「誰も見ていないって思うかもしれないけど、あなたが頑張っているところを先輩(ファン)たちは見てる」(by 衛藤美彩さん)からね。


トップ画像はとてもかわいいさくちゃんです。彼女のパフォーマンスは自信に満ち溢れ自分なりの表現でダンスしててスバラシイんですが、トークになるとふにゃふにゃ。こういうところも彼女の自己肯定感の低さというか自分に対する自信の無さからくるのかも。「お芝居なら本当の自分が出せた」と卒業後に舞台などで活躍するさまざまなOGが語っているように、彼女はダンスで普段表に出せない本当の自分を表現しているのかもしれない。
もっともさくちゃんがまっちゅんみたくグイグイきたりすると、その魅力の薄くなってしまう気がしないでもないけど。むつかしいね。
相棒のかっきーも普段一生懸命に自信をもって行動をしているっぽく見えるけど、時々ふと見せる不安や迷いにファンは「大丈夫。オレがついてるぜー、かっきー」と思わざるを得ない。あれにはやられる。

追記)

この記事を投稿した後、矢久保美緒ちゃんが20歳になった事をブログに書いてました。小中学生時代の内向的で自己肯定感が低い自分について書いているけれど、これまた自分で書いている通りむかしと違って強くなり、バラエティでもステージでもMCでも臨機応変の対応ができる本当にアイドルしている美緒ちゃんのことをみんな応援しているから、ずっと明るく楽しく活躍してほしい。
あなたは乃木坂46の矢久保美緒で、いま謝罪ちゃんと呼んでもいいのは彼女をずっと応援し続けている作家の志茂田景樹さんだけ。

ずっと幸せでいて下さい。

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