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男よりも酒よりも、犬

二匹の愛犬の存在
最近はそれがたまらなく愛おしい
ここ2年で我が家はいろいろあり、犬の面倒を見ることができるのは私だけとなった

もちろんそれまでもご飯をあげたり散歩に連れていったりと可愛がっていたが、状況は違う

2匹とも約13歳。立派なシニア犬だ
自分の部屋の下を通ったときに犬の声が聞こえてこないと途端に不安になる

無駄吠えは良くないことなんだけど、静かだとそれはそれで心配で、急いでエレベーターのボタンを押して部屋に向かう

ドアを開けるとしっぽを元気に振りながらクゥーン!!と甘えた声で上目遣いで駆け寄る愛犬たち

ホっとする。一日の疲れが吹っ飛ぶ瞬間

愛犬たちが居るあいだは絶対に死ねない
通り魔、交通事故、病気、餅が喉につかえる…
あらゆる突然死を想定してはいかにソレらから回避するかをイメトレする日々(模範は武井壮)

犬と暮らすことになったときには母は癌に侵されていた。それでも気持ちの何処かで甘えがあった。ガンになっても元気に1年、2年…12年も生きていた。このままうまく平均寿命くらいまで、少なくとも愛犬の最期は看取ることができるかも…と

そういえば母は生前飼っていたペットの最期に立ち会う経験を一度もしていない

そっか、そうだったね

緩和ケア病棟で母から自発的に出た最後のことばが「犬の面倒を見てね」だった

しかと私が引き継ぐよ、お母さん

今は愛犬たちと過ごす何気ない日常が本当に幸せだ
自分自身、旅行は変わらず行くが最長でも2泊に留めている
ペットホテル代がかかるってこともあるが、それ以上だと犬もストレスを感じるようだ

その日の気分で呑んで帰ることも今はない
呑みに行くとしても明るい時間帯
夜だとしても仕事帰りにサイゼで一時間弱
犬が私を待っているから急いで帰ろう!と思う

いや、もしかしたら犬は「ご飯だけ用意してくれたらアンタどっか行ってくれて良いんですよ?」と思っているのかもしれない

だとしても、私は犬との時間を優先する
こんなに可愛い愛犬たちを見てあげられるのは私だけなのだから

浅くシリーズ化させてる「なんちゃって婚活記事」もそれと繋がってるかもしれない

犬が一番になってるから、いてもいなくても変わらない男(←言い方)をムリして見つけ出そうというモチベが疎かになっている

だけど、いつか犬との別れが訪れたとき、一人で受け止める自信がないからアプリに登録したってのもある

私って自分勝手

…なのかな?