見出し画像

環境負荷ゼロの自然にやさしい素材を商材として資源循環



放置竹林を素材としてブランディング。エコマーク商品を開発し、障害福祉サービス事業所との協業で製品化


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(52)

<株式会社山下工芸>
 大分県別府市に1975年創業(1987年設立)した店舗事業者向けの卸売業で、地域の伝統技術を活かした竹製品を中心に、木工品は、家具や食器などの日用品から置物やオブジェなどのインテリア雑貨まで、陶器は、茶碗や皿などの食器から、花瓶や置物などのインテリア雑貨まで幅広く取り扱い、ホテル・レストランやライフスタイルショップ向け商品提案や企画販売を行う。資本金1500万円、従業員20名(2021年12月)の中小企業だ。


主力製品である竹の用途拡大に、食品衛生法に適合したガラス溶剤をコーティングして天然素材商品の耐久性・撥水性を強化する加工や、超微粉竹炭粉(竹炭パウダー)を特殊塗料として器に使用。また、オーガニックな竹を使用した食品添加用の 竹炭粉(竹炭パウダー)を製品化するなど竹素材としての機能強化や新用途を提案。また、立命館アジア太平洋大学と共同でプラスティックストロー代替の「竹製ストロー」を開発し、再利用可能な竹資源の循環を推進している。

Takebitoブランド:高品質の竹工芸、竹細工などを国内外のホテル・レストラン・外食産業様向け
TAKEBITO SPORTSブランド:竹を利用しフライ・ルアー用のバンブーロットや野球バット、ゴルフ練習用クラブの開発

2005年から、放置竹林を資源として活用する「間伐材・放置竹林グリーンプロジェクト」に取り組み、プロジェクトで生まれた竹箸製品は2012年にエコマーク認定を受けた。また、2006年から社会福祉法人「太陽の家」と製品の検品作業や梱包作業を委託し、障がい者の働く機会の創出と作業品質の向上をサポートして協業を開始した。

.
★ 自社事業内アクションをSDGsに関連付けて、材料・製造・梱包・発送・使用・廃棄の各プロセスにおいて課題を明確化し、ビジネス活動の一環として環境や社会課題を解決することにつなげた。新たな業界や国境を越えたコラボレーションによる企画開発が生まれ、環境への配慮に敏感な企業や外国の企業からの共感度が高く、ビジネスの拡大につながっている。
_

◆ 間伐材・放置竹林の保護の発想を原点に、製品の出荷に関する福祉法人との協業から始まり、イノベーション素材や製品開発の過程で見えてきた社会課題を自社事業を通じて製品(リサイクル可能な製品開発、廃棄間伐材の製品化で不必要な森林の乱伐を抑制)として開発。さらに材料の調達から廃棄までのリサイクルフローの明確化や国内外への生産委託によるグリーン啓発活動でグローバルマーケットの拡大など、SDGsに沿った課題解決が事業の発展に大きく寄与している事実が見て取れる。

❤ 生産委託先は日本国内で480社以上、海外には中国を中心に5社を超えたそうで、理念に沿ったそのアイデアと実行力で益々マーケットが拡大の予感。また何か始めそうだなぁ 注目しておこう!

.

時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

.
◎株式会社山下工芸 コーポレートサイト
http://www.yamashita-kogei.com/
◎竹炭パウダー資料(間伐材・放置竹林 グリーンプロジェクト)
http://yamashita-kogei.com/pdf/top_bamboo_charcoal_20210212.pdf
◎エコマーク製品
http://www.yamashita-kogei.com/pdf/ecomark_bamboo.pdf
◎1pcs販売に付1円を環境団体へ寄付
http://www.yamashita-kogei.com/pdf/chikurin.pdf

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?