オペラ鑑賞とマルチポテンシャライトとしての焦り
昨晩は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の講堂で開演されていたオペラ鑑賞へ。
やはりハリウッドが近いということもあるのでしょうか?
カリフォルニア大学ロサンゼルス校は、音楽やパフォーミングアートも結構有名なよう(その分野の専門家ではないため、肌感覚としてしか分からないのですが…)
昨年秋は、アーティストinレジデンスで滞在していた音楽家の方のコンサートに行きました。
大学のホームページを見ると、時々無料の音楽やオペラ、演劇などのイベント案内がアップされているのです。
今回のオペラは、2月か3月位に偶然目にとまり、楽しみにしていたパフォーマンスでした。
小さな劇場だったのですが、参加した会は、長年学生の才能発掘・育成に熱心に取り組まれた教授の引退講演だったようで、卒業生も駆けつけ、最後はスタンディングオベーションで閉幕。
物語の内容を完璧に理解できた訳ではないのですが、それぞれに生前、心に引っ掛かること(後悔したこと)があった死者6人が不思議なホテルに(一見ラグジェリアスで楽園のようだけれど、本当は地獄という設定)、ある日突然連れられてきて、自らを振り返り、天国に行くのか、地獄に残るのか選択を迫られるという内容でした。
やはり規模は小さくても、生の音楽、舞台芸術に触れる時間って豊かだな〜と思いました。
今回は、学生に加えて、プロ(セミプロかもしれないですが)の方も何名か出演されていて、無料で公開されているのは、財団や個人からの寄附があるから。
オペラを観ていて、目標や1つの作品の完成に向かって一心に進んでいる出演者が羨ましく、眩しくて、ちょっとヒリヒリ心が痛むような気持ちにもなりました。
同時に、自分の中の自分が、「殻を突き破って、まだ全力出してないでしょ!!」と言っているのかなとも。
私は、1つのことを追究したり、続けることが、自分の性に合わないということは受け入れています。
それでもやっぱり時々、1つの事に一心に向かっていける専門家気質の人が、とても羨ましく思うこともあるし、
まだ何もかも中途半端な自分が不甲斐なく感じることもあるんです。
まぁ、この羨望や淡い憧れ、そして、「コレが私の専門!」とハッキリ言い切れないもどかしさや焦燥感とは、まだしばらく上手に付き合っていく方法を模索する必要がありそう。
今は、輝く専門家や職人たちを見るのが普段よりも少ししんどい時期。
と言うのも、私自身、マルチポテンシャライトとして、1つの”熱中”したものを卒業し、新しい”興味”に向かって走り出したばかりだから。
私の元メンター、アレックス・バナヤン氏が以前言っていました。
「何か新しいことや、自分が本当にやりたいことを始めた時、最初は自分の中の評論家や疑心暗鬼な自分の声の方が大きく語りかけてくると。
それでも、自分の中の囁くように小さい”やりたい”という声を聴く筋トレを続けるんだ」って。
私も、今は、自分の中の囁くように小さな”新しいやりたい”の声を聴く練習を毎日する必要があるんだ、と元メンターの言葉を自分に言い聞かせています。
同時に、私のロールモデルの一人である、クリステン・スチュアートのVogueのインタビューでの言葉も、私の支え。
「今は全てが中途半端で宙ぶらりん。でも、それが今は楽しい。いずれ全部出来るって分かっているから大丈夫。」という趣旨の言葉。
そんな元メンターやロールモデルの言葉に勇気を貰って、今日も「自分」を精一杯生きていく!
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